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まるで通訳、翻訳家?


こんにちは、紺野うみです。

私は、自分がこれからライター(作家)として担っていくであろう、役目やお仕事について思いをはせる時、よくこんなことを思うんですよね。

「これからはなんとなく、通訳とか、翻訳家みたいなことをしていくんだろうなぁ」と。

……もちろん、英語などの語学方面、ではありませんよ?


それでは一体、何と何の間を「通訳・翻訳」するのかというと……。

「目に見えない世界」と「目に見える世界」とを、です。

「???」と思われそうですね(笑)

でも……、大真面目なんです。


「目に見えないけれど大事にするべきこと」を、「目に見える(現実)世界を生きるたくさんの方」に、いかに実感してもらえるように「通訳して、噛み砕いて」伝えていくかということ。

ちょこっとずつでもいいので、人の心に種を蒔く作業というイメージを持っています。

「きっかけ」の種蒔きですね。

それが、私の今後の人生の課題になりつつある気がしていて。


なぜなら、私が物書きとして書いていこうとしている「心のこと」と「神社や神様のこと」という二本の大きな柱。

一見すると「正反対か!?」くらいの勢いで違うジャンルのように思えるかもしれませんが、どちらも「目には見えない」という大きな共通点がありますよね。


そもそも、私自身の「きっかけ」はというと?

これは、自身の「転職」でした。

本気で自分自身の心理分析を始めることになったのが、ほんの数年前のことです。

自己分析の「面白さ」や「重要性」に目覚めた私は、『自分の心の中』に存在する「人格」的な要素を見つけたのです。

それを「自分の中に住んでいる住人」という捉え方で、自己分析に活用し始めました。


自己理解の「難しさ」と「複雑さ」は、確かにあります。

誰もが「自分自身のこと」は、なかなか冷静に、そして客観的に考えることができないものですからね。

しかし「自分らしく幸せに生きる」ためには、この「自己理解」が欠かせません。

そのことを身をもって実感しながら、結局、私はこの課題を「住人」のおかげで、楽しみながらクリアしていきました。


それなら。

このちょっと奇天烈でふざけたような(笑)この方法でなら、誰もが「自分の心」について興味を抱きやすいんじゃないかな……。

そして、自分らしい生き方に迷った時も、苦しみすぎることなく、前向きに乗り越えていけるかもしれない……!

……こうして、この方法を《自己人格分析》と名付けて、少しずつ広げていく決心をしたのです。


こうやって、自分の「好き」の世界をとことん突き詰めるようになった私が、次に出会ったのが「神社」の世界です。

もともと和文化が好きだった私ですが、それまでは「神社」にも人並み程度にしか行っていませんでした。

まだまだ、世界が狭かったんですね。

世界が変わっていったのは、あちこちの神社に足を運ぶようになってからです。


日本人の人生や日常に深く根付いている「神道」のことを、たびたび意識するようになっていきました。

しかし、日本人にとって「身近」であるはずの「神道」の世界も、よくよく考えてみると案外知らないことだらけ。

神社でのお作法は暗黙のルール感が強く、覚えるきっかけや理由を知るチャンスなども、人によってまちまちです。

でも、知れば知るほど面白い、魅力的な世界!

……そんなことを、神社に出かけるたびに身にしみて感じる私でした。


こうして興味の走り出すまま、心のままに掘り下げ、突き詰めていった結果……。

こっちの方向でも巫女のご奉仕を始め、「皆さんにも知っていただきたいこと」がたくさんあるからと、「神社・神様について書く」という活動も広がっていったわけです。


不思議でならない流れのように思いつつ、なんとなくこれらの道は、自分の預かり知らぬところで繋がっていたというような気もしています(笑)

サン=テグジュペリの『星の王子様』でも、有名な台詞がありますね。

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ。


……そう。

こうやって、名言として残されているくらいです。

その「目に見えないものの大切さ」に関する真理や本質の難しさとは、誰もが「頭では理解できたつもりになってしまう」ことでしょうか。

「そうだね」「いいこと言ってるね」と、すぐに同意したくなりますし、それができてしまいます。

ですが、本当はもっと深いところまで、「自分の感覚」でたどりつけるようになることこそが、その「名言」を咀嚼(そしゃく)して自分の人生にも活かすということなのでしょう。


こうやって本当に気がつかなきゃいけないことや、大切にしなきゃいけないことというのは、「目に見えない世界」にこそたくさん隠されているのです。

でも、やっぱりどうしても、この物質的世界の中では、それに「気がつく」ことすらなかなか難しいと思うんですよね。

だから、通訳が必要なんです。


さまざまな形で、「目に見えないこと」に隠されている「人間が本当に大切にしていくべきこと」たちを、少しでも多くの人に理解していただけるように、翻訳していかなくてはならない。

「心」のこと。「精神的」な話。


昨今は、国を動かす政治家も、偉い肩書きを背負った人たちも、人にも自身にも嘘をついたり誤魔化したり……。

平気で、自分の心に背を向けた生き方をしています。

そんな人たちが上に立って、国や組織を動かしているのです。

私たちは見たくなくても、そんな世界を目の当たりにしながら暮らしていかなくてはいけません。

でも、そういう人間の心の弱さや見栄を、私たちは「反面教師」として見つめていけるようにしなくては……と思うのです。

これからの時代、もっともっと心すさんだ世の中になりかねないですよね。

ちょっとずつでも、大切だと思うことを伝え続け、広めていかなくてはいけないと……そんな大層なことまで考えてしまっている紺野です(笑)


神社に行くようになり、自分自身を見つめたり、世の中を見つめていく中で、毎日さまざまなことを考えています。

そして、なんとなくちゃんと「目に見えない存在」に応援していただいているような、感覚があるんですよね。

不思議と。


やるべきこと、私にできることは、たくさんあります。

そして、それはたぶん、誰にとっても同じこと。

あなたにしかできない、この世でやるべきことが、あるはずです。

一生ってたぶん、あっという間ですよね。

その限られた時間を目いっぱい使って、どれだけのことが成し遂げられるか?

どれだけのものを、世の中や人の心に残せるか?


死んだらなんの役にも立たない「地位」や「名誉」を残したいっていうよりも、自分がいなくなっても生き続けていくような「いい影響」を、人の心の中に遺していきたい私です。

心理学も、神社のことも、同じように大切に。

「目に見えない世界」の話を、私なりの感性と言葉で、これからも綴っていこうと思います!

世の中を少しでも明るくする言葉たちを、心を込めて多くの方に届けていきたいと思います。 紺野うみの活動を応援していただけますと、大変うれしく思います!