見出し画像

人間ぎらいのマーケティング 人と会わずに稼ぐ方法 著・林直人 読書感想文

この本はインスタで見つけました。
こういうビジネス書やハウツー本は元々好きではありませんが、私自身があまり人と会うのが好きではなく、在宅業16年目というテレワークのベテランであることから、「同じ匂いがする…」と題名に惹かれて読み始めました。

著者は、ネット家庭教師業を仕事としています。人が顔を合わせて行う通常の営業方式は使わずに事業を展開し、それで得た経験や実績をもとに持論を展開しています。
「引きこもり」の特性から、ビジネスにおけるその良さをあぶり出す内容が面白くて、前半はところどころで小さく吹き出しながら読んでいました。

後半にさしかかると、人と会わなくても事業を展開するにはある程度、いや、それ以上のエネルギーを持って仕事に取り組まなくてはならないことがわかります。体力は無くても胆力はやはり必要。あと、教養と空気を読まないスタンス。結局、それって体力いるやんな、と思ったのですが、この本を既に読まれた方はいかがでしょうか。

作成したWebサイトにはYou Tube動画が必須…みたいなことを書かれているあたりでもう私は面倒くさいなーと思ってしまいました。真正怠け者。だから、在宅ワークだけでは儲かりきらず、たまに外へ仕事に行くのかもしれません。

ただ、それは私には必要なことで。
そうでもしていないと新しめのコピー機やTeamsの使い方も知らなかったでしょうし。
同じ人間嫌いでもエネルギーの分散方法が違うのだなと思いました。
共通点としては、あまり人が目をつけていないところを重視しているあたりでしょうか。
その他はエネルギーの差をかなり感じました。虚弱さをアピールして始まった本でしたが、私からすると明らかに精神的マッチョ。
私は自分のことを「気は強いが体は弱い」人間だと思っていましたが、何だかもっとか弱い存在に思えてきました、テヘ。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?