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キューバ観光#1 観光客の消えたオールドハバナ

もうすぐキューバに到着して1ヶ月!ついにホテル生活を抜け出し、今日からアパート生活が始まります。仕事をしながらの生活の立ち上げはやっぱり大変で、仕事の合間を縫って昨日なんとかアパートに荷物を運び入れることができました。しかし、職場から30分以上歩く場所なので車が必要なのですがそれも難航。また、キューバは水道水を飲めないので浄水器を設置する必要があるのですがアパートの蛇口が太くて設置できず、とはいえ物不足のキューバで蛇口なんて見つかるのか。。なんだか悩みが尽きない日々でストレスを溜めていたら、キューバ人のおばちゃんにこの国では何かが足りないことに慣れていくZen(禅)の心が大事よ、と言われたので少しずつカルマを習得したいと思います(笑)

客引きしているけど棚に何もないお土産屋さん

なんだか前途多難なキューバ生活ではありますが、先週末、初めてオールドハバナ(旧市街)に観光に連れて行ってもらいました!私が今いる地区は旧市街とは反対の地区なので歩いていけないので、2017年2月に卒業旅行で来た際のハバナ市内観光以来の旧市街。当時は街中がクラシックカーに乗った観光客で溢れ、客引きを避けながら歩くのが大変なくらい盛り上がっていた記憶ですが、日曜の午前中にもかかわらず、がらんとしたオビスポ通り(旧市街の中心の道)にびっくり。そもそもレストランもお店もほぼ全部閉まっていて、たまーにいた客引きの人につられてお土産屋さんに入ってみたら、棚にほぼ何もなくてよくこれで客引きしたな、と笑ってしまいましたが、よくよく考えてみると悲しい状況。。

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規制緩和に期待が募る旧市街

とはいえ、旧市街はカラフルで可愛くて、歩いているだけでタイムスリップしたかのような気持ちになりますし、規制緩和で色々再開したら、ストレスの溜まった心が何よりもアートを求めているので、美術館や博物館も行きたいし国立バレエ劇場でバレエも見たい。。カピトリオ(国会議事堂。最近工事で金ピカになりました!)の中も入ってみたいし、カフェやバルで友達も作りたーい!と夢は広がるばかりです。そして、どうやら昨日からハバナや他のいくつかの都市で国営レストランが制限付きで再開したようです。11月15日の観光受け入れ再開に向けて少しずつ緩和の動きもあるようです。

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↑上のドーム部分が新しくなったカピトリオ。通りかかるクラシックカーも素敵!

外食産業のターゲット層は誰?地元民には高すぎる価格設定

お散歩しながら、あまりにも暑くてカフェも空いていないので、唯一開いていた旧市街の民営のアイス屋さんMANGOでアイスをテイクアウト。1スクープで60CUP(240円くらい)でとっても美味しかったのですが、ふと不思議に思いました。というのも、その前にキューバのウーバーイーツMANDAOでデリバリーのピザを頼んだ際に、一枚300CUP(1200円くらい)して、思ったよりも高いな!とびっくりしたことを思い出したのです。キューバ人の月給が平均100ドル(11000円くらい)であることを考えると明らかに高すぎる。これはきっと普通のキューバ人はきっとアクセスできないよなあ、と思いつつ、今は観光客はいないので外国人も少ないだろうし、これらのターゲット層はどこなのだろうと考えてしまいました。海外に家族がいる人たちは外貨を送金をしてもらっていると聞くので、一定程度の富裕層(あるいは中流階級層)が存在しているのだと思うですが、それがどのくらいの割合なのか、そしてそれにアクセスできない他の国民たちの外食事情、食事事情も気になります。

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↑テイクアウトだけやっているお店。サンドイッチやジュースを売ってました。

スペイン文化とアフリカ文化が混じる街並み

もう一つ旧市街を歩いていて感じたことは、ところどころスペイン、特にアンダルシアっぽい建築やデザインが見受けられること。有名ホテルのパティオ(中庭)でコルドバ風の噴水があったことは先日の記事にも少し書きましたが、カラフルな街並み、窓が大きく外と中が緩やかにつながる風通しの良い建築、アンダルシア風のタイルなど、全体的にスペインの空気を感じるのです。一方で、スペイン文化に欠かせないカフェやバルがあまり多く存在していないのは、今単にしまっているだけなのか、あるいはそもそもないのか、気になります。また、そしてたまにアフリカ文化の影響もちょっと見られるのも面白いなあと思います。こちらはまだまだそんなに出会えていないですが、人口の40%がアフリカ系と言われているので、色々な文化が持ち込まれているのではないかと思うので今後の発見が楽しみです!

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↑道で見つけたアフリカっぽいとっても可愛いベンチ!

観光客が少なくて少し寂しい旧市街観光でしたが、規制緩和でもっといろいろな顔を見られるのが楽しみです。早くコロナの状況が良くなりますように!

記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。