こもれび書店

京都は上京区、御所の西にあるシェア型(貸棚)書店です。2023.5.2開業。 オープン…

こもれび書店

京都は上京区、御所の西にあるシェア型(貸棚)書店です。2023.5.2開業。 オープンから半年にあたり、気がついたこと、考えたことなどを、ぼそぼそとつづります。

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    宮本常一写真図録 第2集 日本人の暮らし 昭和37~39年/東京写真月間実行委員会((社)日本写真協会・東京都写真美術館)編著宮本常一 写真森本孝・高橋延明 監修

    A5判172ページ 【版元サイトから】 東京写真月間2008(同実行委員会=(社)日本写真協会、東京都写真美術館主催。2008年5月28日~6月10日、銀座・ニコンサロン)で好評を博した周防大島文化交流センターによる企画展示「宮本常一が歩いた日本 昭和37年~39年」のダイジェスト版を第Ⅰ章に配し、第Ⅱ~Ⅶ章では同時期のカットを新たに選び直した。宮本撮影のネガ1本(ハーフ判で約70カット)をプレビューするコンタクトシートも収録。庶民のありふれた日常生活を見つめつづけた宮本の、旅の手法にアプローチする一冊。
    2,530円
    こもれび書店
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    瀬戸内海の島と町 広島・周防・松山付近/編著 周防大島文化交流センター写真 宮本常一監修 森本孝

    A5判 154ページ 【版元サイトから】 宮本常一の写真はいつも、新しい発見に満ちている―― 周防大島文化交流センターが所蔵する、民俗学者宮本常一(1907-1981)撮影の写真約200点掲載! (前略)ここに掲載された写真を一見してわかるのは、写し込まれた情報量のおびただしさである。  宮本は家並みや屋根の形、洗濯物が干された風景や道の曲がり具合からさえ、そこに暮らす民衆の暮らし向きと、意思を読み取っている。植生や地形を写しただけの一見何の変哲もない写真からも、その背後に広大な人文地理学の埋蔵量が感じられる。とりわけ、高台に登って撮影した俯瞰写真や、上空からの航空写真には、その景観に直接写ってはいない、土地の交通、交易のあり方まで想像させるパワーがひそんでいる。  留意しなければならないのは、それが単に学校教育による知識ではなく、自分の血肉にまで消化した人文地理学の知識によって裏打ちされているらしいことである。これは、宮本の写真以外ではあまり感じられない感触である。(中略)  宮本の写真は、セピア色をしたノスタルジックな世界を感じさせるにとどまらない。  宮本の写真には、さらにその奥にある、人間の営みの愛おしさと哀しみにまで届いているように感じさせるだけの力がある。  それは、父・善十郎の教えや、生涯の師と仰いだ渋沢敬三から受けた感化に加え、地球を四周するほどの旅を重ねることによって、目の前の風景から愛情をもって人々の生活を正確に読み解く、知の等高線を自分の足裏に確実に刻んでいったからだろう。  宮本の写真はいつも、新しい発見に満ちている。 ――佐野眞一(ノンフィクション作家)本書解説より
    1,980円
    こもれび書店
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    ふるさとを憶う/著 宮本常一  編 柳原一徳  監修 森本孝  編集協力 宮本常一記念館

    菊判85ページ 【版元サイトから】 「宮本常一ふるさと選書」(年1回刊)の第2集「ふるさとを憶う」が出来上がりました。 自身を周防大島の百姓と称した民俗学者宮本常一(1907-81)が遺した膨大なエセイの中でも、今の子供たちに読んでほしい、美しい文章に特化した選書を作りたいと考えました。 小学校高学年から読めることを意識して編集しました。子供向けに作れば大人も読める、ということです。そのため一部表記を改め、漢字にルビ、難しい用語に解説をつけ、写真や絵を挿入して文章のイメージが膨らむよう工夫しました。 音韻を踏んだすぐれた文章は、声に出して読んでこそ心に響きます。「声に出して読む宮本常一」という意図が強くあります。
    1,320円
    こもれび書店
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    宮本常一写真図録 第2集 日本人の暮らし 昭和37~39年/東京写真月間実行委員会((社)日本写真協会・東京都写真美術館)編著宮本常一 写真森本孝・高橋延明 監修

    A5判172ページ 【版元サイトから】 東京写真月間2008(同実行委員会=(社)日本写真協会、東京都写真美術館主催。2008年5月28日~6月10日、銀座・ニコンサロン)で好評を博した周防大島文化交流センターによる企画展示「宮本常一が歩いた日本 昭和37年~39年」のダイジェスト版を第Ⅰ章に配し、第Ⅱ~Ⅶ章では同時期のカットを新たに選び直した。宮本撮影のネガ1本(ハーフ判で約70カット)をプレビューするコンタクトシートも収録。庶民のありふれた日常生活を見つめつづけた宮本の、旅の手法にアプローチする一冊。
    2,530円
    こもれび書店
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    瀬戸内海の島と町 広島・周防・松山付近/編著 周防大島文化交流センター写真 宮本常一監修 森本孝

    A5判 154ページ 【版元サイトから】 宮本常一の写真はいつも、新しい発見に満ちている―― 周防大島文化交流センターが所蔵する、民俗学者宮本常一(1907-1981)撮影の写真約200点掲載! (前略)ここに掲載された写真を一見してわかるのは、写し込まれた情報量のおびただしさである。  宮本は家並みや屋根の形、洗濯物が干された風景や道の曲がり具合からさえ、そこに暮らす民衆の暮らし向きと、意思を読み取っている。植生や地形を写しただけの一見何の変哲もない写真からも、その背後に広大な人文地理学の埋蔵量が感じられる。とりわけ、高台に登って撮影した俯瞰写真や、上空からの航空写真には、その景観に直接写ってはいない、土地の交通、交易のあり方まで想像させるパワーがひそんでいる。  留意しなければならないのは、それが単に学校教育による知識ではなく、自分の血肉にまで消化した人文地理学の知識によって裏打ちされているらしいことである。これは、宮本の写真以外ではあまり感じられない感触である。(中略)  宮本の写真は、セピア色をしたノスタルジックな世界を感じさせるにとどまらない。  宮本の写真には、さらにその奥にある、人間の営みの愛おしさと哀しみにまで届いているように感じさせるだけの力がある。  それは、父・善十郎の教えや、生涯の師と仰いだ渋沢敬三から受けた感化に加え、地球を四周するほどの旅を重ねることによって、目の前の風景から愛情をもって人々の生活を正確に読み解く、知の等高線を自分の足裏に確実に刻んでいったからだろう。  宮本の写真はいつも、新しい発見に満ちている。 ――佐野眞一(ノンフィクション作家)本書解説より
    1,980円
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    ふるさとを憶う/著 宮本常一  編 柳原一徳  監修 森本孝  編集協力 宮本常一記念館

    菊判85ページ 【版元サイトから】 「宮本常一ふるさと選書」(年1回刊)の第2集「ふるさとを憶う」が出来上がりました。 自身を周防大島の百姓と称した民俗学者宮本常一(1907-81)が遺した膨大なエセイの中でも、今の子供たちに読んでほしい、美しい文章に特化した選書を作りたいと考えました。 小学校高学年から読めることを意識して編集しました。子供向けに作れば大人も読める、ということです。そのため一部表記を改め、漢字にルビ、難しい用語に解説をつけ、写真や絵を挿入して文章のイメージが膨らむよう工夫しました。 音韻を踏んだすぐれた文章は、声に出して読んでこそ心に響きます。「声に出して読む宮本常一」という意図が強くあります。
    1,320円
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最近の記事

こもれびノート 2024.05.02 1周年です

こもれび書店は5月2日で1周年を迎えました。 1年前に植えた小さな苗が人の背丈くらいには伸びただろうかなあと思います。 ここまで水をやったり、肥料をやったり、と気にかけてくださった皆さまにお礼を申し上げます。 はじめは棚を借りてくださる方はいるのだろうか、京都にもシェア型が浸透していくのだろうかと不安でしたが、目立つ看板の出せない(契約の関係)2階店舗でありながら、 SNSでみた、 友人にきいてきた 通りかかって気になって と足を運んでくださる方が増え、 半年を迎える頃

    • こもれびノート 2024.04.24 こもれびの棚から配信版

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      • 2024.4.15 こもれびメモ 若い人へ向けて

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        • こもれびメモ2024.4.9 棚主さんの消息

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        こもれびノート 2024.05.02 1周年です

          こもれびノート 2024.1.23

          12月に「集客のために」とメモしたままになっていた下書きを発見した。 ので、ちょうど集客について考えていたので、少し書く。 こもれび書店の広報の手段は SNSが主。 まあ他の小さな小売はみんなそんなもんだと思う。 折込チラシとかポスティングとか、費用考えたらなかなかできませんよね。 SNSはX(ツイッター)、インスタ、Facebook。 マストドンとかスレッドとかはやっていない Twitterアカウントはそもそも夫が前職時代から細々と編集長の肩書きを明らかにして気まぐれ

          こもれびノート 2024.1.23

          こもれびメモ 2023.12.15

          棚主さんは20代〜90代までさまざま、と前にも書いたけれど、80代以降の方となると、当然全然生まれ。 今日はなんでそんな話になったんだったか、 小学生の時に北部の方へ疎開して、帰ってきたら実家の建物はなかった、という話をお聞きした。 京都は五条などで建物疎開をおこなっている。 それでご実家も移ったらしい。 そのときに幾らかのお金が入ったのを、棚主さんのおとうさんは戦後小豆と砂糖を手に入れて、ぜんざいにして食べちゃったそうな。 おじいさんの代から宿をやっていたそうで、お父さ

          こもれびメモ 2023.12.15

          こもれびメモ 2023.12.4

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          こもれびメモ 2023.12.4

          こもれびノート 2023.11.28

          新刊を仕入れて売るということ 今日が11月最後の営業日でした。 ちゃんとした数字はまた明日以降にまとめて夫と共有するのですが、 売上の記録をみるに、ざっくりした数字ながら、今月は先月に続き、新刊の販売を伸ばせました。 前月比、とかいうやつなら 9月→10月は1.5倍です。 まあ金額としてはちょっとですが。 9月に一旦、全ての棚に棚主さんが決まり、10月に増設、それも再びいっぱいになりましたが、今後しばらくは増設せずに、入れ替わりに対応していくつもりです。 今のようすを

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          なかなかまとまった記事を書く時間が取れないので、日々のメモ的なものを時々記しておくことにします。 出稼ぎならぬアルバイト ただいまじつは、29連勤だか30連勤の途中で、あとのこり10日くらい。体力というより気力のほうが低下気味。 なぜこうなってしまったかというと、秋は私の本屋以外の仕事の手が空くのがわかっていたので、 気分転換ににもなるだろうと、全然本とは関係のないアルバイトに応募して、週1.2日4〜7時間ほど外に出ている。 …これが、思ったより重労働で、帰宅するとぐったり

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          今回は、こもれび書店のメインである貸棚、それからご利用されている棚主さんについて、書こうと思います。 棚主さんを分析してみると 棚主さんは、現在ご利用中のかた、すでに棚のご利用を卒業された方など、合わせると60組ほど。 男女比はだいたい半々。若干女性の方が多い感じですが、ご夫婦でご利用のところも多くありますし、友人同士などのグループもあります。 年齢としては、下は大学を卒業したばかりの方から、上は92歳の方までおられます。下は棚主さんの世代をざっくり表したグラフです。

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          こもれびノート 2023.11.2

          こもれび書店をはじめて半年が経ちました(2023年5月2日が本オープンでした)。 当店をご存じないかたに、どういう店かをざっくりご説明しておくと、 ・京都市上京区、京都御苑のすぐ西にあります。京都駅から地下鉄で10分です。 ・シェア型書店、または貸棚書店と呼ばれる本屋です。 ・運営しているのは、夫婦でやっている小さな出版社です。 半年のことをこれまたざっくり書くと、 ・5月オープン ・6月・7月棚主さん増えました⤴️ ・9月すべての棚が埋まりました🈵 ・喫茶を始めました

          こもれびノート 2023.11.2