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#134 【出産レポ】ようこそ世界へ

ついに産まれました!

2938gの男の子。
母子ともに元気です。

時間を追って経過を残しておこう。

✳︎✳︎✳︎

予定日超過5日目。

午前中の健診で
「ちょっと進んだけどまだかなぁ」
「週末くらいかねー」
と言われて帰宅。

内診グリグリの刺激からか
午後は少しお腹張り気味。

夕食後、張る頻度が高くなった気がして
陣痛カウントしてみると、7〜8分おき。

あらま。これが。

とりあえず1時間ほど待って
その状態が続くことを確認して、
産院に電話をする。

「ごはんは食べましたか?」
「はい」
「心配だったらすぐ来てもらってもいいし、
 余裕があるようだったらシャワーしたり
 もう少し様子見てから来てもらってもいいし
 こちらはいつでも大丈夫ですからね」
「じゃ、シャワー浴びてから行きます」

ということで、シャワーを浴びて
簡単に部屋の片付けとゴミ捨てを済ませて
登録していた陣痛タクシーを呼ぶ。

まとめてあった入院バッグを持って
夫とともに産院へ。

時刻は23時すぎだった。


夜勤の助産師さんが案内してくれる。

まずはお腹の張りと胎動チェックを確か1〜2時間。
その間、夫は待ち合いで親・親戚に連絡。

(どうでもいいけど、胎児心拍の音がずっと
 「デテクル、デテクル、デテクル…」に聞こえてた)

陣痛が来ているということで、入院決定。

この産院は、入院時の個室と分娩室のみなので
まずは個室で陣痛が強くなるまで過ごすことに。

ベッドはもちろん1つ。
人間は2人。

仕方ないのでシェアして使う。

私が陣痛に苦しむ横で、
長丁場に備えて睡眠をとる夫。

思い返すとなかなかシュール。笑


5時くらいだろうか、だんだん陣痛が強くなる。

最初のほうは、指導された通りに深呼吸をして
自分でも「よしよし、上手く流せてるぞ」と
思う余裕があったのが、だんだん
いきまずにいられないほど強い痛みになる。

尿が出てしまう気がしてトイレに駆け込みながら耐えた。

夫に「どうやって痛みを流せば良いのか分からない、
深呼吸じゃ無理〜!」と言って困らせたり、
「もっと痛くなったときに、さすってくれる手を
振り解くかもしれない、ゴメン」と先に謝ったりした。

そうこうするうちに助産師さんが様子見に来てくれて
痛みが強くなってきたことを相談する。

「7時になったら分娩室に行こうか」
「8時半には先生が来るから、内診してから
 分娩になる感じかな」

今すぐ次のステップに行けないことに
ショックを受けていると、途中に陣痛。

苦しむ私の様子をみた助産師さん、
思った以上に進みが早いと感じたようで
「今すぐ分娩室行こうか、先に内診しよう」となる。


ふたたび機械をつけて
陣痛の強さと胎児心拍を確認。

このとき内診で子宮口をみてもらったけど
どうだったか忘れた。。

あと、途中どこかで分娩用のガウンに着替えたけど
これもいつだったか忘れた。。最初の方かな。。

とにかく、位置は十分降りてきていて
子宮口もほぼ全開。

投薬に備え、点滴を装着して、
いよいよ分娩です。


このころちょうど8時ごろ。

「午前中には産まれそうだね〜」言いながら
夜勤の助産師さんが日勤の方に交代していく。

優しく案内してくれた夜勤さんがいなくなって
心細さを感じるも、先が見えて少しほっとする。

よし、あと少し、がんばろう。


それまで「いきまないで」だったのは
「痛みの波に合わせていきんで」になり、
言われるがままに何度かいきんでいると
髪の毛が見えてきたらしい!やった!

分娩台が最終形態の出産モードにチェンジ。

全体に高さが上がり、
お尻側が上がり、頭側は少し下がる。

赤ちゃんの処置グッズも周りにスタンバイ。

椅子に座っていた夫も立ち上がり。

いよいよ最終段階のいきみ!!!


…。

…のはずが、待てど暮らせど終わらない。


助産師さんが陣痛に合わせて
赤ちゃんをちょっとずつ回している。

そして、回し終わって向きを整えても
なんか引っかかって出てこないらしい。

「もうちょっと頑張って!」
「痛みがきたら大きく息を吸って、
 そのままいきんで!」
「声出さないで!」「息しないで!」
「ながーくキープして!!」
「お腹ぐっとへこませて!!」
「息吸ってもう一回押してーー!!!」

これを何時間やってたんだろう。。

「コレちゃんと進んでます??」
と途中で聞いたほど。。


いきみたくなるのを深呼吸して流すのは
ピラティスとかトイレで大きい方をするときに
密かにイメトレしていた。

でも、息止めて思いっきりいきむ練習なんて
全くもってしてないぜ。

難しいなぁと思いながら、次こそ!とがんばる。

が、やっぱり出てこない。


私も力みまくってしんどくなってきた。

でも私がいきむのを止めたら
永遠に出てこれないので
止めるわけにはいかない。

一回休み、とかも無い。

しんどい。


陣痛の間隔が短くなりきらないので
促進剤が追加される。

さらに鼻に酸素チューブを装着。

どう声をかけていいか分からず黙っていた夫も
痺れを切らして「頑張れ!いけるいける!」と
途中から声をかけ始めてくれた。

ずっと開いた状態で足もダルくなったので
途中姿勢を変えたりもしながら、うんうんいきむ。

でもやっぱり出てこない。

しんどい。


満を辞して、午前の外来を終えた先生が登場。

助産師さんより力強く赤ちゃんをゴニョゴニョ動かす。
(それはそれで痛い)

どうやら回旋異常を起こしてる、と
助産師さんと話している。

数回トライしたあと、私の疲れも見てとって、
「吸引にしますね」と決断。

そして。

吸引に切り替えて2回目のいきみで、
赤子爆誕!!!!

やったーーー!出たーーー!!

すぐに泣いてくれて、ホッ。

午前中には…のつもりが、
12時51分でした。

いやー 疲れた。

✳︎✳︎✳︎

出てきた後は、処置される赤ちゃんを見ながらなので
胎盤を出そうが縫われようが気持ちは明るい。

(翌日、産後ってこんなにあちこち痛いのかと
 思うことになるけれど)

2時間ほどそのまま様子を見て、
子宮の収縮や出血の止まり具合に問題なかったので
ガウンを交換して個室へ。

部屋には昼ごはんとおやつが到着していて
少しつまむ。

コロナで立ち会いのみ許されている夫は
1時間後には帰るよう言われ、ちとかわいそう。

今後のことを色々と確認・打合せてから、夫は帰宅。

私は、あちこち連絡したあと寝たのかな、たぶん。
あまり覚えてない。

そんな出産当日でした。

その後の話はまた改めて書きます。


とにかく、無事に産まれて良かった。

赤ちゃん、ようこそ世界へ。
きっと楽しいよ。

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