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「写真することが楽しい」美術館と日本海の山陰旅行記〜島根編②

山陰旅行2日目は出雲大社に行きました。1日目の内容はこちら↓

出雲大社(出雲市)

益田駅から特急列車でJR出雲市駅に着いたので、バスで出雲大社に行く予定にしていました。あらかじめGoogleマップのバス停時刻表をチェックしていたのですがバスが来ない…。ほかの観光客も数名バス停で待っていたのですが、ネットの情報と実際の時刻表で差異があったようです。
一畑電車の方が早く現地に着きそうだったので、歩いてすぐの電鉄出雲市駅から向かいました。

川跡駅で大社線に乗り換えます
車内にしまねっこ

一畑電車出雲大社前駅に着いたのは昼過ぎで、参拝する前に少し並んで出雲そばを食べました。
「出雲そば」は岩手県の「わんこそば」、長野県の「戸隠そば」と並び、日本三大そばの一つです。殻のついたそばの実をそのまま挽き込むため、一般的なそばと比べて黒味がかっていて、栄養価と香りが高く、風味と食感の良いそばだそうです。

大社の目の前「おくに茶や」の出雲そば 美味しかったです

お腹が満たされて、参拝に向かいました。
出雲大社は2回目の訪問です。

美しい松並木

11月は「神無月」ですが、出雲では「神在月」と呼ぶそうです。全国から神様が出雲大社に集まるのでご利益があり参拝客も多いそうです。その期間を避けたにも関わらず、たくさんの方が参拝に来られていました。
ドラマ「VIVANT」の効果もあったかな?私はそれです(笑)

数年前に訪問した時は改修工事中でシートに覆われていましたが、今回は全て見ることができました。

ちょっと前に「スサノヲの正体」という本を読みました。出雲大社や大国主命を神格化してない、古代研究者らしい「人間的な泥臭い仮説」が面白かったです。正確な資料が残されていないからこそ、時の権力者が「自分たちに都合よく作った神話」なのかも…と思うと以前とは違った見方が出来ました。

広い境内を歩き回って疲れたので、出雲ぜんざいを食べました。
ネットで時間を調べ、バスでJR出雲市駅に行くことにしたのですが、このバスが超満員でした。地方観光地の運転手不足はどこも深刻だと実感しました。早くライドシェアを解禁して欲しい…

出雲から普通列車で松江を通り越し、米子のホテルに連泊しました。

JR普通列車から見た宍道湖
夜は米子の居酒屋でひとり飲み

足立美術館(安来市)

3日目は米子駅から安来駅に行き、そこから足立美術館行き無料シャトルバスに乗りました。

足立美術館は日本庭園と横山大観コレクションで有名な美術館です。特に日本庭園はアメリカの日本庭園専門誌のランキングで21年連続日本一となっており、外国人観光客もたくさんいらっしゃいました。

日本庭園も日本画も詳しくないので、音声ガイドを利用しました。ガイドはEテレ「ねほりんぱほりん」のウシ澤さんでお馴染み石澤典夫アナウンサーでした。優しく穏やかな声での説明は心地良いので、有料ですが超おすすめです。

館内の撮影はOKだったのでたくさん写真を撮りました。
音声ガイドに従って見学し、茶室で一服し、ミュージアムショップで買い物をし、余裕を持ったつもりでしたが思ったより短い約2時間の滞在でした。

シャトルバスで安来駅に行き、松江市に向かいました。

安来駅構内

松江城(松江市)

安来駅から松江駅までは普通列車で20分ちょっとです。
松江駅からバスに乗って、島根県庁前で降りました。なぜならドラマ「VIVANT」の聖地巡礼で、野崎が乃木の過去を調べるために立ち寄った場所だからです。

聖地巡礼その1 島根県庁

そこから目と鼻の先、松江城の入場口付近は乃木と同僚の山本が話をしていた「皇居前に見えるけど松江城」のロケ地です。

聖地巡礼その2 皇居じゃなくて松江城

松江城天守は2015年に国宝に指定されました。松江城と言えば松平不昧公が有名ですが「なんで島根で松平なんだろう?」と思っていたところ、中国地方の守りを強化するために徳川直系の松平を藩主に据えたと説明文に書いてあり納得しました。結局は関ヶ原の戦功よりも血筋にするのねと。

天守から宍道湖が見えます

松江城二の丸には興雲閣(こううんかく)と言う明治時代の洋館が建っています。無料で見学できますので、こちらもおすすめです。

レトロな明治建築 興雲閣

松江城のセット券を購入したので、すぐ近くの松江歴史館も見学しました。歴史や文化が分かりやすく展示されていて楽しめただけでなく、「喫茶きはる」という作り立ての和菓子と抹茶を味わえる和カフェが併設されていて贅沢な時間を過ごせました。

日本庭園を見ながら畳の部屋でいただきました

日没が近づいてきたので、「ぐるっと松江レイクライン」というバスで宍道湖の夕日スポットとして有名な島根県立美術館に行きました。

島根県立美術館(松江市)

島根県立美術館は宍道湖畔に建つ美術館で、夕日を見る人たちのために1階ロビーを開放してくれています。設計は菊竹清訓さんという方で、1999年に開館し2022年にリニューアルオープンされました。

ガラス張りの美しい建物
可愛い宍道湖うさぎちゃん
日没に期待が高まります
美術館のロビー
宍道湖観光遊覧船「はくちょう号」
分厚い雲で夕日が沈むところは見られず…
宍道湖のマジックアワーと飛行機雲

100%満足ではありませんが、これだけの夕日とマジックアワーが見られたら合格点だなと思って、美術館を後にしました。

昨日と同じ米子のホテルに泊まって、翌日はレンタカーで境港と、最大の目的地である植田正治写真美術館に行きました。

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