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ハーブとハーブの話

5月2日 晴れ

本日のBGM Quarteto Em Cy

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庚申窯には いくつかハーブの鉢があって、
長く外に置きっぱなしのやつは
鉢から根が出て地面と連結して
鉢の枠を超えて大きくなっており、
このチェリーセージがまさにそんな感じで
水やりもせず放っておいたのに
こんなに逞しく育ってまあ、
どうもここの気候と相性が良かったみたいですね。

チェリーセージはなんかすごい
やる気がみなぎってる印象があって、
フレッシュハーブティーってことで
お湯に葉っぱを2~3枚入れただけでも
味が濃すぎて飲めないようなそんな感じのやつです。
なんかクラスで やたらやる気のある
爽やかだけど くどい学級委員長みたいな。
葉っぱもなんかベトベトしてその辺もくどい。
でも香りはいいですよ。

と書いてみて、もしかしてチェリーセージって
飲むようではないんじゃないかしら
と思って調べてみたら
どうも観賞用だったみたいですね。
たっは〜ん、どおりでね。
ちなみに他のセージの薬効はハゲの防止や
肥満の解消、感染症の予防と現代病にとても嬉しい
効能があるみたいです。
セージ育てるのにいいかもしれませんよ。

IMG_7509のコピー

そのほかに相性が良かったのはラベンダーで
ラベンダーも地植えしたら勢いがすごいです。
花の期間も長いから見た目もいいですね。

レモンバームなんかも毎年わさわさに繁殖します。
レモンバームは長寿のハーブだそうで
祖母も気に入っててシーズン中は一度乾燥させたやつを
ハーブティーにして飲んでいます。
さっぱりしてるので私も好きですね。
まあレモンなんとかは大体好きです。

逆に相性が良くなかったのは
オレガノやタイムやカモミールなど。
どれも使えるやつなのに残念。
レモンタイムとか見た目も好きなのですが
すぐに枯れてしまいますね。

そこそこなのは
ローズマリーやミント類やステビアなど。
これらは鉢植えしてたらまあまあ成長はするのですが
あんまり勢いが強い感じではありません。
地面に降りても他の草に負けてしまいますね。
あとあんまり切っちゃうとそのまま枯れちゃったり。

ステビアは実用性が高いから好きで、
ロースマリーも香りや見た目が好きです。
ローズマリーというと思い出して的な
花言葉だったような気がしますが
狂ったオフィーリアが渡す花でしたね。
ジョンエバレットミレイのオフィーリアも好きです。

あとはもう無くなったけどバジルもよくできてました。
そのバジルの使わねーのなんの!
バジルはいっぱいできたところで まー使い道がない!
特に庚申窯の食事ではバジルを使うようなメニューが出ないので。
あれはピザを常食する人かイタリア料理屋さんしか
植えてはいけないと思います。
でも香りはいいですよ。

まあ何が言いたいのかというと庚申窯は
そんな感じの気候帯ですってことなんです。
この組み合わせでどんな感じになるのか分かりませんが
雰囲気で想像していただけましたら。

そうですね、山の麓にあると言っても
標高がちょうど100メートルくらいで、
少し気温が低いかな?って感じだけど
ヘモグロビンの量は増加しないくらいです。
風はなかなかよく吹きますね。

このハーブの類がいろいろあるのは
まだ祖父が生きていた頃に
一緒にホームセンターに行って
「とにかくなんでも植えてみて
勝手に育つやつだけ残して
枯れたらそれまで」作戦で
いろんな種類のハーブを買って植えた時の
生き残りたちですね。

釉薬のテストピースの
とにかく色々焼いてみていいやつだけ覚える
というのとどうも同じ要領みたいで、
理論を覚える前に実践あるのみ
というのが私の物事を学ぶ際の
基本路線なのかもしれません。
とりあえず説明書は読まないですもんね。
その結果チェリーセージのような勘違いを
ずっと引きずることになります。
偏見を愛そう。

今回せっかくハーブについてなのに写真が少ないのは
今日は粘土の菊煉りの写真とかを撮ってて、
本当はそれについて書こうと思ったけど
昨日に引き続きめちゃくちゃ眠いので
菊煉りの方はあきらめて
思いつくままアトランダムにハーブについて綴ったからでした。
モミモミ作業はまたの機会に。
今日はここまでさあ寝ましょ。
ローズマリーは睡眠にもいいらしいよ〜 zzz

おれ


高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目

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