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2024.4.15 こもれびメモ 若い人へ向けて



春になって京都での新しい生活を始めたような、大学生や留学生、高校生くらいのお客さんが増えています。
だいたいみなさん「Googleマップでこのあたりの本屋って調べたら出たきた」とおっしゃる。

そうか、今の子はまずGoogleマップなんだな。

まあともかく新しく興味を持ってきてくださるのは嬉しい。
だいたい何かしら気に入ったものを買っていってくださることも多い。

特徴は夏目漱石や太宰治、坂口安吾など、文学の本を買っていかれること。
文庫などの安価なものが選ばれやすいこと。

文豪は文庫になってることが多いからなのか、
安いから文庫を選ぶのか。
お財布に余裕があったら、もう少し高めの本も買うのかしら。

そんなことを考えていて、ほかのお店で、若い人用のチケットなどを用意しているのを思い出しました。
大人がチケットを買って、掲示板などに貼っておく。それを利用して若いひとがその額面分割り引いてもらって本を買う、など
やり方はいろいろあるようですが、
年長者から年少者への本代の支援みたいな取り組み。

うちでもなんらかそう言ったことできないかなあ、とひとつ思いついたのは、
棚主さんが棚の更新をしたときにお渡ししているお買い物チケット。
棚代の値上げをしたときに、値上げ感を薄くするためにはじめたことで、
2月分からお渡しはじめて100枚以上発行しているのですが、実際使われているのは約半数。

使われていないものは、うちの経営を慮ってくださってるのか、
たんに期限までに使えなかったのか。
おともだちに譲って「こんな本屋があるから行ってみて」と紹介するのに使ってもらってもokとしてるので、渡したけれど、期限までにおいでになれていないのか。

そのあたりがわかりませんが、このお買い物チケットをお友だちだけでなく、
こもれびに来る学生さんにお譲りもできるようにしたらどうだろう。
趣旨に賛同してくださる棚主さんがおられるようなら、ユースチケットを作ってみてもいいのかもしれない。
などと考えています。

どうやろ。

2024.4.16追記
若い方が2人とかで連れ立ってみえて、長い時間楽しそうにあれこれみていくのだけど、お買い物はなし、というのもわりと多いです。
買うほど気に入ったものがなかったのか、
お財布の事情か
はなから「本屋に行く」というのが無料のコンテンツ的になってるのか、、、
わからない。わからないけれど。


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