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わたしはきょうも、喜んで「ひいき」する

SMAP・中居くんが「司会をする中で、やりやすい人は?」と聞かれて「俺はやりやすい人は作らない。やりやすい人がいるってことは、やりづらい人を作ることになるから」と言っていて、なるほどと思った。

周りのガヤ芸人たちは、きっと「やりやすいのは君だよ!」と指名してもらいたかったはずだ。でも、それ以上に「さすが」と感銘を受けたような反応だった。

あのひとレベルで平等に扱えるのがすごい。もしわたしがゲストだったら「わたしでも、やりづらいって思われてないんだ!」と安心できたはずだ。さすが中居くん。

一方、むかしの上司が「差別はしないが、ひいきはする」と言っていた。一瞬、「なんてひとだ!」と思ったが、正当にも思えるのだ。

差別とは、

特定の個人や集団に対して正当な理由もなく生活全般にかかわる不利益を強制する行為をさす

コトバンク

ひいき(贔屓)とは

自分の気に入った者に目を掛け力を添えて助けること。また、そうする人。後援者。

辞書

えこひいき(依怙贔屓)は

特に一方に心をかたむけ公平でないこと。また、好きなほうにだけ心を寄せ、肩入れすること

辞書

とのこと。

その上司曰く、「努力しているひとに対して、報いるようにこちらも対応する。逆に頑張っているひとと、そうでないひとを公平に扱う方が差別だ」と。

うん、わかる気がする。努力している新卒や、優しくしてくれた同僚にたいして、「もっとこれをやるといいよ!」とか「ありがとうね!!君のそういうところがだいすきだよ!」ということが「ひいき」として捉えられるなら、喜んでひいきしたい。

わたしのフォロワーさんたちは、言わなくてもわかってくれると思うが念の為。中居くんのやり方の否定をしたいんじゃない。

中居くんはたぶん、自分が仕事をする上で、そうした方がいいから、という理由でひとを平等にあつかっている。今日の収録、「あのひととだ〜ラッキー!」って日を作ってしまうと「うわ〜この人かあ、どんより!」っていう日ができてしまうからね。

どちらも本質は一緒で、「他者との関わり方の軸をしっかり持つ」というのが大事なのだと思う。その評価軸がブレてくると、「えこひいき」「差別」となる。

だから中居くんの「ひとによって自分の感情は変えない」を真似しつつ、上司のように、大好きなひとたちには、好きだよそこが素敵だよ!と伝え続けたい。これがきっとわたしの「軸」だ。それがひいきと後ろ指を指されても、きっと辞められないな。


ヘッダーの写真が、中居くん→SMAP→世界に一つだけの花→花屋、の連想だと気づいた人は天才です。

お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!