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三河旅とバスケ観戦(2023.12.3)①

もともといろんなまちを知ることが好きなわたしですが、今シーズンのプロバスケBリーグを観ているにつれて、愛知県刈谷市をホームタウンとするチーム「シーホース三河」を次第に応援するように…。
これはまだ行ったことがない愛知に行かなければ!と、バスケ観戦とあわせて愛知の色んなまちを楽しむようになりました。
長くなるので少しずつ…

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はじめに・・・
これは観戦の細かい試合内容や感想に関してということではなく、バスケ観戦があるからこそ楽しめているそのまちのこと、散策の記録です。

初めての愛知県。始発の新幹線にのり、豊橋へ。
土曜日は毎回夜勤明けで家で中継をみて、そのまま夜中まで寝て支度をするというイレギュラーな生活になるが、どのエリアから行ってみようか、アリーナに着いたら何から食べようかということばかり考えて、そんなに寝た気はしない。
前日の琉球戦GAME1の余韻がありつつも、今回初三河で行きたいところを詰め込みすぎたため、新幹線では大体の予定を考えていた。


豊橋駅に8時前につき、まずは喫茶店のモーニングだ。
愛知といえばモーニング文化というイメージがあるが、豊橋出身の友人におすすめされたお店の情報を事前に地図でみていると、多くの喫茶店が朝7時くらいにはオープンしていて、比較的朝のオープンがゆっくりに感じる東京に今住んでいるものとしては、結構驚いた。
さらにドリンク代でレギュラーモーニングが楽しめるとは。グレードアップしたメニューでも、プラス100円〜200円ほど。噂には聞いていたけど、これは羨ましい限り…。

日曜日に空いているお店は少なかったが、場所と時間的に、この時いけたのは「ヒグラシ珈琲」。
豊橋駅からは歩いて15分ほどでいけるが、駅から路面電車も走っており、喫茶店近くの電停まで乗車。高校まで鹿児島、大学では熊本に住んでいたこともあり、路面電車は自分にとってはとても馴染みがあり、路面電車が走っているまちというだけで、なんだか落ち着いた。
ちょうど私が乗った電車は、ブラックサンダーのラッピングに「三遠ネオフェニックスを応援しています!!」の文字が書かれていた。ブラックサンダーは豊橋銘菓だったのかと知ると同時に、いつか豊橋での三河ダービーもいけたらな…とアツい思いも沸々と…。


可愛いフォントで「ヒグラシ珈琲」とかかれた看板や駐車場マークを目印に建物まで歩き、中に入ると、最初見えるカウンターは満席。このまちの人たちなんだろうなとすぐに感じた。テーブル席は空いていて、4人がけの席に案内していただく。


このお店は、オムライス、オムレツが人気みたい。
メニューにあったプリンにも惹かれたが、今回はモーニングを食べるんだという強い気持ちがあったため、ブレずにレギュラーモーニングを注文。
ホットコーヒーと一緒にトースト、卵、切られたオレンジがついてきた。

ヒグラシ珈琲のレギュラーモーニング、
ジャムかあんこか選べる。

本を読んだり、お店の素敵な椅子や食器などを眺めながらゆっくりしていると、常連のお客さんたちの賑やかな喋り声が耳に入ってくる。
「ケンさん」というフレーズがやたら聞こえてきた。
話の細かい文脈まではわからなかったが、そにいた人たちの誰かに、クレイジーケンバンドの横山剣さんの知り合いがいるようだ。
豊橋には、よくライブできているそう。クレイジーケンバンドに関係している人が豊橋にいて、ファンも多いのかな?という感じだった。

そんな楽しい会話の途中で、1人の常連さんが帰ろうとする。すると出入り口近くのテーブル席に座っている3人の若者に声をかけていた。
話の雰囲気的には、どうやら若者たちはこのまちの人ではないようで、前日遅くまでこの辺りで呑んでおり、その飲みの席でこの辺りの人たちと一悶着あったようだ。
ヒグラシの常連さんはその現場にいた人なのか、止めに入った人なのかわからないが、「昨日は色々と迷惑をかけたね。」「このまちのこと嫌いにならないでね、いい人たちはたくさんいるから。」というような声かけをしている。
すると若者たちは「このまち好きです。またきます。」と行って、朝からオムライスを頬張っていた。

色々あれど、この辺りを歩いて、朝から賑わうこの空間に入れただけでも、この若者の返答は信じられる気がした。私ももうすぐこのまちのことが好きになりそうな時だったからかもしれない。
ほっこりした光景をみてそんなことを考えていたらモーニング完食。
店を出ると扉の横には、入る時には気づかなかったクレイジーケンバンドのライブ告知ポスターあった。


このヒグラシ珈琲は「水上ビル」という場所にある。豊橋出身の友人に、豊橋ではこの「水上ビル」に行ってほしいと勧められた。
駅前に流れる約農業用水路を、約800m暗渠化した上に、戦後立てられた、「水上ビル」。
1階部分は商店街としてお店が立ち並び、老舗のお店だけでなく、新しいカフェやセレクトショップが立ち並ぶ。ゆっくり歩いているだけで面白い場所。喫茶店で朝食を食べたから1時間くらいしか立っていないが、今回は次の目的も入れ込んだため、ここは明日行こうと思い、豊橋を出る。

喫茶店の話だけで長くなってしまったので、今回はここまでです。

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