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The Social Dilemma 「監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影」はSNSを使っている人は見ておいたほうがいいNetflixオリジナルドキュメンタリー映画

ドキュメンタリー映画「The Social Dilemma」

Netflixオリジナル作品です。SNSは中毒性が高く、利用者の行動を監視し、個人の行動を操作さえしている、と警鐘を鳴らしています。1時間34分と長くもなく、ドラマを織り交ぜてのドキュメンタリーなので、とてもわかりやすい内容になっています。

ドキュメンタリーとドラマを織り交ぜて、自身が開発したテクノロジーに警鐘を鳴らす専門家らとともに、SNSが人間にどれほど危険な影響を及ぼすのかを検証する。

説得力があっておもしろいと思ったのは、Google、Facebook、Twitter、PinterestなどでSNSの運営や開発に携わった人が何人か出てきて語っているところです。罪悪感にかられて、その仕事から離れた人もいるようです。

「シリコンバレーの良心」トリスタン・ハリス

このドキュメンタリー映画で主演級として登場していたのは、Googleで設計倫理学者として働いていた、コンピューターサイエンティスト、ビジネスマンであり、倫理学者でもあるトリスタン・ハリスです。

雑誌ローリング・ストーンでは「世界を形造る25人」の内の1人として、また雑誌フォーチュンでは「影響力のある40歳以下40人(2018年版)」の1人として選ばれています。

TEDでも「テック企業が毎日十億人の心を操る方法」というテーマでスピーチをしています。Netflixユーザーではないけど興味がある方は、こちらの動画を見てみるといいと思います。16分42秒の動画です。

私たちは容易に操作されうる

”いいね”をもらうことが価値となり、真実となる。

SNSは子どもの頃の友人に大人になって再開できたり、新たな魅力的な出会いが生まれる喜びがあったりします。

数十億人が利用するSNSになると、大きなビジネスになっていますが、こうなるとテクノロジーの目的は人の注意を集めることに向かっていきます。

SNSは危険なのでやめるべき、のような極端な考え方は持っていません。
ですが、ほんの一握りの超優秀な人たちが数十億人に影響を与えているという構造は知っておいたほうがいいのだろうな、とは思います。

トリスタン・ハリスがオンライン開催の『wisdom 2.0 Japan』に登壇

トリスタン・ハリスは今週末の10月17日・18日にオンラインで開催される『wisdom 2.0 Japan』にも登壇します。

参加申込をするとしばらくの期間は録画を視聴することもできます。トリスタン・ハリス以外にも話を聞いてみたい人がたくさん登壇するイベントなので、僕も参加申込をしました。



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