棚からぼたもち。

意味 思いがけない幸運にあうということ。

棚からぼたもち。

意味 思いがけない幸運にあうということ。

最近の記事

  • 固定された記事

私というひと。

「私はこんな人。」 そう誰かに言えるほど私は私のことを知りません。 よく私の周りにいる人に「私ってどんな人?」、「どんなふうに見えてる?」、「私ってこうかな?」と聞いています。そのくらい、私は私がどんな人なのか分かっていません。 だから、ここには今の私を綴りたいと思います。 まず、私は近くにファミレスもない、街灯も少ない自然に囲まれた九州の田舎で生まれ育ちました。その町で18年、東京に出て2年、今年で20歳になります。 好きな食べものは明太子おにぎりで、好きな色は黄色。

    • 一目惚れの先はね、自分で築くの。

      「ドナルドがね、グワグワグワって言ってるドナルドがね好きなの。」 グワグワグワと電話越しで何度も言っている彼が可愛すぎて、何度も1人で悶えてた。大学で見た姿とは違って本当に本当に可愛らしい人で子犬みたいな人だった。彼の話し方が癖になりそう、と思った。 意外とアウトドアで、でもちょっとめんどくさがり屋で、雨が嫌い。LINEはあまり上手ではないけれど、電話はよくする。姉が2人いる。ゲーム、食べること、子どもが好き。サッカー、バレー、陸上をやっていた。誕生日は11月4日。 初

      • この一目惚れに先はないのか

        2年の前期、毎週水曜の2限にある経済学の授業で初めて見かけた。 淡々と話す教授とスマホか睡魔と戦っている学生の中で、1人黙々とノートを取っていた彼に一目惚れのようなものをした。 シンプルな白いTシャツとジーンズがよく似合う人だった。 彼を見かけてから、毎週の経済学で探していたけれど全然見当たらなくて。次に見かけたのは数ヶ月後の別の授業だった。 私の学部はほとんどが必修の授業なので時間割を好きなように作ることはできない。みんな大体同じような時間割になるから、たまにしか見

        • 拙い言葉ではあるけれど、

          私が持っている言葉は、私がこれまで触れてきた言葉によって作られていると思う。誰かが私にくれた言葉がいつの間にか自分の言葉になると考えると、私の言葉も誰かの言葉になっているのではと思い、言葉をもっと大切にしようとなる。好きだな、いいな、と思ったことは一つも取りこぼしなくすぐにその想いを相手に伝えたいし、反対に間違っていることはなるべく優しく伝えたい。もっと上手に綺麗に言葉を連ねられたらどれだけ素敵な人になれるだろうかと思うけれど、拙い言葉でもまっすぐに伝えようと努めているところ

        • 固定された記事

        私というひと。

          最高密度の春だった。

          春がこんなにも美しい季節なんて知らなかったし、愛おしさを抱くなんて思ってもいなかった。どの日々も幸せだったが、特に記憶に残った夜の話をしたい。 その夜は帰省の最終日で、数日前に「最後に会おう」と友人が連絡をくれたので最終日の前夜、数人で集まることになった。まさかの早くに帰省を終えた友人がまた地元に帰ってきていて予想以上に盛り上がった。「明日暇だ」という話から次の日(今日)も会う約束をして夜中の3時に解散した。 家に戻って、昼ごろから集まるだろうと思っていたのでゆっくり寝る

          最高密度の春だった。

          蕾を摘む

          一つ、恋を終わらせた。 恋とは呼べないくらいの短い期間だったが、それでも常に愛おしく想っていたと思う。 カメラロールを遡っていたら、彼が友人とじゃんけんをしている動画が残っていてそこに映る彼の笑顔がすごくすごく輝いていた。彼が顔を赤くして目を細めて笑っている姿が大好きで、みんなで笑っていても自然と彼に目が行く。地元のことが大好きで、仲間を大切にしていて、中心になって何かをする人ではないけれど、みんなから愛されている所も好きだった。 この人の魅力を私だけが気づいていればいい

          ずっとこのままで

          街灯が少なくて、周りは山か畑しかなくて、ファミレスも24時間営業のコンビニもない。上京するまではこんな町がすごくすごくつまらなくて嫌いだった。だけど今はそんな何もないところが大好きになっている。 帰省する度に地元の誰かしらと週2ぐらいのペースで会うが、いつも町内を散歩し、閉店ギリギリのコンビニに駆け込んでありったけの酒とおつまみを買って暗い公園のテーブルか文化センターにある小さなステージの上であぐらをかきながらかつての私たちの話をして盛り上がる。あの時は異性と話したら負けと

          ずっとこのままで

          2023。

          あと少しで2023年が終わりますね。 19-20歳を過ごしたこの年は、結構いい年だったと思います。 すれ違ってしまった親友と仲直りができたし、 地元の友達とお酒を飲んで夜に町内を逃げ回ったり、 単位のためにできない逆立ちを頑張ったり、、、 人とも自分とも向き合い、たくさん笑って、たくさん話して、たくさん動いた、本来の私を取り戻せた1年でした。 そんな素敵だった2023年ですが、やり残したことがあります。 一つ目、バンジージャンプ。 20歳という記念すべき成人の年に思い