オランダ、オッテルロー（Otterlo）にあるクレラーミュラー美術館（Kröller Müller Museum）はデ・ホーヘ・フェルウェというオランダで最も大きな国立公園（De Hoge Veluwe National Park）の中にあります。

この自然に囲まれた美術館には世界有数のフィンセント・ファン・ゴッホのコレクションがあり、アムステルダムのゴッホ美術館とならんで、2大ゴッホ美術館と言われています。

日本には2005年の「ゴッホ展 : 孤高の画家の原風景 : ファン・ゴッホ美術館/クレラー=ミュラー美術館所蔵」、2013年の「印象派を超えて―点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」等で様々な作品が展示されています。
今年もゴッホの展覧会が予定されているようですので、またもクレラーミュラー美術館から珠玉の作品がやってきます。

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント
Collecting Van Gogh: Helene Kröller-Müller’s Passion for Vincent’s Art
2021年9月18日(土)-12月12日(日)　東京都美術館

クレラーミュラー美術館は日本とのつながりが深いのでしょうか？
なんとウェブサイトに日本語がありました。

この美術館には屋外の彫刻展示もあり、二次元から飛び出してきたようなジャン・デュビュッフェの彫刻もあります。

作品の鑑賞は観る方にお任せして、ちょっと公園内を散策…

公園内には無料で使える白い自転車があるのですが、これが、オランダ名物（？）ハンドブレーキのない自転車なのです（上記ビデオでも2:10頃出てきます）。ブレーキにはフットブレーキとかコースターブレーキと呼ばれるシステムが使われていて、ペダルを逆回転させることによってブレーキが掛かります。

学生の頃の友人が　オランダには坂がないので自転車にブレーキは必要ない　というガセを掴まされていましたが、そんなことはありません。

慣れるまでちょっと怖いかもしれませんが、公園内の自転車道であれば心配ないでしょう。ご訪問の際、体験してみてはいかがですか？

（2003年の回想録：　写真はフィルムカメラにて撮影）

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