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大切に育てた冬瓜を食べたよ。涙(たゆさんの幸年レシピで作ってみたよ)

毎日なでなでして「大きくおなり」と声をかけていた冬瓜は28cmまで育ちました。

空中で立派になって。子を見守る母親の気分でした。
表面についていた白い粉はやはり冬瓜が中から出していた食べ頃のサインなんだそうです。

冬瓜や食べておくれと白い粉

今とっさに俳句を詠みました。俳人気質がちょこちょこ出てしまう桃うさでございます。

毎日声をかけて撫でて育てていましたから、ヘンゼルとグレーテルを食べようとする魔女みたいだと自分のことを思いつつ、育てていた冬瓜を遂にしょくしました!

たゆさんの冬瓜スープを参考にしました。種と綿を煎じて出汁にするスープです。

具材はこちらです。写真撮影の後に人参も追加しました。

卵は使いませんでしたが、大きさの比較のために置きました。

ナスは冬瓜と同じく花壇で育てた子です。
右のは春雨の平たいやつです。原材料が緑豆とジャガイモデンプンでした。

まずは綿と種を煎じてだしを取りました。

真っ白でふわふわのわたと種。

20分煎じて漉した汁に野菜を入れて、

人参は底に。冬瓜とナスはぶつ切り。マイタケは手で裂きました。

沸騰したら平たい麺みたいなのも入れてぐつぐつ煮ました。

塩、醤油、コンソメスープの素、チューブのにんにくを入れて出来上がり。

具だくさん。

冬瓜がとろとろでおいしかったです。
冬瓜はカリウムが豊富で余分なナトリウムを排出するそうです。浮腫みに効きます。ただ「冬の瓜」と言いながら真夏の瓜ですから体を冷やすそうです。

なぜ「冬の瓜」と呼ばれているかと言うと、夏に収穫しても冬まで保存ができたからだそうです。冬に食べてたんですね。このスープはとろとろで冬の食卓にぴったりです。しかし今の冷房の効いた食卓にもピッタリだと思います。とにかく美味しかった。(笑)

丸ごと食べられる冬瓜ですから、皮も食べました。
ピーラーでむいて細切りに。

同じく千切りにした人参とごま油で炒めて

緑とオレンジのコントラストが色鮮やかでキレイ✨

ポン酢と白ごまをかけて完成。

桃うさは油で炒めたものを食べないので「きんぴら」が何なのかわからない。作り方もわからないまま適当に作ったきんぴらでしたが、お爺さまから「おいしい」をいただきました💪よかった。

冬瓜はまだ2/3も残っています。当分冬瓜つくしの食卓になりそうです。

ところで桃うさは大切に育てた冬瓜を複雑な思いで食べました。と言うのも藤子不二雄のアニメを思い出したからです。「ミノタウロスの皿」をご存じでしょうか?ざっくりあらすじを言うと、こうです。

主人公の男性が宇宙で不時着した惑星では牛が人を食べていた。仲良くなったかわいい女の子は食肉として最高品種で牛たちの晩さん会のメイン料理に選ばれます。女の子は素晴らしい名誉に大喜びをして殺されます。切り落とした頭がテーブルの真ん中に置かれて、牛たちが女の子である肉を「うまいうまい」と食べるんです。主人公は迎えの宇宙船で地球へ帰る途中、泣きながら牛肉のステーキを食べました。

ミノタウロスの皿/藤子F不二雄

 自ら食べられることを望んだ女の子が冬瓜と重なったんです。白い粉で食べごろを教えてくれましたから。そしてわたと種で出汁を取らせてくれて、皮までもおいしい料理になってくれた冬瓜chan。「骨の髄までしゃぶりつくす」とはまさにこのこと。

 収穫した後の花壇は物寂しさを感じました。何かが足りない。桃うさだけじゃなくて花壇の野菜たちも寂しがっているように感じたんです。

 だってあの大きな冬瓜を支えていたのはキュウリの葉とつるでした。トマトのつるも絡み合って、冬瓜・きゅうり・トマトの三位一体で育った冬瓜でしたから。冬瓜chan一人で28㎝まで成長できたのではありません。大きな冬瓜chanがいなくなってその存在感の大きさに気づかされました。涙
˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚

毎日寂しい気持ちでほかの野菜の世話をしていたところ、なんと、これを見つけました。

きゅうり。隣りの巨大な葉は冬瓜を支えていた葉っぱです。

冬瓜を支えていたキュウリのつるが大役を終えて実をつけたんです。

野菜たちの物語を感じませんか?

きっとキュウリは
「冬瓜chanが立派に育ちきるまでは実をつけないぜ。冬瓜chanを支えることに全力を尽くすんだ!」
と頑張っていたのでは。冬瓜chanが収穫されたことで細々と実をつけたキュウリ。空中で立派に育つことを願います。

皆さんも幸年レシピを作ってみませんか?

やけに暑い夏を幸年レシピで乗り切ろう!
美味しいレシピがたくさんあるよ。

アレンジもOK!ぜひ作ってみてね♪
作った記事は「作ってみたよ」へ入れさせてくださいね✨


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