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伝説の猪木問答は映画館で観る価値アリ。

 今日もこれを打つ。一体何の為に、気づけば打ち始めて一カ月が過ぎていた。

体調があまりすぐれない日々が続いている。未来への希望が感じられないからだろうか。しかし今までを振り返って、希望を感じられた時などあっただろうか。瞬間瞬間で高揚したりはあったと思うけれど、さしてあった様には思えない。
むしろ今より若い頃は心配とか失敗したらどうしようといった格好悪くなりたくないなという不安があった分、今は失敗ばかりで格好悪い先にいるのでそこら辺の不安はない筈だが、その分どうしようもならなさそうな可能性の割合が占めている事にため息が出るといった具合だろうか。

日曜日のアタマパーン事件の穴埋めに夜にウォーキングをする事になったので逆算してこれを打ち始めた。
バイト終わりで今日は気分転換に映画を観に行くつもり、しかしながら電車が人身事故で止まっているらしいとの噂を聞いた。無事辿り着けるか心配だ。
結局心配している。

 急に、本当に関係も脈略ないのだが私は舐められやすいというか見下されやすい気がすると思う事がしばしばあるという事に思い至っていた。
私が自分の無意識に他人の事を軽蔑している節があるのだろうか。だとしたら私が良くないが、コイツだったら大したタマじゃないしという事であるならば、その人がと、思ったが、それも事実大したタマじゃない事には違いないので私自身の問題かも知れない。と思ったが、そもそも大したタマって何だ。
尊敬に値するって事か、そこまでいかなくても対等に値するって事か、それはどの辺で判断するのか。

というのも今更だが今日はそんな風に感じられた出来事があり今日を微睡振り返る内、急に思い出されたのだけれども、今一度考えてみればその人に見下されるというのは不服という時点でやはりこちらも正当な評価ではないという事なのか、どこかでコチラとしてもやはり相手を見下している様な気もして来た。
いずれにしても若しくは他にしてもあまり気分が良いものではない。そういう方も居るだろうとそれは自分の中でそんな事はないぞ。と思えればそれで良いのだが、何処でそう思われても仕方ないという自己評価があるのだろう。という事にしてHIPHOPを聴く。
こういう音楽が流行るのには私の様な考えに近しい人が多い若しくは多かったのかも知れない。

 久しぶりの新宿へ外国人がとかく多い。小腹を満たす為に目的地脇のコンビニエンスへ。パシャパシャ撮りまくる外国人観光客にピンク色のランドセルを背負っていた異国の娘さんとご家族、おそらく欧州かその辺りぽく思われた。旅行先だとしたらそこでランドセルを買ってもらったのだろうか。日本について下調べや知識があり念願叶ってなのかも知れないがそこだけ切り取って見てしまったので、凄くブルジョワに思われて円安をまじまじと感じてしまった。
そして一本路地裏に行くと絵に描いた様なトー横!(B級ビートニック翻訳本風に)

 エスカレーターに乗り込みアントニオ猪木を探しに行く。映画のタイトルは『アントニオ猪木を探して』
ほとんどオジサンばかりだったそれもまた絵に描いた様なっ!背広姿の会社帰りや、何の仕事をしているかは分からないがオタク気質そうな人達ッ!(私こそモロに他人を決め付けた評価しているッ!)
この映画あまり観たという人の意見を聞いた事がなかったのできっと評判は良くないんだろうと思っていたがこの時期に大手東宝系で上映もされ駄目なら駄目なりにどんなものか確かめておきたかったのだが、猪木直撃世代でない第3世代Gエッグスの私には結構楽しめた。
途中それはどういう意図なんだろうかというショートストーリーが歯痒いけどそれはそれでやりたかったんだろうなという一面であろうし、それも愛すべき映画だと思えた。体感時間は結構長かったが諸々と何故この映画に至ったのかなど気になる事が沢山あり、帰りに売店でスタッフの女性の方に「ちょっとアントニオ猪木のパンフレット中身見たいのです。」と伝えると触れる事は許されないので私が見せましょうとパラパラと紙芝居をしてくれた。途中、猪木の黒パン一丁の写真のページはじっくりとゆっくりめくりにしてくれて生唾飲み込んでしまった私。「い、一部、下さい。」と思わず言っていた。
令和で良かった。

私の青春時代ならちょっと恥ずかしい思いを抱いたりしたのかも知れないと思ってしまった私こそ、やはり見下されて当然であり、やはり先ずは私自身のアップデイトが必須だろう。

それにしてもアントニオ猪木って何だったんだろう。という私の世代にとって本当に今のタイミングはぴったりのアントニオ猪木を改めて考えたいキッカケになったと思うし、
何より深夜のワールドプロレスリングで観たあの札幌の猪木問答は改めて映画館で観ると最高に面白く猪木さんの言葉選びと、間、など天才的だと驚愕するし、今日のシアター内のオジサン皆んなでそこはやはり笑いが止まらずやっぱりあれは伝説だと再確認した。

『フルコースのレディオ』というYouTube配信しております。

懲りずに4回目何とか配信漕ぎつけた。1週間を公民館の新聞と振り返る。

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