ニューヨークで働くことを楽しむ女性
「もう、ストレス社会には戻れない。」ニューヨークで美容師をしているユリさんの言葉です。ニューヨークで働き始めてから、5年目。年齢は聞いていませんが、パッと見たときの印象は20代後半。以前は、ロンドンで3年間美容師をしていたそうです。
何度も通うたびに、ユリさんについて気になってきました。今、6ヶ月ニューヨークに住み、海外で生きることは、容易ではないと感じたからです。以下、ユリさんのすさまじい行動力とニューヨークの美容院おもしろい点についてまとめました。
はじめてのニューヨーク美容院
NYに来る前に最も不安だったのが「美容院」。アメリカに住む友人は、カラーをしたら、まだらになり、高い割りに日本のクオリティーと全然違う!と嘆いていました。日本でも美容院で、最後自分の顔を鏡で見る時に怖い時はありますが、アメリカでは尚更ですよね。言語が通じない中で、自分の理想と違う髪型にされるのは当たり前だ!くらいに思わないといけないと思っていました。しかし、蓋を開けてみると、想像と真逆でした。
自分の理想以上の髪型になる
私が初めて、ニューヨークで髪を切ってもらった方が「ユリさん」です。ユリさんの見た目は、キリッとして可愛らしい女性でした。正直、自分の理想と違う髪型にされるのは当たり前だ!と思っていたので、仕上がった髪型をみてびっくり。理想通りか、それ以上だったのです。カラーも、私の肌に合わせて選んでもらえました。
英語はもともと話せなかった
英語はどうやって学びましたか?と聞くと、「はじめは苦労しました。」と低いトーンでおしゃいました。ロンドンでは、日本人だけが住むシェアハウスに住んでいたそうです。仕事以外は、日本語を話す。すると、なかなか英語が伸びないことに気づき、途中から外人のみが暮らすシェアハウスに引っ越したそうです。
このこのままじゃダメだと思ったことをすぐに行動に移す力が、今ニューヨークで戦力として働けることに繋がっているんだと思います。
ニューヨークの美容院事情
⑴ 値段
まず、気になるところは「値段」です。
値段はニューヨークでのヘアカットの値段は、50〜100ドルぐらいがベースだと思います。中にはヘアカットのみで200や300ドルの方も。経験や、知名度などで値段が大きく変わってきます。
カラーはワンカラーで60〜150ドルぐらいの幅があります。もちろん、ハイライトなどブリーチを使った技術になると150〜400ドルなど日本より大幅に高くなります。ちなみに私が通っているところは、指名料を入れて、カットは60ドルくらいです。
忘れてはいけない「チップ」制度。最低15%〜です。
なので、仮に50ドルだったとしても、消費税の8.875%と15%を加えると、62ドルくらいです。やはりチップが乗ると、お高くなってしまいます。
⑵ カラーの癖
ヘアカラーの場合、海外のヘアカラー剤は日本のものに比べて強く設計されています。日本でのカラー経験が豊富でないと、髪の毛がバサバサになったり、自分が思ったような色味になってないなんて事が頻繁に起こります。私が実際に、これは強いなと感じたのは、頭皮にカラーをした時に、日本では経験したことのない、「鋭いヒリヒリ感」がしました。もともと肌が弱かったのですが、このヒリヒリ感には参りました。でも、すぐに頭皮が痛いことを伝えると、次回から予防してもらえました。
ニューヨーカーはカラーをとても楽しんでいる印象があります。ワンカラーで入れるよりも、ハイカラーとローカラーをミックスして、自分だけのヘアにする。個性を強調する文化だと、ここでも感じました。そして、ニューヨークには「流行りがない」。私が日本にいた頃は、外ハネで、髪をオイリーにするのが流行っていると聞き、ちゃっかり流行りに乗っかっていたのは、私です。
髪を洗わない人もいる
ここで、日本ではあまり聞かないことを教えてくれました。日本だと、2〜3ヶ月に1度美容院に行くことが一般的に感じます。しかし、ニューヨークは本当に人それぞれだそう。「自宅では、髪の毛は濡らさない」と決めているの人も多く、週に一度、髪を洗いにだけ来る人もいるようです。
ここはいい場所だ、と言って住める人は強い
マンハッタンの中心部で働き、私にとっては、マンハッタンは異国でストレスフルな環境です。そりゃ32年過ごしてた日本の方が会うに決まってるけど、せっかくニューヨークに来て住める機会があるんだから、ここの方が合うわ〜!と言いたいと思います。どこに行っても、ここはいい場所だと言って住める人は、強い。と感じました。
最後まで、読んでくださりありがとうございます。
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