PDCAサイクルを上手に回すには
PDCAサイクル
長野県でフリーランスのエンジニアをしているwaticsonです!
昨今では社会人経験があれば、ある程度標準的になっている言葉かと思います。PDCAサイクルはPlan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Act(対策・改善)を1サイクルとした循環を繰り返していくような業務プロセスです。
アメリカのW・エドワーズ・デミング(W.Edwards Deming)が1950年に品質管理の考え方や手法を日本の経営者に伝えた際に広がりました。当初は「デミング・サイクル」とも呼ばれていたそうです。
当時の品質管理は製造業に関するものでしたが、ソフトウェアや、さらに何かを創造する時や学習する時など広く品質と捉えられるものには使える手法です。
記事で伝えたいこと
さて、このPDCAサイクル、得意でしょうか?私はうまくいかないことが多いです。この記事では、PDCAサイクルがうまくいかない理由についての私の見解を伝えます。共感や発見があると嬉しいです。
サイクルが回らない理由
うまくいかないこと
私の場合、明らかにC(測定・評価)、A(対策・改善)が良くありません。特にAに関しては実施しないことすらあります。
このような思いがあります。
長くその事項に取り組まなければならないことが面倒くさい
反省したくない、嬉しくない
急ごしらえでつくったため、振り返りにくい状態になっている
次のプロジェクトを優先したい
ある程度できたら満足、もう頑張ったからOK、のような気持ちが見えます。
逆に、うまくできるところ
こちらは私の場合は特にD(実行)です。徹夜したり、集中力を発揮したりすることで無理やり完了させてきた経験が何度もあります。その時はとんでもなく不安だったりプレッシャーを感じたりしますが、終わった時には楽しかったとすら思います。しかし、後半になってこれまでの創ってきた内容の矛盾に気づくといった経験もありました。
なぜ得意か、このような理由が挙げられます。
時間のある限りは良いものをつくりたい
できてない状態で提出したくない
やることが見えている、あとはやるだけ、シンプル
体力がある
責任感というより自分が満足したものをつくりたい、という気持ちが見えます。また考えるより動く、特に一人で動くような光景も想像できます。
そこからわかること
以下のような仮説を持ちました。
実行パートに完璧を求めて、疲れてしまう
実行パートが楽しすぎる、以降のパートはやらないつもりでいる
誰にとってのPDCAサイクルか定義していない
3番を補足します。スタート時はプロジェクトの完成図を描いていますが、前述している通り、実行パートのモチベーションは自己の満足であり、実行パート終了時にそれがおよそ達成されてしまいます。「気分で仕事している」と身勝手な思想に見えますが、一方で実行パートはこの身勝手な思想がパワーを発揮しているため、このような思考回路が定着するのは不自然ではないと思いました。
チャレンジすること
こんな取り組み方をしてみようと思います。
P(計画)でそこそこ大きな完成品を描く
D(実行)気持ち悪いところで終わらせてみる(ただし方法が目的にならないように注意)
C(測定・評価)は他者が見える形で記録しておく
上2つは、自分が納得する良いものをつくりたい、という特徴を活かすためのポイントです。実行して燃え尽きてしまうというのは本当によくあると思っています。3つ目は実験的ですが、A(対策・改善)の実施を確実にし、周囲の協力も得ながらより良いものを生み出す方法として有効だと考えました。
【そもそもなぜPDCAサイクルが必要だと感じたのか】
OODA、PDR、STPD、DCAPなど様々な改善手法があり、正直どれが良いかはわかりません!ただ、実行パートのみではそこそこの成果で止まってしまうなあというのが私の経験です。評価と改善は、より良い成果を創るために取り入れていきます。
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