見知らぬ傷跡に慚愧の念

 起きて鏡に映る自分の姿を見た時に、見覚えのない傷がおでこに一つ。
飲み会で相当酔ってしまったらしい。
大袈裟に言ってしまうと、いつか見た映画「ハングオーバー!」状態だ。
お酒を飲み過ぎてしまった後悔と、何か良からぬ事をしてしまったのではないかと言う不安、そしておでこの真ん中に作ってしまった原因不明の傷が恥ずかしくて堪らない。
 確か3軒目でカラオケに行った記憶がある。きっとそれが良く無かったのだろう。カラオケに行くとはっちゃけてしまう事が悪い癖で、その度に自分の行いを反省する。今回も同じ事をくり返してしまったようだ。楽しくなってしまうといつもこうなる。何度も同じ事を繰り返す自分と、後に残った傷跡を見るたび、慚愧に堪えない。
 
 


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