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オススメ百合マンガ・ラノベ6選

どうも、ゆこまです
最近『三角形の壊し方』という素晴らしい百合作品に出会ったので、これは布教しなければという思いで今回筆を取りました。
ついでにほかの百合系おススメ作品についても紹介していこうと思います。


1.『三角形の壊し方』

こちらは今回このnoteを書くきっかけになった作品です
あらすじとしては、中学時代にひそかに思いを寄せ合う3人、そのうち2人が付き合うことになるも突如として、恋人が失踪。舞台は7年後に移り、大学生となった登場人物たちの前に、失踪した時と変わらない姿の恋人が現れて…といった感じです。

7年の時を過ごした主人公たちと時が止まってしまったヒロインのなんとも言えない空気感が非常に繊細に描かれていて、微妙な心情の変化を描いていくタイプの作品が好きな人はハマると思います。
本作品はピッコマでもある程度読むことができるので、興味持った方はそちらで無料公開分を読んでみてください!
※電子書籍版には書き下ろしエピソードが入っているので、買うならそっちがおススメです。

あと同じ作者さんが書いている『ファインダー越しのあの子』は2巻完結の短編作品となっていてサクッと読める上に『三角形の壊し方』同様、繊細な感情の変化をしっかりと描き切っている作品になっているので、こちらから入ってみるのもいいかもしれません。

2.『やがて君になる』(全8巻完結)

こちらはアニメ化もしている有名作品ですね!
僕もめっちゃ好きな作品でおそらく10回以上読み返しているんじゃないかと思います。

あらすじ

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。 そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。 燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。 「私、君のこと好きになりそう」

こちらも侑と燈子の関係性・心情の変化がしっかりと描かれた作品になります。個人的には百合とか関係なく色んな人に読んでもらいたい作品です。
少し話はそれますが、CMでやってた「好きを知らない少女が出会う恋物語」って宣伝文句かなり好きですw

3.『雨夜の月』

こちらはもっと有名になっても良いと個人的に思っている作品です
百合作品ではありますが、「聴覚障害」という扱いの難しいテーマを扱う作品でもあるため、めっちゃ百合要素が濃いわけではないですが、色々考えさせられる作品になっています。

あらすじ

2人の少女の、目には見えないもの、かけがえのないこと。

金田一咲希は高校入学直前のある日、
ピアノレッスンに向かう途中で
見知らぬ同世代の少女とぶつかり手を擦りむくが、
相手から無言のまま真っすぐに見つめられた後、
落とした楽譜を丁寧に拾われ絆創膏をもらう。
咲希は印象的だったその少女とクラスメイトとして再会し、
名前が及川奏音、そして耳が不自由だと知る。
学校では障害を理由に周囲と距離を置く奏音に、
淋しさを覚えた咲希はどうにか分かり合おうとし、
そんな彼女の姿に奏音の態度も次第に変わっていき…。

この作品の作者さんである「くずしろ」先生は『雨夜の月』のような重めなテーマの作品からコミカルなもの、王道ものまで幅広く書いてる作家さんで、どれも面白いので『雨夜の月』を読んでよかったと思った人は他の作品も是非読んでみてください
個人的には『永世乙女の戦い方』(将棋マンガ)とかおススメです。

4.『きたない君がいちばんかわいい』(全5巻完結)

紹介するか非常に迷った作品ではあるのですが、刺さる人には刺さる作品だと思うので紹介します。(6選という中途半端な数字になった理由)
歪んだ共依存関係となっている2人を描いた作品です。
イラストのかわいらしさに反してかなり過激(汚さ、精神的苦痛など)な表現が多く含まれるため万人に勧められる作品ではないですが、そこらへんが大丈夫な人にはぜひ読んで欲しい作品です。

あらすじ

瀬崎愛吏と花邑ひなこ。クラスではグループもカーストも違う彼女たちには、人には言えない秘密がある。放課後に化学実験室で行われる、目を塞ぎたくなるような情事。それは、愛と打算と性癖に満ち溢れた二人だけの儀式だった…

5.『安達としまむら』

ここからはラノベになります。
まずはアニメ化もした有名タイトルからの紹介です。
この作品はタイトル通り、安達としまむらという二人の女子高生の視点から描写される一人称の青春百合小説となっていて、かなりゆったりとした雰囲気で物語が進行していきます。
大きなイベントが起こるわけでもなく、たわいもない日常を二人の視点から描いていくことになるのですが、作者の独特の言い回しや丁寧な心理描写によって、どんどんとこの世界に引き込まれていく不思議な作品です。
ちなみにそろそろ(おそらく次巻)で完結となります。

あらすじ

体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。ただ,しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。日常を過ごす、女子高生な私としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。

6.『週に一度クラスメイトを買う話 ~ふたりの時間、言い訳の五千円~』

こちらは「このライトノベルがすごい! 2024」でもTOP10入りしていた作品になります。
シチュエーションは若干特殊ですが、二人の関係性が徐々に深まっていく王道の百合作品です。
一人称視点でお互いの心情が交互に語られていくような構成になっていて、だんだんと深みにハマっていく二人の様子をを神視点でニヤニヤしながら眺めていられる非常に素晴らしい作品です。

あらすじ

気まぐれな女子高生の日常は、少しずつ変化していく。

 彼女――宮城は変だ。週に一回五千円で、私に命令する権利を買う。一緒にゲームしたり、お菓子を食べさせたり、気分次第で危ない命令も時々。秘密を共有し始めてもう半年経つけれど、彼女は「私たちは友達じゃない」なんて言う。ねぇ宮城、これが友情でないのなら、私たちはどういう関係なの?
 あの人――仙台さんでなければいけない理由は、今も別にない。私のふとした思い付きに彼女が乗った、ただそれだけ。だから私は、どんな命令も拒まない彼女を今日も試す。……次の春、もし別のクラスになったとしても彼女はこの関係を続けてくれるだろうか。今は、それがちょっとだけ気がかりだ。

ということで今回は百合作品の紹介でした。
個人的には百合とか関係なく楽しめる作品も多いと思っているので、百合好きな人もそうでない人も一度手に取ってみてもらえると嬉しいです。

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