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産婆の須江孝子さんを訪ねて

妻の師である産婆の須江孝子さんと約3年ぶりの再会でした。

須江さんは組織には属さずに様々な圧力をものともせず、一匹狼で自宅出産を希望するお母さんの願いを叶えるため北海道から沖縄まで日本全国を駆け回っていた産婆さんです。

3年前、須江さんは奄美でのお産での待機中、早朝に「あなたを後継者にしなさいってお告げがあったのよ」と妻を訪ねて来られました。

妻は最初びっくりしていたものの自分の使命を少しずつ悟り、それから須江さんの背中を追い求め今に至ります。

須江さんは体調のこともあり、現在はお産のお仕事は受けておらずご実家でゆっくりと過ごされています。お会いするタイミングなどいろんな心配があったものの、この日は僕たちを元気な姿で迎えてくださいました。

あっけらかんと冗談を言ったり、それでいて一本気な東北女性らしい須江さん。本当に貴重な2時間はあっという間に感じられました。

「お産を希望するお母さんのために助産師免許があるんだからそれに応えるだけ。それに使わないでいつ使うのよ?シンプルでしょ。」

日本の助産師は医療介入のお産しか知らない人も多く、また、それ以外が危険だとする無知が、医療の不安煽りで定着してしまっています。

職能団体の規約に縛られすぎて、「お産そのものを助ける」本来の仕事から離れている助産師も多い現状です。

20年間自宅でのお産に関わり一度も大きな事故もなく赤ちゃんの誕生を助けてきた須江さん。彼女の背中が全てを物語っているように僕は思います。

違いは自然栽培と同じように自然本来のリズムとの関わり方ではないでしょうか。

いつまでもお元気で。本当にありがとうございました。僕は僕であなたの意思を継いでいきます。

https://youtu.be/XHCrzSakSrk


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