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吉田藩伊達家菩提樹の大乗寺さんへお茶をいただきに…

宇和島市吉田町にある大乗寺さんへ。四国唯一の臨済宗のお寺だそうで、吉田藩伊達家の菩提樹でもあります。表千家の澤井先生が月2回教えにいかれているそうで、社中の方の御自宅の畳がスタイロ畳でお稽古で直ぐに足が痛くなるとのことで見せていただきに行きました。お稽古の終わり頃に来てお茶を飲んだらいいよと言って頂いたのでお言葉に甘えました。

大乗寺は3年ぐらい前、秋のお茶会に佐藤先生にお誘い頂いて行きましたが紅葉の紅葉も良かったですが、新緑のこの時期も素晴らしかったです。

中潜りを通り、外待合を進んだ所がお茶室です。広間に小間が二部屋の三部屋お茶室があり、それぞれ趣きがあり素晴らしいものです。40年ほど前に当時の老師様が京都から移築されたそうで南予の災害で浸水したものの皆さんのお力で復興されたそうです。

手水の手を洗うための床下を見てびっくり…丸太が上手く張り出した床を支えています。

広間でしばらく待ってから小間に通して頂きお茶を点てて頂きました。なんて贅沢な時間なのでしょうか…お茶を頂いた後はお片付けされている間自由に見ていいよと言って頂いたので忘れないようにと写真を撮りながら隅々まで見せて頂きました。

こちらの小間でお茶を点てて頂きました。

楊枝柱に洞庫

面皮柱に太鼓襖がくる部分の納まり…見るところがどんどんマニアックになってきました。

広間の景色

一帖台目の小間の駆け込み天井には釣り釜ができるようにとつけられた蛭釘とナグリの横木、こういうやり方もあるんだなと勉強になりました。


45度の角度で編んだ網代はよく見ますが、この角度…既製品では無く大工さんが編んだんでしょうが中々これは難しかったと思います。

お茶室探訪をさせて頂いた後、社中のお客様の御自宅へ行って畳も拝見させて頂きましたのでお茶のお稽古に適したクッション性のある畳をご提案させて頂きます。ありがとうございました。

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