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結婚しました!名字も変わりましたが。


去る1月某日、2年付き合った彼氏と入籍し、名字が変わりました。
これを読んでいる皆様は既にご存知かもしれませんが、私は「愛する人の名字になりたい!」などと思ったことはないので、入籍できたことはともかく名字が変わったことに対してプラスの感情は一切無いです。

「名字を変えたくない」という一連の反抗に対して、当事者である夫を含む多くの方から様々な言葉をいただきました。
思い出を残す意味で、いただいた言葉の中で特に印象に残ったものとそれに対する私の心の揺れ動きを、ここに記録しておこうと思います。

1.「名字が変わっても愛情は変わらないよ」

結婚に際し400キロ西に引っ越すことになり、住所と名字が両方変わったらまるで別人のようではないかと主張した私に彼氏(当時)がかけてくれた、大変有難い言葉。名字変わったら愛せなくなる、というケースを想定したことがなかったので、そんな当たり前のことを仰々しく言語化できる彼氏の深い愛に脱帽した。


2.「君の名字如きで何をこだわるのよ(笑)」

名字を変えたくないあまり入籍に向かって鬱になる私に勤め先の上司がかけてくれた、励ましの言葉。
彼氏の名字が日本でもトップ5にありふれた名字なのでそっちの方がこだわる意味よくわからないと思うのだが、なるほどそういうものでもないのだな!と新たな価値観に触れることができ、心がとても軽くなった。


3.「男としては戸籍を弄ばれているようでちょっと複雑ですよね…」「だよね…」

名字を変えるくらいならいっそ事実婚にしたい…という私の呟きをきっかけとした、会社の先輩たち(既婚者)の会話。
名字を変えたくないので事実婚にしてください、というのは男の戸籍を弄んでいることになるのかと知る。名字を変えたくない彼女を強制的に改姓させるのは戸籍の弄びには当たらないらしく、男の戸籍には女の戸籍とは別の重みがある、ということをこの時初めて知った。本当に知らなかったので、自分の知識の浅さを恥じた。本当に全然知りませんでした。

4.「愛する人の名字になりたいっていう気持ちはないの?」

仕事関係の人から言われた、素直な疑問の言葉。そういえば彼氏がそういう気持ちになってくれたことないなあ!と思った。この言葉をかけてくれた人は結婚歴が2回あったが名字が変わったことはなさそうだったので、愛する人の名字になりたいタイプではないようだった。私も同じタイプです!
この質問結構されたけど、夫も同じくらいこの質問されてるんだろうなー!と思っている。されたことある?

5.「これで安心して嫁に来れるな?」

私が名字を変えたくないと主張していたことを人づてに聞き、これはまずいと私を説得しに来た彼氏の祖母から受けた愛の念押し。相手の家族に対して不安があるから私が嫁に行くことを決断できていない、という解釈がなされていたらしく、我が家は素晴らしいということがわかってくれたと思うからもう安心したよね?の意と思われる。ちなみにこの場に彼氏はおらず、そういうことにしておくほかなかった(黙って笑顔を返した)。今もそういうことになっている。本当にそういうことなのかもね。


6.「俺の名字でいい?」

婚姻届の姓を選ぶ欄をずっと空欄にしていたので、入籍直前に夫が申し訳なさそうに確認してきた。良いわけないだろ…と思いつつ、この時点では最早どうすることもできず黙して入籍。「戸籍を弄ばれている」という感覚を身を以て実感。たしかに嫌ですね!
ちなみに私は最後まで「私の名字でいい?」とは聞けなかった。相手を自分の名字に強制的に改姓させるビジョンが見通せなかった。見通し不足。自分の名字が変わる未来を想定しない強さを持ってる人は、ほんとにほんとにすごいなあ!入籍して彼氏から夫に変わった彼を、改めて深く尊敬できた出来事。



他にも色々あったのですが、大まかに流れを振り返れたので一旦満足しました。どれもステキな思い出ですね。心の宝箱にしまっておきます。
今回の入籍に際しお祝いの言葉をかけていただいた皆様、本当にありがとうございます。(言葉のみならずお祝いの品をくださった皆様も、またさらにありがとうございました。)
愛する人と共に生きることは大変素晴らしいことだと予想します。まずは愛する夫と楽しい日々を送れればと、心から願っております。愛って素晴らしいものだから。
初夏の頃結婚式も執り行いますので、ご都合つく方は是非ご参加くださいませ。一点の曇りもない晴れやかな門出の日として、若い2人を祝福していただければ幸いです。

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