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祖母のためにLINEのClova deskを導入してみる(調査編)

今回の目的は祖母の家にビデオ通話が可能な環境を整えること。

祖父が2019年12月に亡くなり、祖母が一人暮らしとなった。
長期連休になれば親戚も集まるはずであったが、2020年初頭に発生した新型コロナによりそれも難しい状況。
これを機に祖母の家でもビデオ通話可能な環境を整えてみようではないかと、調査を行った。


1.準備すべきこと

まずは、ビデオ通話用の機器。
最初に思いつくのはもちろんスマートフォン。皆さんも利用されているでしょう多機能通信端末。だがこれが厄介。
電子端末に触れてこなかった高齢者には「電源ON→ロック解除→アプリ起動→連絡」というのが中々難しいようだ。その前にタッチ操作で躓く。(母親で経験済み)
シンプルな操作性を求める。

つぎに、ネット環境。
祖母の家にある通信設備は固定電話のみ。しかし、一軒家にネット回線を引き込むほどの大掛かりな事はしたくない。
安く、簡単設置が第一。

2.調査(ビデオ通話端末)

ビデオ通話用の機器に関しては「タブレット」or「スマートディスプレイ」をまず考えた。これは大画面であることを重点に置いたためである。
しかし「タブレット」に関しては前述したとおり、操作上の問題があるため除外した。(後述するけど、タブレットもまた正解だったかも…)

なにより以前より「スマートディスプレイ」に関して興味があったため、これを機に一度遊んで…もといテストしてみようと思った。
「スマートディスプレイ」の代表的な商品は下記の三社だろう。
(ざっくり価格と、インチ数を記載)

Google Nest Hub Max:28,000円 / 10 inch
Amazon Echo show:28,000円(SALE 18,000円) / 10 inch
Amazon Echo show 5:10,000円(SALE 6,000円) / 5 inch
LINE Clova desk:28,000円(SALE 10,000円) / 7 inch

一番興味があったのはAmazo Echo show 5なのだが、肝心のビデオ通話に関してはアカウント取得含めてなかなか面倒らしい。ただ一対一のやり取りならば、有能な端末だと思う。電話を取らなくても室内をモニタすることが可能なので、子供や高齢者の見守りカメラとしても使える。
今回は親戚含めて通話可能であることを前提としているので、落選。

Google Nest Hub Maxはとりあえず高いので却下。
(ウチではGoogle home miniにお世話になってます)

最後にLINE Clova desk。つい最近までディスプレイ型のClovaが発売されていることを知らなかった。通常価格はなかなか高いが、SALE中で約一万円と手が出せない金額ではない。何より「LINE」である。日本における通話アプリの覇者である「LINE」のスマートディスプレイなのだ。親戚含めてアカウントは既に持っているため、これは導入が楽と考えた

というわけで今回は「LINE Clova desk」を購入することに決定!


3.調査(ネット環境)

これに関してはあまり悩むことはなかった。
安く導入するのであれば「格安SIM」以外に選択肢は無い。
何より今回は「LINE」を使うのだ。

MVNO(格安SIM)のひとつに「LINE MOBILE」というのがある。
文字通りLINEが運営するモバイル通信会社である。
このSIMの特色を次に挙げる。

「LINE通話はカウントフリー対象なので、どれだけ通話してもギガ(パケット)が減らない」

最安プランである「500MB/月:660円」を契約すれば、通信料を気にせず電話することができる。普通に使うと500MBだと多分1時間くらいで消費してしまうが、カウントフリーがあれば安心。

というわけでネット環境は「LINE MOBILE」に決定。
回線は範囲内ならau一択。docomo, softbank回線より混んでいない。

Clova deskにはSIMスロットがないため、別途ルーターを用意する必要がある。
現状いちばん良さそうなのは「Speed Wi-Fi HOME L02」
・SIMスロットがある
・中古で6000円前後
・AC電源(持ち運ぶ予定がないのでバッテリーレスを探していた)

しかし、今回はとりあえずテスト運用なので、古いスマホをモバイルルーター代わりに使用することにした。


4.準備まとめ

というわけで、今回用意するものはこちら。

・Clova desk
・LINE MOBILE SIM(既に契約しているアカウントでテスト)
・ルーター(スマホで代用)

次回へ「テスト編」つづく。


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