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気づき


ウトウトしていた時
壁だと思っていた場所が
薄いベールに変わっていた


ベールと言っても
布というより
薄い煙のような感じ

(入ってみようかな)


スウっとそちら側に入ると
外側から見ていた時よりも
鮮やかな世界


緑の森が広がっている


向こうの方には
蜂蜜色の、水路に囲まれた
八角系のような街

自然をそのままに
人と自然、
お互いが共存できている

「完璧ですね」
とそばにいた存在に
語りかけると

「当然です、あなたが作り出しているのですから」


そうか、
自分が作り出していたのか


そう気づき、
ベールを抜けて
こちら側に戻って感じたのは


「こちら側も同じなんだ」

というより、
こちらも、あちらもないのだと。


自分が作り出しているのだ
この目の前の現実を


それを体感した