気分の浮き沈みの解決法はつまるところ、なんなのか
気分の浮き沈みというのは、誰にでもある。
こういった場合、理由は二つに分かれる。
原因がわかっている浮き沈み
原因がいまいちわからない浮き沈み
前者はまだいいです。
なぜなら原因がわかっていれば、対処ができるから。
たとえば、仕事でミスをしたことで気分が落ちているのなら、次はどんなやり方をすればいいのか考えるのが、その対処法になる。
だから、原因がわかる方はまだ救いようがある。
しかし、気分の浮き沈みってのはそんな単純なものじゃない。
大体の場合は、『なんとなく』気分が落ちている場合が多いんですよね。
もちろん、そのなんとなくの場合でも、原因がわかっていることもありますよ。
ただなんとなく落ち込んでいるときって、原因が抽象的すぎる場合が多いんですよね。
人生が生きづらい…
将来に不安を感じている…
これから先、どうなるのだろう…
なんて、原因が抽象的になると、途端にその対処法も難しくなる。
対処法が難しいから、気分が落ち込む。気分が落ち込むから、それがまた不安を駆り立てる。
負のスパイラルですよね。
抽象的な不安は、負のスパイラルに落ちやすい。
思えば僕もそんな抽象的な不安に、毎日押しつぶされそうになって生きてきた気がする。
なにかわからない不安が常にあったんですよね。
今ではその不安はゼロではないが、かなりなくなってきたように思う。
こうなってくると、まぁその当時の自分の異常さがわかってくるんですよね。
視野狭窄。近視眼的。盲目的。
いろんな言い方がありますが、自分がそんな風に視野狭窄になってしまうと、本当に解決法が見つからなくなるんですよね。
なんて風に、周りからみると簡単に解決法が見つかるわけですが、それが自分にはわからない。
なんて、本当は小さな原因でしかないはずの問題で、人生が終わりだと思ってしまう。
なんて、まぁよくある話です。
…ただね、実は本人にも解決法なんてのはわかっている、って場合もあるんですよ。
本当に視野狭窄になっている解決法がわからない場合もあるのですが、解決法がわかっていても、それを実行できないというパターンも多々あるんですよね。
たとえば、引きこもり。
僕も引きこもり時代は散々悩んで、それこそ自死を考えたこともありますが、これ実は解決法なんて、わかっているんですよ。
引きこもりの解決法は、『外に出て仕事する』
これだけなんです。
ただ、結局これを実行するのがしんどいんですよね。
じゃあどうすんのって、これが難しいんですよ。
なんて、頭のいい人はいいます。
…いや、頭がよくなくても、そうやって考えるのが理想的な問題の解決法なんでしょう。
ただ、それが自分の立場になると出来なくなる。
きつい言い方をすれば、『やりたくないだけ』なんですけどね。
しんどいんです。
本当に視野狭窄になると、分解して考えるのすら難しくなるんですよね。
じゃあどうすればいいの、って話になると、
生活習慣を整えよう!
食事に気をつかおう!
睡眠をたくさんとろう!
運動を適度にしよう!
なんていう、基本の基本しか対処法がなくなってしまうんですよね。
まぁ、だからその基本なんですよね。結局は。
ここなんですよね。つまるところは。
…とうことで今日は少し気分が落ちている。
少し散歩でもしてくるか。
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