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女性はなぜ「産まない」のか…見据えてほしい“現実”

旅ブロガー女医えりおの「ピルと月経・妊娠」観​​』連載元のm3.comにて、お読みいただいた、医師読者さま相手にアンケート取りましたところ、これまたさまざまな意見があったんですが、

「これから、日本の少子化対策はどうすればいいんでしょうか」

――それなww 


結論からハッキリ申し上げておきますが、今まで男性諸君がなんとなくわかっていながら、目を背け、いや握り潰してきた「あまりにも辛すぎる現実」、そこをちゃんと正面から直視できるか…ここにかかっていると思います。

それだけのことを、まあいともつるっと書いちゃうのがえりおちゃんなんだな笑笑。
でもね、最近はちゃんともう、しっかり現状を見据えて、一歩離れたところから、ちゃんと俯瞰して見てくれてる男性も、少ないながら、いるにはいるんですよね。それが救いかな。

まあさっさと書きましょう。


「やっぱり女は産んでナンボ」について

まあまず、ありがちなコメント。

これですね、女性が言うか、男性が言うかで、全く説得力が違うの、わかります? 「お客様が神様です」をサービスする側が言うか、客が自ら言っちゃうかで全然意味が変わってくる的な!? 

結論を申し上げるとこれ、女性が言ってこそ説得力があるんですよ。
男性が言ったところで茶番です、茶番。

男性の「急所」を下から蹴り上げたときの痛み、女性が「あれ痛いよね~」って言ったところで茶番にしか感じないですよね。それと同じようなもんです。今の仕事と今の収入と、条件は全く同じだったとして、男性の皆さんが仮に女性だったら、はたして産もうと思います?というお話。

それから、「やはり子孫はいたほうが豊かな考え方をする頻度が多いと思う」っていう意見もありました。じゃあ私より面白い記事書いてみろ笑 
もう全て茶番以上の何者でもない。


出産という選択肢がそもそもない男性にできること、それは女性に「この人の子どもだったら産んでみたい」と思わせること。それ以上でもそれ以下でもないです。
そこの努力が足りないから、女性が産まなくなるんですよ。

まあそれが無理としても、女性が自ら「産んでナンボ」と言ってくれれば、まだ良さそうなものですよね。こうした女性が多数派であれば、産まない女性の声はかき消せる。でもそれは叶わない。なぜだと思いますか?

「子どもなんか産んでも、幸せになれない」
「産んでよかったと純粋に思えない」
こう考える女性が一定数いるから、に他ならないと思いますよ? 言わないだけです。笑

だって実際に私へのコメントで「子どもがいるから幸せとは限らない。不妊治療の末、子どもを授かり、良かったとは純粋に言えない自分がいます​​」と書かれた方もいましたし。


自分の遺伝子を残せる、って、「雌としては」最大の幸せのはずです。でも幸せに思えない、ということは、本能的なこと以上に不都合があるから、ですよね。それって誰のせいだと思います? 私は男性によって作られた、男性のための、男性社会のせいだと思いますね。

はっきり言って男性が敷いたレールを、女性も歩いてもいいですよ、って「形だけの男女平等」。そもそもそのレール自体歩きたくねえしw ってのが世の女性達の答えなんですよ。少なくとも私はそう思います。
だってそれをまさに実践しているのが私で、今、私の女性ファン、どれだけ増えてきてますかね? そろそろ現実を見ましょうよ。


「男なのでわかりません」そのスタンスどうにかして?

あといろいろなコメント、まあありました。楽しませていただきました。
でもそのほとんどが正直、先に書いた茶番みたいなもの。個人的なヒットは「いろいろ言いたいけど、セクハラになりそうなので止めます​​」。うんよく言った。逆にそっち方向に振り切ってるの、嫌いじゃない。笑

おふざけは抜きにして、一番こりゃマズイと思ったのが、

「男性なのでよくわかりません」
「女性にとって出産・育児と仕事・生活とのバランスは本当に難題ですね​​」

あのすみません、この姿勢がまさに少子化を助長しているんです。

って私が言うまでもなく、ドンピシャなこと書かれている方がいらっしゃいましたよ。

「女性の生理での体調不良など男性が知らない点がとても多くあり、また男性が知ろうとしないことも問題です」

はい、これぞ模範解答!


お願いだから「産みたい」って思わせて

女性より能力が高いから?か知らないけど、ナゼだか女性より男性の方が要職について、なんか対策をしようとしてるんだかしていないんだか。
それこそが茶番だ、そう思いませんか?

今、政府が必死にお金をばら撒いてますが、私に言わせるとハッキリ言って“お金がないから産まない、わけじゃない”ですからね。笑 
むしろ、お金がある人のほうが産まない選択してるくらいなものじゃないですか?

じゃあなんで産まないか。それは「産みたい」って思わせてくれないからですよ。誰が?って主に男性が、ですよ。

「生理のことはよくわかりません」ってのも手遅れだと思いますけど、その延長にある「女性にとって出産・育児と仕事・生活とのバランスは本当に難題ですね​」。ーー恐れ入りますが仕事と生活と出産育児のバランスって、本来女性だけの問題じゃないですよね?

本当だったら「女性に産ませる」男性だって、産ませた後の生活・仕事、悩んでしかるべきなんですよ。なのに、多くの男性が女性にばかり押し付けてきた。
「だったら産まねえだけだしww」それが、女性が出してきた答えなんですよ。

毎月の生理について、理解できないどころか寄り添うこともしてくれず、仕事と育児のことは全部女性任せ。そんな人の子ども、宿したいと思いますか?ってお話なんです。まあその結果が少子化、という形で出てきたわけです。

そして、そのツケを払わされるのは、言っておきますけど「“産まないこと”を選んだ男女」じゃないですからね?

なもので、産まない側からすれば「じゃあそれでそんなに困るというなら、もっと本気出して女性に『産みたい』と思わせてみたらどうなの?(棒読み)」って冷ややかに言い放つくらいなもんです。

だって多分無理だと思うんだもの。笑


まあ、今「他人事」でもツケは確実に払うことになりますよ?

こうして、もうどうにもこうにもならない人たち? これを読んで少しでもガツンと来てくれたらいいですけど、でもまあ、来なくても、いいかな。

だって、先にも書きましたけど、このまま少子化が改善しなくてもなんと言いますか、「産まない人」「わかってて産む人」は多分困らない。
ツケを払うのは、私が今までこうも書いてきたことにピンと来ない人、あとはムカついて受け入れない人だと思うので。
そして「産め産め」って焦ってるのも、この層。
なんもわかってない人が今さら焦ったところで、誰も聞きませんよ。

だってもうこの事態を理解して、俯瞰して見たうえで「産む」「産まない」の選択しているくらい洞察力のある人は、おそらくですけど、先の見通しを立てて、自分は生き延びることができるような算段、とってるんですもん。
まあ子どもを扶養している方より税金が多く取られるとか? はたから見て「ツケ」を払ってるように感じられるかもしれませんが、それ、痛くも痒くもないです。

むしろそれ以上に美味しい思いをしている、そのカムフラージュみたいなもんです、カムフラージュ。それで周りの気が休まるんだったらありがたいかな、くらいなもの。
だって多く取られた分の税金分くらい、知恵を働かせて取り返しておりますし。笑

…これ以上書くのは、やめとこうw 


とにかく、少子化に思いっきり加担している人たちの多くは、全く罪悪感も危機感も感じておらんのです。それだけは知っておいても良いかも。


てことで、今日はこの辺で〜♪♪



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