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コロナ後遺症・ワクチン後遺症回復までのロードマップ

はじめに
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こちらの記事の一部分の内容をもう少し簡単に、
そして本当にコロナ後遺症やワクチン後遺症で悩む方へ向けて書いています😊


結論
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先に結論を簡潔にお伝えすると、
①自分の病態3分類を認識して根本原因7つを知る
②自分の身体で何が起きているのかイメージ出来るようになる(知識を身につける)
そのうえで
➂個人差を考慮して様々な治療法の中から自分に合う治療法を見つけ確信を持って1歩踏み出す。

この3つが大切です。
➂に関しては、栄養療法だけでも薬物療法だけでアプローチするのではなく、
大切なのは広い視野を持って様々な角度からアプローチすることです。

これからお伝えする知識はほんの一握りの情報です。すべて自分で調べても良いのですが、かなり時間がかかります。なので早い話、自分に必要な情報を選んでカウンセリング等してくれる人を頼った方が、時間を有効活用できると思います。


回復のきっかけと流れ
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私は分子栄養学という考え方に基づいた栄養療法に出会い自分の病態を知ったことで風向きが一気に変わりました。
分子栄養学についてや血液検査の見方は別の記事でまとめる予定です。

健康状態に回復するまでの大きな流れとしてこの4つに分けられます。

1. 治療方針を決める
病名でなく、病態から治療方針を決めます

2. 必要な治療と順番を決める
治療方針によって順番は異なります

3. 検査を行なって確認する
様々な検査を用いて、治療方針の仮説を確認します

4. 実際に治療する
根本原因に対して順番に治療を進めます

これらの内容は間違いなくコロナ後遺症やワクチン後遺症で悩む方を
回復へと導くきっかけになります。


自分の病態を知る
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おおまかな治療方針を決めるには自分の病態を知る必要があります。
自分の病態が次の栄養療法が効果的な3つの分野のどれにあたるのかを確認しましょう。

  • 「疲労系」その名の通り、疲労を主訴とする疾患(不妊症もここ)

  • 「免疫系」 リウマチやアトピーなど、通常ステロイドが用いられる疾患

  • 「精神神経系」統合失調症、うつなど神経伝達物質が問題になる疾患

根本原因を探るとなった時に管理栄養士の私の脳内はどんな脳内をしているかというとこんな感じです‼


訳わからん。。。笑
となっても大丈夫です‼きちんとサポートします💪


「疲労系」
慢性疲労症候群
・起立性調節障害
・鉄欠乏性貧血
・甲状腺機能低下症
・副腎疲労
・線維筋痛症
・不妊症
・その他、疲労を伴う疾患

・副腎疲労症候群は、臓器レベルでは副腎の問題ですが、全身症状は「疲れやすい」、細胞の状態は「ミトコンドリア機能低下」です。
・甲状腺機能低下症は、臓器レベルでは甲状腺の問題ですが、全身症状は「疲れやすい」、細胞の状態は「ミトコンドリア機能低下」です。
・鉄欠乏性貧血は、臓器レベルでは、赤血球の問題ですが、全身症状は「疲れやすい」、細胞の状態は「ミトコンドリア機能低下」です。

つまり、慢性疲労、副腎疲労、起立性調節障害、甲状腺機能低下、貧血は、臓器レベルで考えると一見別々の疾患ですが、全身症状は「疲労」で共通しており、細胞レベルでみると「ミトコンドリア機能の低下症」とひとくくりにできます。

「免疫系」
アトピー性皮膚炎(免疫低下で炎症がいつまでもおさまらない)
・関節リウマチ(関節に対する自己免疫)
・その他の膠原病
・セリアック病(腸の粘膜に対する自己免疫)
・グルテン運動失調症(小脳に対する自己免疫)
・掌蹠膿疱症
・女性の脱毛(毛根に対する自己免疫)
・アレルギー(花粉症、食物アレルギー等)

「精神疾患系」
・うつ
・統合失調症
・発達障害
・ADHD

このように大きく分けて3つのうちのどれに入るのか知ってみましょう。
基本の方針が1つだけではなく、2つや3つにまたがる事もあります。

もちろん、実際の病態はもっともっと複雑なのかもしれません。
でも病態が複雑になっているほど、単純化して治療の骨子を決める必要があります。

いろいろな事をいっぺんにやろうとして失敗したり、自分が今どこにいるかわからなくなったりする方がとても多いです。単純化して一つずつみていくことが大切‼
何度もトライ&エラーすることが回復への近道です✨

💡ポイント💡
・大きく分けて疲労系・免疫系・精神神経系の3つに分類される

根本原因を知る
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次に知ってほしい知識は
病気の原因を探ると7つの根本原因にたどり着くという事です。

これは世界基準の栄養療法で考えられている考え方です。

手当たり次第に症状に対して薬を試したり、何十種類ものサプリメントを試していませんか?
もしそれで一時的に良くなったとしても、根本原因を取り除いていないので、症状が戻ってしまったり、知らない間に悪化したり…なんてことになります。

7つの根本原因はピラミッド型で示せます。



1段目:①脳
2段目:②ミトコンドリア機能(エネルギー)
3段目:➂副腎疲労(ホルモン)
4段目:④重金属(毒素のデトックス)
5段目:⑤腸内細菌⑥消化不良⑦炎症

1段目は脳機能の治療。神経伝達物質の調整や、脳の細胞膜の抗酸化治療が含まれます。
2段目のミトコンドリア機能はエネルギー産生を正常化させることです。
3段目の副腎疲労はホルモンバランス調整です。
同じホルモンの中でも優先順位があり、下から副腎→甲状腺→性ホルモンの順にアプローチしていきます。
4段目は解毒(デトックス)です。臓器としては特に肝臓をケアしていきます。
5段目は腸内環境および体内の炎症を抑えるアプローチになります。

ピラミッドは土台がしっかりしていて下から積み上げるからこそ、バランスを崩さずに保っていられますよね?
この状態が病気でも言えます。
ポイントは、上の段の要素は下の段の要素の影響を受けやすい事です。
だから、原則的にこれら5つは下の段から行っていきます。

ピラミッドのように下から積み上げていく感じです。下の段の治療がうまくいっていないのに上の段の治療だけをやると、崩れてしまいます。

土台がしっかりしていなかったり、バランスが崩れるときれいなピラミッドにならないため身体に不調が出ます。
どこが原因なのかを見つけて、バランスを整えるアプローチが必要です。


脳の症状があるから脳に対してアプローチしてもいつまで経っても改善しないのは別のところに原因があります。
脳の症状のみで中には薬物療法でよくなった方もいると思いますが、
原因を取り除いていないとまた症状が現れてしまいます。
身体は血液を介して全てつながっているので、ほとんどの場合、
様々な臓器が関連していることが多いです。
なので広い視野を持ち、全体のバランスを整えていくことで改善されます。

このピラミッドはコロナ後遺症やワクチン後遺症に限らず、花粉症でも慢性疲労症候群でも糖尿病でもほとんどの病気は一緒の考え方が出来ます。

私は下の土台からアプローチしていきました。
生化学の視点で見る血液検査のデータの見方を活用したり、
自分の生活習慣から、
①腸内細菌(小麦製品の摂取量↑、栄養素の吸収×)
②消化不良(便の状態、栄養素の吸収×)
➂炎症(鼻炎持ち・花粉症などのアレルギーあり、CRP値0.04以上だった)
④重金属【毒素】(むくみ、水分摂取量1.5L以下、酸性食品が多くアルカリ性が少なかった)
⑤副腎疲労(コルチゾールなどのホルモン分泌量やセルフチェックから)

これらが関係して
⑥ミトコンドリア機能
⑦脳
に影響があると推察し、アプローチしたことで、私の場合は劇的に効果がありました。

酸性食品・アルカリ性食品についてはこちらの記事にまとめてあります。


お金をかければいくらでも徹底的に調べることはできますが、
私自身は将来の為に挑戦している途中で後遺症で働けなくなったこともあり、経済的にも何万もかけて調べることはできなかったのと、
自分自身の経験などから問診票を作成し、あてはめたことで根本原因にたどり着きました。
必要な方は栄養療法を行っている医療機関で1度徹底的に検査をしても良いと思います。

次にどのようにあてはめたらよいか例を挙げてお伝えします。

【疲労疾患の場合】


疲労症状がみられる場合、考えられるのはミトコンドリアの機能改善です。
人が疲れる原因を3つに分けると以下のようになります。

①ミトコンドリアでうまくエネルギーを作れないパターン
②糖質や脂質が細胞やミトコンドリアの中に入れない、もしくは供給が不安定なパターン
➂エネルギーは作れているが、無駄に消費されているパターン


しかし、ミトコンドリア機能だけに目を向けると失敗します。上から2段目のエネルギー(ミトコンドリア機能)には、3段目の副腎や甲状腺ホルモンが影響しています。

また、エネルギーを生み出す体内の回路は、4段目の要素「重金属」(特に水銀やヒ素、鉛)などによって容易に機能低下を起こします。だからもし重金属が貯まっているなら、ミトコンドリア機能を改善するために重金属のデトックス(解毒)治療が必要になります。

ミトコンドリア内でエネルギーを生み出すクエン酸回路は、ヒ素、水銀、アルミニウムが体内に貯まると簡単に止まってしまいます。

さらに、5段目の要素「腸内環境」が悪いとミトコンドリアを動かすのに必要なミネラル類の消化吸収がうまくいきません。

このように、2段目のミトコンドリア改善のためには、2,3,4,5段目の全てにアプローチしなくてはならない可能性があります。


【免疫系疾患の場合】


免疫系疾患に必要な治療は、免疫の正常化と副腎疲労の改善です。

多くの日本人が花粉症になっている事実=免疫系が大変なことになっていると言うことを示しています。特に問題なのは腸内環境です。

腸には抹消の免疫の60%が集中しています。なので食生活が悪かったり、腸が炎症を起していれば当然のように免疫異常を起こします。
腸内環境改善は免疫を正常化させるのに絶対必要な治療です。

ちなみに、2番目に免疫が集中している場所はどこでしょうか?

それは、咽頭です。扁桃腺は巨大な組織ですが、それは鼻と口、両方から入ってくる異物を見分け、せき止める関所の役割を担っているからです。


咽頭部の炎症を抑えるのは免疫系疾患の治療に欠かせません。
Bスポット治療がコロナ後遺症に効くと言われる理由もここにあります。

このように、体内の隠れた炎症を見つけ出し治療するのは治療計画の中でも優先的に行われるべきで、治療ピラミッドの5段目にあたります。
またこれらは医療行為なので、管理栄養士の私はできません。なので、様々な職種との連携が必要になってきます。
Bスポットだけでは完全に良くならないのも次が必要だからです。

この次に免疫系疾患治療に必要なのは副腎へのアプローチです。

治療ピラミッドの法則にしたがうと、3段目の副腎疲労改善のためには、4段目、5段目の治療が必要になります。重金属解毒にはかなりの副腎に負担がかかりますし、体内に隠れた炎症がある場合これも副腎からコルチゾールが24時間出っ放しになります。


【精神疾患の場合】


精神系疾患の場合は脳神経伝達物質のバランス調整が必要です。
ウイリアム・ウォルシュ博士は20年、2800人のうつ病患者の分析から、うつ病患者の脳内の状態を大きく5種類に分けました。
彼は脳内の生化学状態を調べる事で、5つの分類のどこに当てはまるのか、そしてどのような治療をするのかを明確にしました。

これはとても重要な事ですが、その前にやらなくてはならないことがあります。

ここまで読み進めていたら、もうお分かりだと思いますが脳の治療ピラミッドは最上部の第1段目にあります。つまり、脳はミトコンドリア、副腎、甲状腺、デトックス、腸内環境など全ての影響を強く受けます。

ミトコンドリアの働きが低下することが原因でおこる病気をミトコンドリア病と呼んでいて、多くは生まれながらにしてミトコンドリアの働きを低下させるような遺伝子の変化を持っている方が発症します。

物事を見聞きしたり、理解する能力など「脳」の機能と、心不全、運動障害など「筋肉」の機能が主に障害を受けます。ミトコンドリアは特に脳と筋肉に多いため、ミトコンドリア機能の低下は脳と筋肉に症状が出やすいです。

また、ホルモンとの関係も大きいです。脳は視床下部-下垂体-副腎軸によって副腎と強く結びついていますし、甲状腺機能低下症でうつ症状が出るのは有名です。

そして重金属やその他の毒素に脳はとても弱いです。マグロに多く含まれるメチル水銀は、体が必要なアミノ酸メチオニンと勘違いして、腸から容易に取り込まれ、脳神経や脂肪細胞に貯まっていきます。

さらに、腸内環境と脳機能が相関している事はもう半ば常識的に語られるようになりました。腸内細菌は迷走神経を通して脳に信号を送っています。また、グルテンが腸粘膜に働きかける事で起こるリーキーガット症候群は、同時にリーキーブレイン(脳血液関門の破たん)をも引き起こすことが明らかになってきました。

つまり、精神系疾患の治療をするためには、神経伝達物質の調整治療(第1段目)の他に、炎症を抑え、腸を治して(第5段目)、デトックスをして(第4段目)、副腎ケアを行い(第3段目)、ミトコンドリア機能を改善させる (第2段目) ことが必要なのです。

アルツハイマー病の栄養による根本治療で一躍脚光を浴びたデール・プレデセン博士の治療法を記した「アルツハイマー病真実と終焉」は脳機能改善を栄養で行うすべての人にとっての必読書です。


プレデセン博士はアルツハイマー病を3種類に分類しました。
1型タイプ:炎症により起こる
2型タイプ:栄養、ホルモン不足により起こる
3型タイプ:水銀やカビ毒が脳に蓄積して起こる

アルツハイマー病やその前段階の初期認知症が疑われる場合、まず最初にすることは3型のうちどのタイプなのかを見抜く事です。タイプがわかれば、治療法と順番が見えてきます。

アルツハイマー病の場合は、ピラミッドの2段目~5段目を順序良く治療する事で、第1段目に効果があらわれてきます。

ちなみに、この治療法はアルツハイマーだけでなく、全ての脳疾患の人に応用できます。脳機能をあげるため、受験生にも推奨できる治療です✨

このようにして、根本原因を推察することで、治療方針が決まり、治療の順番のめどがついたら、実際にその治療を行うべき原因が本当に存在するのか、血液検査等をして確かめていきます。

ここまでの内容でパンクしてしまった方もいると思います。
なので、下のポイントだけ押さえておけばOK‼

💡ポイント💡
根本原因は7つの原因があり、5段のピラミッドで示せる
導き方等は頼っていただけたらサポートします✨



検査で確かめる
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推察した病気以外に数値となって表れている病気が他にないかを調べるために血液検査やMRI検査などを行い、他の病気の可能性を排除していきます。
これを除外診断といいます。

以下のサイトでは徹底的に検査を行って調べる内容が記載されているのですが、徹底的に調べる余裕がある方はぜひ行ってみてください‼

https://orthomolecularmedicine.tokyo/treatmentplan/step3/

私自身はPS8と重症度が高く、受診するのも家の中で動くのでさえしんどい状態にあったので、症状が出ていたけど、動けていて病院では異常なしと言われたときのデータを活用し、行動しました。

血液検査の考え方は今の日本の医療の考え方と分子栄養学の考え方は異なり、目的なども違います。詳しくは機会があれば別の記事にまとめてみたいと思います。

血液データは様々な要因により変動しやすいので、テストの暗記のように、これが低いとビタミン不足だ・貧血だと覚えるだけでは判断を誤ってしまう事があります。

そして大切なのは血液検査で全て把握はできないという事です。
血液検査は血液の状態を見るものです。一番大事な細胞内を見ることはできません。
症状
実際の食事・生活習慣
血液データ

これらを考慮し血液データは参考程度にしなければ、回復へ導けません。

また、お金が無くて血液検査等ができないから治らない…と考えるのも違います。今の自分の現状の中で限られていても、できる事は沢山あります。
昔と違い情報もたくさんあります。(情報が溢れすぎて選択できない場合も多いですが…(^-^;)

最も大切なのは本人が治したいのか、諦めてしまっているのか本人の意思が大事です。
がんで余命2ヶ月ですと宣告を受けてから諦める方もいますが、そこから完治させた方もたくさん知っています。
完治させた方の共通点は本人の気持ちだと感じています。

余命宣告をするのは医師の資格を持った一般人です。
神様ではありません。あくまで同じ人間が目安で言ったものにすぎません。違う事があって当たり前です。
それをどう捉えて進むのか止まるのかです。


私自身も、何回ももう諦めようかな…と思う事もありました。
そんな日があってもいいんです。
トータルで見た時に治したい気持ちが勝っていればそれでいいんです。
また、人によってその日の感情にも個人差があります。
あの人は前向きでつらい…改善していてうらやましい…
そう思う事もあるかもしれませんが、自分のペースで大丈夫です。
むしろ血液検査で異常なしと言われて良かったとも思います。

沢山悩んだからこそ同じ境遇の人に発信して、自分の知識を生かして助けたいと思いました。
いままであいまいだった使命を見つけることができ、
いいきっかけになったと今なら思います。

ここまで長文の記事を読んでくださりありがとうございました✨
最後まで読んでくださったあなたは、現状から脱したいと強く願っているからこそ読んでくださったと思います。
どんな些細なことでもぜひお力にならせてください✨
1日でも早くあなたが健康になることを祈っています…‼


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