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空気読めない力(りょく)が高い人が途方もなく羨ましい話。

10年ほど前から肉食系、草食系など、〇〇系という言葉が頻繁に使われ始めました。人は人をカテゴライズすることが本当に好きですよね。ご多分に漏れず私もカテゴライズ大好き、〇〇診断とかを見るとついやってしまいます。

さて、そんな私が以前から自分の中でカテゴライズしている男子がいます。

それは…

「空気読めない系男子」!

そのままじゃねぇか、と思いました?私コピーライターじゃないので…すみません…。

空気が読めない人ってなぜか男性に多い印象ありますよね。私の統計では少なくともクラスに2人は空気読めない系男子がいます。以下に特徴を列挙してみます。

・空気を読む能力が皆無な男子の事である。

・空気を読めないことに自分で気付いていない、
或は敢えて空気を読まない風を装っている。

・空気を読むという概念すら欠如している場合がある。

・特に楽しい飲み会でパワーを発揮し、相手の求めていない話題を押し付ける。

・概してしつこい。

・時に悪気無く人を傷付けるが、悪気は無い。
(大事なことなので二回言いました)

・自分は分かってる男と思い込んでいる節がある。

・繊細だが、自分の鈍感さに救われている。

私は人の顔色や場の雰囲気が気になってしまうタイプで、この「空気読めない系男子」が特別気になっていました。学生時代嫌われたりイジられたりしがちなタイプですね。私も最初は否定的な感情で彼らを見ていました。

でも大学三年生くらいになってくると、少しずつ本領を発揮して輝いてきます。この頃始まるのは…そう、就職活動です。

自主性、自己発信力そしてタフさが問われる就職活動。常にありのままの自分を無意識に開放し、それに対する反応に心を鍛えてきた彼らにとっては得意分野です。

いわゆる意識高い系として、生き生き、楽しく就職活動に立ち向かえることができるんです。

また、就職活動や勉強が忙しくなり交友関係も疎かになる人が多いのもこの頃。

暗く落ちこむ人も増える中、彼らは就職活動を楽しんでいる(或いは就職に興味が無いので活動が進まなくても気にしない)のでとっても明るく元気。

空気が読めないので相手の忙しさを考慮せず遊びに誘うことができます。お返しに誘われることも増えるでしょう。

メンバー内で、少し疎まれることが多かった彼らが少しずつ重要なポジションへ移行していきます。

社会人になっても彼らは輝きを止めません。

しがらみや世間体を気にして動けない大多数を尻目に、自分の好きなように働く彼ら。ヘイトも集めますが、評価する上司もきっと多いはずです。

空気を読んだことで学生時代のカーストは自分の方が上だったはずなのに、いつのまにか逆転していて複雑…でも、そんなことより注目したいことがあります。

空気を読まない彼らの人生はずーっと変わらず充実したものであっただろうということです。

なぜ私はこんなにも周りの目を気にしてしまうのか、疲れた自分に気付いたとき彼らのことが途方もなく羨ましくなるのです。

「空気読めない力」は長所です。

持ってる方は大事に育てて下さい。持ってない方はたまには肩の力を抜いて、空気の読めないふりでもしてみてはいかがでしょうか。視野が広がるかもしれませんよ。

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