今日は、留学生活の多くの時間を過ごすことになる「学生寮」について書いていきます！

アル・アハワイン大学（以下、AUI）では、すべての学生は学生寮に住むことになります。
学生寮の多くはキャンパス内にあり、キャンパス内でなんとなく3つのエリアに分かれており、学生寮は下の画像のオレンジの部分です。

このマップは最新のものではなく、現在は明らかに部屋のクオリティが高い（寮費も高い）新しい棟がどんどん増えています。
2023年現在、学内では絶賛建設ラッシュ中で、仮設階段が常設階段のような顔をして居座っています。

今回書いている内容は、私の住んでいる34号棟（女子棟）の内容になるので、棟によってはキッチンの数が違ったり、細かい設備や備品も若干異なるということはご了承ください。

寮のシステムについて

ルームメイト

まず概観というか、全体の話なのですが、留学生は100％モロッコ人学生と2人部屋になります。
ルームメイトは自動的に決められており、留学開始前に特にリクエストをするような機会はありませんでした。
ちなみに、留学生とルームメイトになるモロッコ人学生は、基本的に留学生とルームメイトになることを事前予約で希望している人のようです。

初対面の人間と、同じ部屋での共同生活になるため、合わないこともあるかと思います。
私自身は経験がないのですが、ハウジングオフィスに掛け合えば、ルームメイトを変更してもらえることにはなっているらしいです。

生活リズムや衛生意識にかなり差があると、正直暮らしにくいと思います。
はっきり言って、ルームメイトはガチャです。

寮関連の様々なルールについて

①そもそもこの大学には「門限（Curfew）」があります！
学生寮自体がキャンパス内にあるからか、キャンパス全体に門限が存在しています。
門限は以下の通りです：
日曜日～木曜日→ 0時　※以降午前6時まで違反扱い
金曜日・土曜日（翌日に授業がない日）→ 門限なし
ちなみに、門限を過ぎてしまった場合、なぜ門限を過ぎてしまったのかについての報告書の提出が必要になります。
学外でご飯を食べたり、遊んだりする場合にはくれぐれも気を付けましょう！

②寮内には「Quiet Hours」が設定されています
Quiet Hoursは以下の通りです：
日曜日～木曜日→ 22時～9時
金曜日・土曜日→ 23時30分～10時30分
上記の時間帯は、居室や共用スペースを含むすべての場所で静かに過ごす必要があります。
ちなみに、違反すると罰金や懲戒といった処分があるようです。
とはいえ、結構騒がしいです…。まあ、心掛けるくらいでいいと思います。

③寮内でネコに餌をあげるのは禁止🐈
AUIのキャンパスにはたくさんネコが住んでおり、餌をあげている人も結構見かけます。
ただ、建物内に住みつかれると、ネコが苦手な人の生活が脅かされるということで、建物内では餌はあげてはいけないことになっています。
寒くなると温かい場所を求めてネコたちも建物内に集まってくるのですが、餌をあげる際には、外まで連れて行くようにしましょう。

学期毎に寮が変わります

各学期の終わりに、予約フォームによる次学期の寮の希望調査があります。
生活習慣や希望のルームメイト、特別リクエストなどを記入して、それを踏まえて次の寮が決定されるようです。
私は今のルームメイトととても仲良くなれたし、生活習慣も似ているので、今の部屋を2人でキープすることにしたのですが、果たしてリクエストは通るのか…！？（追記します）

寮の入れ替えがある関係で、学期間の長期休みは寮から追い出されるらしいです。
どうやら、500ディルハム（約7,400円）で荷物を置いておけるらしいという話も聞きました（真偽不明）。

お掃除も入ります

共用スペースはほぼ毎日、部屋の中は月に1回のペースで清掃が入ります。
とはいえ、月1回と頻度は低めなので、部屋の中はある程度自力で掃除する必要もあると思います。
あと、ゴミ出しも自分でする必要があります。
清掃が入る際にゴミも捨ててくれるのですが、月1じゃどう考えても足りないので、ルームメイトと協力してゴミ出しします。
ちなみに、分別をせずすべてのゴミをまとめて出します。ちょっと罪悪感もありますが、楽ではあります。

Wi-Fiあります

学内全域にWi-Fiが飛んでるので、もちろん部屋でも使えます。
接続が悪い時もあるのですが、基本的にはストレスフリーに使えます。

部屋について

私の部屋は、角部屋のため他の部屋よりもかなり広くなっています。
また、この棟は寮の中でも古いものになります。

本来リネンは自分で用意しなくてはいけなのですが、留学生の場合は入居した日から備え付けてあります。

見ての通り壁はなく、1つのスペースを2人で共有します。
1人分の備品としては、ベッドとチェスト、机、椅子、大きめのクローゼットがあります。

角部屋なので窓が2つあるのですが、カーテンが閉まっている方は、道と近すぎて視線が気になるので閉めっぱなしにしてます。

シャワーの水圧も問題なく、水とお湯をミックスするタイプなので慣れるまで大変ですが、特に問題はないです！

トイレは、ペーパーホルダーが不安定で、よくトイレットペーパーが落ちるくらいで、トイレにトイレットペーパーを流せて、かなり快適です。

部屋に冷房はついていないのですが、窓の下とバスルームに1個ずつ暖房器具がついています。
使える期間は決められていますが、温度調整は自由にできます。
結構あったかいです。

キッチンについて

寮内の共用スペースは、コモンルームとキッチンがあります。
私の棟のコモンスペースは使い方が悪くて、一時閉鎖中なので写真がありませんが、誰でも使えるフリースペースのような場所で、ソファとテーブルしかないシンプルな場所です。

キッチンは、グランドフロアと2階に1つずつあります。
ちなみに、モロッコは日本でいうところの1階がグランドフロア、2階が1階…という呼び方をするので、慣れるまでは少し困惑します。

共用キッチンは、お世辞にも綺麗とは言えず、毎日朝に掃除が入っているのに、夜には地獄のような汚さになっています…。
ゴミが放置されていたり、なにかを焦がした跡があったり……。

共用キッチンには、共用の冷蔵庫が設置されていて、誰でも自由に使うことができます。
地味に物がなくなったり、量が減ったりということが起きます。

部屋に自分の冷蔵庫を設置している学生もいるので、一緒に使わせてもらうこともできるかもしれません。
また、新しい寮には、部屋に備え付けの冷蔵庫があるみたいです。
そのどちらでもない敗者は共用冷蔵庫を使うしかありません…。

どんな場所でも「住めば都」ですが、キッチンの汚さはちょっと慣れないです…。
とはいえ、学内の食事があまり健康的ではないので、自炊は確実にすることになると思います。頑張りましょう👩‍🍳

私のルームメイトは、前学期に筑波大学に留学していた子で、綺麗好きで私と同じ夜型ということで、ルームメイトとの共同生活によるストレスは限りなくゼロです😙✨
一緒に部屋で映画を観たり、旅行に行ったり、夜更かししてお喋りしたり…と、当初不安だった共同生活もかなり楽しんでいます！

学生活でのQOLは、良くも悪くもルームメイトに左右されるので、そこは覚悟しておきましょう。