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キレてないっすよ

逆ギレと言う言葉が世に出てからもう20年は経つだろうか
最近はニュースでも逆ギレと言う言葉が見られる

それ、「逆」ギレ??

逆ギレとは、本来キレるべきでない人が怒る事を指す、で合っているのだろうか?何だか、元々は怒って相手に話したら、相手も怒り出した。を指す言葉だった様な気がする。
例としては
A.「さっきから何度も言ってるのに、どうして止めてくれないんですか!」
B.「ああ?うるせえよ!」
と、このBさんを逆ギレと呼ぶのではないだろうか?
Aさんは既にキレているわけで、本来謝罪すべきところを「逆に」キレている状態を逆ギレと呼ぶはず。

しかしながら、最近はキレて返されることを何でもかんでも逆ギレと呼んでいて、どうにもおじさんには違和感を感じさせる。
例えば
A.「あの、どうしてもやってはもらえないのでしょうか?お願いしたいんで    すけど…」
B.「ああ?なんで俺がやらないといけねぇんだよ!他にもいるだろうが!」
と、Aさんは全くキレてないどころか、丁寧にお願いをしているのですが、
Bさんの事をニュース等では、逆ギレをした。と書かれている時もあります。

そこで、私は言いたい。
「逆」の対義語は「順」である。
で、あればそれは
「順ギレ」
まあ、そもそも後の例ではキレられる事自体が、Aさんにとって理不尽極まりない状況ではあるのだが、逆ギレした。はやっぱり腑に落ちない。

キレの始まりは「順ギレ」それに対してリターンを「逆ギレ」としないと、
「逆」に対する対義がなく、その「逆」は「逆」として存在出来ないはずである。
逆方向に歩く、逆に渡す、などなど
この逆ギレが言語的に正しくなってしまうと、逆方向の電車に乗ったので遅刻した。の言い訳は、順方向の電車に乗ったのに遅刻した、になる訳で全く言い訳になってないどころか、ただ単に遅刻だ。
順方向の電車に乗る。これで意味は正しい。

おっさんが細かい事うるせぇなぁ…と言われずに言えるNoteは幸せだ。
くだらない思考遊びはきっと、ボケ防止に有効だと信じている。

自己肯定が爆上がりします! いつの日か独立できたらいいな…