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プロファイリング研修その後~

(@執務室より)

基本的にプロファイリングはどちらが良いとかはありません。

このパターンが良いとか、
悪いとか決めることは意味がないと捉えています。

状況によって選択し、様々な視野をもって
物事を観察することが必要なのです。

みたいなことを
研修の中で伝えていました。

すると、受講者の1人が
「以前読んだ本にはこのパターンが良いと書いていました。」
「どちらが良い、悪いはあるのでは」
との質問を受けました。

「では、あなたはどう思いますか」
と聞いてみましたが、
「分かりません」
でした。

本日は判断基準が内的基準であるか外的基準であるかというお話しです。

「本で読んだから」
「権威者が言っていたから」
「誰かも同じ方法でしてたから」

など判断基準が外部にある人は外的基準が強い人です。
逆に

「私がこう思うから」
「私の中でそうしたいから」

という基準が強い人は内的基準が強い人となります。

研修で教えやすいのは外的基準が強い人が多いです(笑)

さて、今回は少し掘り下げてみます。

外的基準が極度に強い人に対して、その人の基準である
周囲の人がバラバラなことを言ったらどうなるのか。

例えば、
「水は健康に良い」
「水は健康に悪い」

この反することを周囲が言い続けると外的基準が極度に強い人はどうなるのか。

飲むのか、飲まないのか。
それとも、内的基準に転び、自分で判断するのか。

答えはどれでもありません。

なんと、亡くなってしまう可能性が一番高いのです!
基準がバラバラなので考えがまとまらないのです。

極端な話なのですが、人にとって判断基準があまりにも偏ることは、
危険な兆候
です。

研修の話で「わかりません」と答えた方は外的基準が強い傾向にありました。

「本で書いてあったこと」
意外は本人の判断基準ではないのです。

ですから、
たくさんの例を出しながら、
本人にとって「良い」と思う事例、
「悪い」と思う事例、
その状況を取り巻く状況の変化などを伝えました。

そうすると、内的基準が生まれ、最終的には
「自分で考えてみて初めて分かることもあります」

という思考になりました。

…でも内的基準が強すぎると人の言うこと聞かないからなー(笑)

あなたも今「良い」と判断している基準が、
内的か外的か。
そして、それが強すぎないか。

振り返って考えてみると、新しい発見があると思います。

P.S.

プロファイリング研修にご参加いただいた方、
ありがとうございました。

普段はあんまりしないのですが、
私も楽しかったです!

また、一緒にできると良いなと思います。

ご興味ある方はコメントなり、DMいただけるとご案内させていただきます!


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