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シンガポールに移住して1年が経ったので、気付きとかシェアしたいこととかのまとめ

どうも、KORYです。最近シンガポールではアイスマンと呼ばれています。(こおりだから。)
2022年末にシンガポールへ移住してちょうど1年が経ちました。

海外移住は20代の頃からフワっと考えていてようやく実行に移せたという感じです。ちなみに中国系の会社で働いたりしていたので北京や上海には出張で行ってましたがそれ以外は海外旅行のみで、海外に住んだことはありません。独立してからは日本でずっとビジネスをしてきました。

コロナによってMTGがオンライン化→働くメインの場所を海外に移すチャンスが到来

投資先とのMTGも完全にオンラインになり、日本にずっといなくても日本でのビジネスが出来る、という自信はコロナ期間の2年間で確固たるものになりました。

シンガポールを選んだ最大の理由:時差と士業の方のご縁

ヨーロッパに投資していたこともあり、ポルトガルとかオランダとかも選択肢に入っていたのですが、日本との時差が1時間しかなく、ギリギリ日帰り出来る距離にあるシンガポールは魅力的でした。他にも税制とかメリットあったんですが、日本人でサポートしていただける優秀な弁護士の方、会計士などの士業の方々とご縁頂けたのもありシンガポールに決めました。

行ってからわかったシンガポールの魅力

魅力①:アジアに(物理的に)すぐ出られる。直行便も非常に多い。

これは非常に大きいことで、東京から大阪行くくらいのノリで周辺国に行けるので、アジアでのビジネスは非常に距離感が近くなりました。日本国内を移動する感覚でアジアに行けるので、アジアの国々をマーケットとして捉えることがしやすくなりました。

2-4時間でアジアどこでも行ける

魅力②:日本人コミュニティが非常にスティッキーで強い

シンガポール在住の日本人は3万人強。そのうち100-200人には会っています。というのも、タッチフットやバスケなどのコミュニティに入ると大体飲み会がたくさん開かれています。(タッチフットは週2回プレイ+飲み会、バスケは週1プレイ+飲み会ですw)僕はシンガポールにほぼ知り合いがいない状態で移住したのですが、すぐに起業家・投資家の知り合いがガンガン増やせました。

魅力③:日本人投資家とすぐに会うことができる

シンガポールには投資家(&事業家兼投資家)がたくさんいます。その人たちと会うことも日本に比べると非常にライトに会うことが出来ます。

魅力④:ヤバい人が(比較的)少ない

海外では、詐欺師がとてもたくさんいます。日本でももちろんたくさんいますが、海外での遭遇率は日本との比較にならないほど高いです。シンガポールは生活コストが高いこともあり、シンガポールから他の国に移った詐欺師も多いようで、現在シンガポールで会う人はそういったヤバい人が少なめです。もちろんゼロではなく、「あれ?こいつなんか詐欺師くさいなー」と思ったらやっぱり、みたいなことはあります。ただそういったことも狭いコミュニティ内でリファレンスをとれば大体わかるので、やばい人は共有されていくことになります。

魅力⑤:税金が安い

べつに行ってから知ったことではないけれど、税率は低いです。キャピタルゲイン税が0なのは有名ですが、法人税率や所得税率も低いです。

所得税は5-20%程度
法人税は0-17%程度

日本法人で、かつ海外売上比率が大きく、利益が出ている事業をシンガポール法人で買収して運営する、みたいなのはキャッシュがめちゃくちゃ回ることになりそう。

海外に移住して個人的に良かった点①グローバルビジネスが自分にとって当たり前になること。

一番良かったのはグローバルビジネスを考えるのが当たり前になることです。日本にいると、情報量としても視座としても日本のマーケット、日本の成功事例、日本国内での競争に視点が偏ってしまいます。

一方、海外においても日本発のプロダクトやサービスが入っていって賞賛・感謝される余地は非常に大きいと今は強く感じます。若年人口がまだまだ大きいアジアの国々、中産階級が今後圧倒的に増えていくインド、そして欧州やアメリカに打って出ることが出来るスタートアップをどんどん日本人が作っていけるはずです。

もちろん海外のマーケットを見た上で、でもやはり日本のマーケットのみで始めることがベストだ、という結論になることも十分ありえます。が、日本でビジネスを行うことから考えてしまうのはどう考えてもマイナスだと今では思います。

海外に移住して個人的に良かった点②日本の素晴らしさを再確認できる

人生を楽しむための場所として、日本を超える国は存在しないと言い切れるほど素晴らしい国です。食はもちろんのこと、不動産(水回り)、ファッション、所作とホスピタリティ、日本に一時帰国するたびに、毎日感動すら覚えます。

また、海外でビジネスをする時に、「日本のコンテンツを売る」ということをするだけで差別化・特長を持たせることが出来ることも多いです。

例えば「日本の和食の職人の海外レストランへの転職をサポートするサイトWashokuJob」では、日本の持つコンテンツ/アーティストである寿司職人を海外のマーケットにぶつけているわけです。

海外に移住して個人的に良かった点③グローバルな日本人起業家のコミュニティ「Waoje」に参加出来たこと

シンガポール在住の日本人起業家の方に誘ってもらって入ったのですが、海外で起業されている日本人コミュニティの「Waoje」が非常に良かったです。スタートアップ型のビジネスというよりは、地に足をつけたカタいビジネスをされている経営者の方が多い印象です。全世界に600人くらいの会員がおり、支部活動も活発で、海外支部だけでなく日本支部も多数存在します。
全世界の会員が集う「Global Venture Forum(GVF)」が2023年は2回開催され、タイのバンコクと(2月)インドのベンガルール(11月)で開催されました。そこに集まる海外で様々なビジネスをされている方々との出会いは非常に刺激的で、様々な国の現地情報を日本語で生で聞けることの素晴らしさは言うまでもありませんし、それ以上に、人柄が素晴らしい方が多く、良いご縁をたくさんいただくことができました。

移住するほどじゃなくても、海外に拠点を置いてビジネスチャンスを探ったり投資家を探したり、現地で営業していくのはリーズナブルだと思う

移住っていうと色々ハードルがあるかもしれませんが、拠点維持コストがそこまで高くないタイやマレーシアあたりに海外拠点を設け、年間1/4程度の日数を日本以外で過ごしてアジアでのビジネスチャンスを探ったり、シンガポールで投資家めぐりをするなどしていくことは、非常にリーズナブルな動き方なんじゃないかなと思います。知り合いがいないと海外旅行するだけになりがちですが、海外起業家の知り合い作るならWaojeオススメ。

以下、Tipsです。今見なくても必要な時で大丈夫ですw

Tips①シンガポールへ格安で渡航するには

ANA、JAL、そしてSingapore Airlineで渡航するのが最もおすすめですが、航空券どうしても安くしたい!という人(というか僕)のための航空券の買い方

直行便:ZipAir / Scoot(成田発着)
片道¥30,000〜で、これが最も普通の選択肢になってくるかと思います。
※ただし、成田発着です。

ベトナム経由便:Scoot / VietJet(羽田発着)
こちらも片道¥30,000〜ですが、ベトナム経由して羽田に帰る便です。直行便が高い時にはこのルートの方が圧倒的に安いことがあります。
もちろん一泊してもいいですが、早朝にシンガポールを出て、10時間くらいベトナムで観光して、夜の便で帰ると、羽田に早朝に到着出来ます。(一泊分の料金を払わなくても飛行機の中で寝て帰ればOKという人にはとてもいい選択肢です。)

香港経由便:Scoot / VietJet(羽田発着)
こちらも片道¥35,000〜で、香港経由して羽田に帰る便です。こちらも当日乗り換えで数時間観光して帰れます。今回はこのルートで帰ります。

その他:エアアジアのKL経由便など
羽田発着で経由便もいくつかあるので、値段のみにこだわるなら時期によっては片道2万円台前半くらいの時もあります。セールのタイミングや、年末年始の繁忙期、日本においては3-4月のインバウンド繁忙期などかなり航空券の価格には変動があるので、ちょいちょいチェックするのがオススメですね。

航空券の定期チェックはGoogle FlightとかHopperあたりが安い時期を探すのにはいいと思います。1円でも安いチケット取りたいならShoopitとかですかね。

Tips②シンガポールで安く宿泊するには

シンガポールのホテルはめちゃくちゃ高いです。日本だと1万円くらいでもまぁまぁ普通に泊まれると思いますが、シンガポールだと普通に窓無し、シャワーとトイレがゼロ距離みたいなことがあります(経験談)また、それくらいの金額だと格安ホテルグループのHotel81系のホテル一択になるでしょう。

シンガポールに知り合いがいる状態であれば、知り合いの家に泊めてもらうのも1つの手です。というのも、シンガポールでは家賃が高すぎてルームシェアしてる人が結構います。部屋が余ってるケースもあるので、意外と泊めてもらうっていうのはアリな選択肢です。もちろん関係性によりますがw ダメ元で聞いてみましょう。

Tips③シンガポールで日本人の知り合いを作るには

起業家の人だとWaoje経由が早いですが、他にも週二回(木・日)にタッチフットをやってたり、週一バスケやってたり、週一テニスやってたり、トライアスロンやってたり、結構スポーツを中心にコミュニティがたくさんあります。
タッチフットはだいたいプレイ後に飲みに行くので、シンガポール来る人は木・日の夕方以降は空けておくと吉です。(タッチフットはタックルの代わりにタッチをするライトなラグビーで、体のコンタクトがほぼないので、老若男女だれでも参加できるスポーツです。このコミュニティが1番大きいです。)

まとめ

1年シンガポールに住んで、平和で道キレイで蚊もあんまいなくて、物価高いけどオシャレなレストランもたくさんあって、素敵な日本人たくさんいて、めっちゃオススメだと感じました。

実際には家賃めちゃくちゃ高いしビザ取得維持大変だし1周目の起業家が住む場所ではないというのが正直な感想だけど、自己資金で事業結構回ってて、これからグローバルで事業やろうという1.5周目の起業家とかはオススメですね。

というわけで2023年は皆様お世話になりました。
2024年も世界のどこかでお会いしましょう!

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