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【一写三句】010 by KONOSHIRO

閑散とした海。ランダムに重なるテトラポットたち。そして儚げな雲。

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写真提供 幽眠
 

◾️ 侘しきは色なき風か磯の香か【恵光】

【一言コメント】 若き日は何事も楽しかったのですが、年を経るともに秋になると侘しい気持ちになります。それは色なき風(秋の季語)がそうさせるのか、磯の香りに遠い昔を懐かしんでいるのか、どちらなのでしょうか。


◾️ いにしへの竜骨洗ふ秋の濤 【松宵】

【一言コメント】テトラポッドって恐竜の骨が折り重なってるみたいだなあって。

 

◾️ 人小鳥消えて独りの白昼夢 【幽眠】

【一言コメント】がらんとした光景に『虹消えて忽ち君の無き如し』高浜虚子の句を思い出したので、それに習ってってみよう…としたつもりが全然違うものに。小鳥って秋の季語なんですね。

 


取材、執筆のためにつかわせていただきます。