おまめ

特別養子縁組で母になりました。

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  • 特別養子縁組

    特別養子縁組に関する記事をまとめています。

  • 発達障害

    発達障害の息子の通院や療育、訓練の記録など。

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産まずに母になるという選択

4年前の今ごろ 里親認定を受け、いつになるやらわからない児童相談所からの連絡を待つばかりになった。 あの頃の私たちは、2ヶ月後に児童相談所から連絡が来るとも思わず、今できることをやろうと奮闘していた日々を送っていた。 妊娠と出産を経験することなく「母(父)になる」ことに踏み出した私たちは、最初から親になる覚悟が100%あったわけじゃない。 そもそも、不妊治療を終えた私が、子育てを諦めきれずに里親になること、子どもが欲しいと思うことが、本当にいいのか。 自問自答する時期

    • 2人目を考える

      去年あたりから意識し始めた「2人目」の子育て。 息子が幼稚園に入り「ぼくもいもうとかおとうとがほしい」と言われたのがきっかけで。 最初夫は猛反対だったのに、小さい子を可愛がる息子の様子を見て心が揺らぎ、最終的にはOKしてくれました。 自分たちの年齢を考えると、今後は養子縁組ではなく養育里親としてお子さんをお迎え出来たらと考えてますが、1年が過ぎた今も委託のお話は来ていません。 きっと、同じく2人目を待ってる里親さんも、多いことでしょう。 ただ、息子の委託の時に年齢が

      • 【療育】契約更新と嬉しい変化

        もうすぐ受給証の更新時期ということで、書類作成のため児童発達支援の支援員の方がモニタリングに来てくれました。 初めてお会いしたのは夏ごろ、それから半年近く一緒に息子の成長を見守ってくれる、すごく頼りになる方です。 息子の気持ちも、親の気持ちも理解してくれる。 それが、本当にありがたい。 今回は、最近夫婦で感じてる息子の嬉しい変化を報告。 以前までの息子だったら、とうてい想像できないぐらいの大きな変化で、夫も私も、嬉しい気持ちと同時に信じていいの?と驚きを隠せないような

        • 発達凸凹Kidsのならいごと事情:スイミング編

          息子は、自閉スペクトラム症・ADHDと診断された年中児。 赤ちゃんの頃からこれまで、いろいろ習い事をさせてみましたけど、本当にトラブルが絶えず、今思えばよく付き合ってきたな~としみじみ思います。 最初に始めたスイミングは、当時行かせていた保育園の先生に「体力有り余ってるから、体操とかスイミングとかやってみたらどうですか?」と言われたのがきっかけでした。 ベビーコースから未就園児コースに上がると、レッスンのペースが合わなくなり、レッスンに行くのを嫌がるように。しまいには「

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        産まずに母になるという選択

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        記事

          【真実告知】うんでくれたおかあさんにあってみたい

          お風呂あがりに、息子が突然ぽつり。 「うんでくれたおかあさんにあってみたいなぁ、 ぼくのことわすれてないかな。」 真実告知をし始めて1年半ほど経ち、最近は産みのお母さんの名前が知りたいと言われて驚いたところで、さらに驚きの発言。 でも同時に、成長も感じて嬉しい気持ちになりました。 4歳でも、産みの母・育ての母を、ちゃんと区別してる。ほかの子たちとの違いも分かってる。 その上で、自分を産んでくれたお母さんが、どんな人か知りたい気持ちになったんだなと思うと、子どもって親

          【真実告知】うんでくれたおかあさんにあってみたい

          幼稚園の発表会

          入園して2回目の発表会がありました。 とにかく感動でした。 ホントに、胸が熱くなりました。 もともと、息子は「少数派」で、みんなと同じことを同じタイミングでやるのが苦手でした。だからこそ、大ホールの舞台で「一人だけ違うことをやってしまわないだろうか。」と、年少時の発表会ではひやひやしながら見てました。 人前での大きな失敗で傷ついてしまわないか、大きな行事では心労が絶えません。 そんな親の心配をよそに、年少の発表会でも息子なりに堂々と練習の成果を披露して感動させてくれま

          幼稚園の発表会

          【療育】発達心理(1)検査報告

          公的事業所で初回に受けた発達検査(新版K式発達検査2020)の結果報告が届きました。 この事業所では、心理、言語(ST)、作業(OT)の訓練を各3回/年受ける予定になっていて、初回は発達心理の訓練でした。 10月に受けた訓練ではじめは発達検査がメインだったけど、かなり荒れました。大変だった~。 前回受けた発達検査が数ヵ月前で内容が記憶に新しいせいか、今回の結果は全体的に数値が上がってました。 今回の検査で良かったのは、検査報告書がしっかりしていたこと。心理の先生からの

          【療育】発達心理(1)検査報告

          不妊治療からの気持ちのシフト

          30代前半で再婚して、夫婦ともにすぐに赤ちゃんを授かることを望み、必死に頑張った10年。 40代になってからは、治療の辛さで戦線離脱。でも赤ちゃんを諦める決断ができずに現実逃避の数年を過ごしました。 治療疲れた、のんびりしたい。 こうなったら、二人だけの人生でもいいか。 でもふと、やっぱり赤ちゃん欲しい、と思う。 でも自分は妊娠できない。 諦めたいけど諦められない。 諦めたくないけど、できない現実に涙。 この無限ループで、精神的には一番しんどかった時期だったかもしれま

          不妊治療からの気持ちのシフト

          クリスマスの準備

          来週末はクリスマス。 いよいよ迫ってきて、心の中は少し焦り気味。 息子からリクエストされてるおもちゃは、いかにもすぐ飽きそうなもので、ちゃんと遊んでくれるか?親としては少々不安が残る。 でも、まぁいいか。 これまでのクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントでも、1年後2年後にようやく遊び始めたものもあるから、今夢中にならなくても、いつか遊んでくれるならそれでいい。 さあ、注文して届いた商品をラッピングして隠しておいたり、クリスマスの夜、ツリーの下にセッティングしたり、、

          クリスマスの準備

          【療育】1回目の保育所等訪問

          受給者証を取得して、初めての保育所等訪問の日がやってきた。 昨年の巡回相談と違うのは、事前に訪問支援員の名前を教えてもらえることと、電話で報告になること。 ※受給者証を取得したため、巡回相談は受けられない。 今回の訪問支援員はベテラン保育士さんで、幼稚園での息子の様子を事細かに報告いただきました。 先生の一斉指示:概ね通っている 集団行動:概ね参加できている※たまに気が逸れ勝手に抜ける お友達との関わり:男の子グループのごっこ遊びに参加 切り替え:自分で切り替え

          【療育】1回目の保育所等訪問

          【療育】新しい療育先で再出発

          児童発達支援の受給者証を取得して、市の事業所と契約し、回数を補うために民間の事業所とも契約。 しかーし、民間で療育を受け始めて3回目でトラブル発生し、退会させていただきました。 結論、療育の内容がまめたんには合わず、拒否反応からのトラブルでした。 一旦予約をすべてキャンセルし、今後どうしよう?と考えてる間に、市の事業所の訓練があり、心理の先生からは、「いまはとにかく体を動かすことですね!」とアドバイスをいただきました。 おそらく、気が向かないのに検査・テストを続けられ

          【療育】新しい療育先で再出発

          【真実告知】産みの母の名前が知りたい

          息子は8ヶ月の頃、児童相談所を介してお迎えし、その一年後には特別養子縁組が成立、正式に実子となりました。 そういえば、書き忘れていた真実告知の続き。 あれから何度も同じ質問をされ、私からも同じお返事を。その繰り返しをした後、こうお話してくれるようになりました。 「ぼくをうんでくれたひとがいる。」 「それで、パパとママがむかえにきてくれたんだよねー」 「パパとママ、ぼくにあったとき、なんておもった?」 これも、何度もお話してくれました。きっと、自分に落とし込んでるんでし

          【真実告知】産みの母の名前が知りたい

          【習い事】くもん、はじめての終了テスト

          4月から始めたくもんが、いまだ継続できてる奇跡。 早い子たちはどんどん進んでるんだろうし、くもんでの滞在時間も長いんだろうけど、4歳息子はかなり落ち着きがないので、滞在時間も10~15分ほどのまま、息子のペースでのんびりと進めてもらってます。 机に座ってプリント始めるまでも、おしゃべりは止まらず、なんなら喋りながらプリント終えちゃうこともあるけど、「喋りながらでもちゃんとやるからすごい!」と褒めてくれる先生の器量が大きさに、とても助けられています。(もちろん、都度注意はし

          【習い事】くもん、はじめての終了テスト

          障がいをどうとらえる?

          幼稚園に入り、同じ年齢の子どもたちの集団に入ったときの息子の行動を見ていると、やはり、大きな違いを感じざるを得ない。 息子の発達について詳しく相談しようと、私たち夫婦は重い腰を上げ、県立の小児科を受診したものの、先生からは予想通りの言葉が返ってきた。 自閉スペクトラム症とADHD。 予想はしてたけど、できれば発達障がいじゃないよ~お母さん!って言われたい気持ちも少し残ってたから、2つの意味合いの「やっぱりね」が心の中で交差した。 いろんなところで「様子見」と言われ続け

          障がいをどうとらえる?

          養子縁組した子どもの障害

          本人の希望でいろんな集団に入るようになり、大人から見た困り行動がエスカレートしてきたのをきっかけに、市の個別相談を受け、療育に繋げてもらった。 その後、大きな病院の小児科で発達の相談をしてみたら、2つのタイプが合わさってる感じだね、と言われた。 養子縁組したこどもに 障害の診断がつくかもしれない 振り返ってみれば、これまでいろんな部分で育てにくさは感じていた。 目線が合いにくい 抱っこしても体を反らすことがある から始まり、 保育園、幼稚園の登園渋りが長い 癇癪が

          養子縁組した子どもの障害

          パートナーと力を合わせる

          養子縁組里親になる 養子を迎える 私たちの人生に、このふたつをプラスするのは、容易ではなかった。 パートナーである夫自身、最初は反対だったのだ。 でも、慌てずじっくりじっくり時間をかけて対話を重ねるにつれ、私の考えを理解し、夫婦二人の人生から「産まずに家族が増える人生」に思考をシフトしてくれた。 そこからは、夫の両親を説得するのにまた時間がかかったし、いろんな壁にぶち当たったけれど、夫が同じ温度で向き合い、がっちり手を繋いで同じ方向へ歩んでくれてるからこそ、どんな壁も乗

          パートナーと力を合わせる