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大学生の屋久島旅行記

友人と卒業旅行で世界自然遺産である屋久島へ行ってきました。

3泊4日で、トラベルコ検索で最安値だった名鉄交通のツアー(飛行機+高速船+宿で46,000円程)を利用しました。旅の費用はツアー代、トレッキングツアー代、食費、お土産等で10万円ほど。 

目的は縄文杉トレッキングと白谷雲水峡トレッキング。
海と山に囲まれた屋久島で、自然を満喫し、人の温かさに触れることができました。

そんな屋久島旅行について、少しでも興味がある方の参考になればと、記録として残しておきたいと思います。

〜目次〜
1.概要
2.持ち物
3.旅の留意点
4.感想

【1.概要】
◆1日目
往路:02/16(金)
⚪︎飛行機 スカイマーク羽田07:20 鹿児島09:25
⚪︎バス 鹿児島空港10:45-11:37鹿児島港
▷めっけもんで地魚寿司を満喫
⚪︎高速船トッピー 往路:高速船117便 
鹿児島港13:20発→宮之浦港15:35
▷🧳観光案内センターでトレッキング情報収集
Yakushima Travel Center
▷民宿のどかチェックイン、看板猫のもろちゃんに癒される🐈
▷スーパー、ヤクデンで翌日の昼食と朝食調達
▷若大将で首折れサバの刺身、カメノテのバター焼き、たんかんジュース、トビウオの素揚げを満喫

◆2日目
⚪︎2/17(土)
▷縄文杉トレッキング(送迎付き、Veltaで事前に申し込んだツアー)
4:00集合、17:00解散
▷ヤクデンで翌日の昼食と朝食、アイスを調達
▷潮騒でトビウオの天麩羅定食首折れサバの刺身付きを満喫 

◆3日目
⚪︎2/18(日)
▷白谷雲水峡トレッキング
8:00集合、15:00解散
▷お土産を買う(タンカン、屋久島茶等)
▷潮騒で特大海老フライ定食お造り付きを満喫
▷民宿のどかでヤクデンで買ったアイス満喫。やっぱり雪見だいふくは美味しい。

◆4日目
⚪︎2/19(月)
海岸沿いをお散歩。益救神社でお参り。
10:00前にチェックアウト
⚪︎種子島・屋久島交通のバス 宮之浦港10:00〜安房港10:41
▷Aコープでトビウオの刺身を買って食す 
⚪︎復路:高速船トッピー128便 
安房港13:00発→鹿児島港 15:35
⚪︎バス 鹿児島港15:45-鹿児島空港16:45
▷大空食堂で鶏飯を食す
▷お土産屋さんで、かるかんや知覧茶、屋久杉のお香立てを買う
▷SKY Cafeで知覧茶ラテ満喫
⚪︎飛行機 復路 スカイマーク SKY308/鹿児島19:45→羽田21:25
出発時刻:19:45 到着時刻:21:25

【2.持ち物】
⚪︎リュック一つ(スカイマークは手荷物〜10kg+身の回り品)、トートバッグ一つの軽装で行ったので、最低限の荷物になるよう心がけました。(トレッキング用品はほぼツアーでレンタル)
下調べ不足だったのですが、スカイマークは預け荷物で20kgまでOKだったので、スーツケース持参もありかもしれません。
・リュック(機内持ち込み)
・トートバッグ(身の回り品)
・エコバッグ
・ナルゲンボトル(軽いボトル)1本
・健康保険証、予定表のコピー
・モバイルバッテリー
・充電器
・下着3日分
・靴下1日分(帰る日用)
・トレッキングパンツ1〜2着
・トレッキングソックス2つ
・トレッキング用Tシャツ2着
・トレッキング用インナー2着
・ポケットティッシュ
・ポケットウェットティッシュ
・常備薬
・くし
・化粧水
・化粧下地 
・ヘアゴム、ヘアピン
・リップ
・アイブロウペンシルとパウダー
・綿棒数本
・パジャマ
・ジップロック10枚(百均の)、大きめのビニール袋4枚
・手荷物検査OKの小さいハサミ
・百均のコンパクトスリッパ
・手袋
・ハンカチ
・防水腕時計
・ミニ目覚まし時計
・失くしても良い有線イヤホン

⚪︎着用
・マウンテンパーカー
・1日目と4日目に着る普段着(軽い物)
・コンパクトになるダウン

※持って行って、いらなかった物
・ビタミンゼリー、栄養ビスケットや大量のお菓子(ヤクデンで売っていた)
・汗拭きシート(冬はそんなに汗かかず、使わなかった)
・ネックウォーマーと帽子(そこまで寒くなかった)
・タオル(宿にあった)
・シャンプー、洗顔料や歯ブラシ(宿にあった)
・サンダル(使う場面がなかった)

※個人的おすすめアイテム
・モンベルのコンパクト財布
(トレッキング中、貴重品だけ持ってリュックを置いていくことがあるため、コンパクトで携帯しやすい)
・マーナのエコバッグ
(買い物時に畳みやすい、コンパクト)
・サロンパス
(連日トレッキングのため、足を回復させるのに便利)
・ジップロック
(荷物を圧縮する際等何かと使える)

【3.旅の留意点】
Q1. トレッキング用品の持参
個人的にレンタルをおすすめします。私たちが行った日はたまたま晴れていたので持参でも良かったかなと思いましたが、屋久島は雨天が多いので汚れることも考慮するとレンタルが楽かなと。
Q.2 トレッキングツアー
申し込みをおすすめします。そして泊まる場所にもよると思いますが、送迎・トレッキング用品レンタル付きが楽です。参考までに私が利用したツアーのリンクを貼っておきます。
⚪︎屋久島ツアー:¥12800
https://www.veltra.com/jp/japan/yakushima/a/165623
⚪︎白谷雲水峡ツアー:¥6800(上記ツアーとのグループ割引適用)
https://www.veltra.com/jp/japan/yakushima/a/171131?cid=mail_confirmed
→計¥19600
ガイドさんからガイドブック以上の話を聞けること。自分たちだけで行くより素敵な写真を撮ってもらえたこと。ツアーの仲間と共に長い道のりを進むことで達成感がさらに大きくなること等からもツアーに申し込んで良かったと思いました。
Q.3 お店探し
Google mapだと営業時間でも、空いていない店もある。行ってみないと分からない程でいくつかざっくりオプションを設けておくと吉。

【4.感想】
結論、本当に行って良かったです。一世紀も生きられない人生の中で太古の森を前にして、また全国から来たツアーの方や知識豊富なガイドさんに出会って、視野が広がった気がします。
東京発だったので、移動だけでほぼ1日かかり遠かったのですが、それでも、それだけの時間をかけて行く意味は十分にありました。私は旅の前に『黒と茶の幻想』という屋久島を舞台にした小説を読んだのですが、そこに「すすけた細胞がリセットされた」とあったようにこの旅で身体が浄化された気がしました。
縄文杉トレッキングでは、朝4時に宿を出て、10時間以上歩く経験をしました。ルートの三分の一ほどを占めるトロッコ道では延々と続き、悟りを開きかけましたし、早朝に凍った橋を渡る体験は正直冷や冷やしました。その一方で、道中に上を見上げるとハート型になるウィルソン株や重なって生える神秘的な三代杉、動物やメデューサに見える杉等を見て自然の壮大さを感じることができました。そして、なんといっても縄文杉に辿り着けた時の感動は忘れられません。縄文杉保護のため、周りが囲われており、見られるところから少し距離はあるのですが、樹齢数千年の迫力は苦労していく価値があるものだなと思いました。
白谷雲水峡トレッキングは、縄文杉トレッキングの4分の1ほどで、それほど時間にシビアになる必要がありませんでした。そのため、ゆっくり立ち止まって自然に浸れたのが個人的に良かったです。かつては、もののけの森と言われただけあって、まさにジブリの世界観が広がる森でした。1800種ほどある苔の三分の一が屋久島にあると言われているそうですが、様々な苔に包まれた岩や森はどこを切り取っても絵になると言っても過言ではないくらいでした。また、目的地の太鼓岩からの景色は、あたかも天国にいるかのような雄大な眺めでした。私たちが行った際は、霧が突然途切れて視界が開けたので感動もひとしおでした。やまびこができるということで、ツアーメンバーが順に挑戦して、最後にやまびこが返ってきたのも微笑ましい時間でした。あと、太鼓岩は花崗岩でできているのですが、叩くと名前通り本当に太鼓のような音がしたのも驚きでした。計画段階で、縄文杉トレッキングと被るかなと思い、白谷雲水峡はカットするか迷ったのですが、実際に行ってみて、屋久島へ行くなら訪ねるべき場所だと思いました。
旅の楽しみでもある食も想像以上でした。素揚げした飛魚は羽はパリパリお煎餅のようで身はふっくらとして、九州の甘い醤油につけると絶品でした。初めは名物だし食べてみるかという感じだったのですが、気づいたら連日食べていました。海鮮で言うと、首折れサバの刺身もおすすめです。なんとも形容し難いのですが、刺身の概念が変わる程、新鮮で甘みがあり美味しかったです。あと、食べて欲しいのはタンカン。みかんとオレンジの中間のような感じで、甘酸っぱくとてもジューシーでした。串切りすればスルッと皮が剥けるので、スーパーで買って食べるのも良いでしょう。
最後に忘れてはならないのは、現地で出会う”人”です。ガイドさんが屋久島に来る人は変人だ(おそらく褒め言葉?)と言っていましたが、会う人それぞれフレンドリーで何かしらで自分の芯を持っており、人との出会いもまた屋久島旅行の醍醐味だなと思いました。

壮大な自然のパワーを感じたい方、人とはちょっとイレギュラーな忘れられない経験をしたい方、旅先に屋久島は如何でしょうか?

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