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脳卒中で一度地獄へ、そして復活を果たすために

前回の投稿からだいぶ時間が経ちました。
「死に損ない」経験を共有することで誰かの役に立てればと書き記したものですが、この間さまざまなトライアルは続けてきました。2年経ち、やったこと、出た結果も見えてきましたし、書いてもいいだろうという気持ちになりました。またゆっくりお付き合いいただけたらと思います。

脳卒中で倒れてから真剣に身体を変えないと考え、行動を始めました。
以下がおよそ2年の実績になります。身長170cmです。

★ 入院時     体重79キロ、最高血圧160〜180、血糖値HbA1c 6.9
★  22ヶ月後  体重68キロ、最高血圧 110〜120、血糖値HbA1c 5.6

入院時の数値、どう見ても脳の血管は爆発しますよね。降圧剤も一切飲んでいませんでしたし、食事も酒も制限なしという幸せを満喫😅、当時は5年間で自信過剰、完全にナメてましたね。人間ドックも受けず、放置状態。これが2020年の11月。2週間の入院で3キロ落ちましたが、病院食ですから当然ですね。

そして2022年9月ですが、大幅に変化しました。つまり約22ヶ月かけて体重を落とし、生活習慣病の数値を正常化させてきました。(通常6.5で糖尿病と診断)

急激に痩せてもリバウンドする事は10年前に経験済み、学習していました。当時は3ヶ月で8キロ、6か月で12キロとハイペース、炭水化物を徹底して押さえ、ホエイのプロテインを飲んで、体型重視、筋肉を一生懸命育てていました。

「なんだ、やった成果の自慢かよ」、背景も説明しなければと思っていますので、そう思われたらご容赦を。

さて、結果以上に大切なのは「自信」です。過剰はアウトですが、「自己肯定感」でしょうね。これがさまざまな好影響をもたらすことが本当の報酬なのかもしれません。別の機会に自信と継続の関係についてもお話ししようと思います。

人は長生きしたいもの

人間である以上、長生きしたいのは当然です。
では、なぜ長生きしたいのでしょうか?

「今ある楽しみ」を失いたくないからだと思います。
趣味だったり、お金だったり、色だったり、ギャンブルだ、酒だ、食い物だ、どんちゃん騒ぎ…となんだかんだ言って悪い事をしたいのです。それも、より長く楽しみたい「現状維持」の思考/脳があるからだと思います。

素晴らしい趣味を持っている人もいるでしょうから失礼ですよね。

昔、フランス人の上司が言った言葉あります。人間の関心は「血」と「金」と「セックス」にあると。いかにもフランス人らしい。 血は家族はもちろん子供の幸せや孫の可愛さなど、金は楽しむための手段であるに越したことはない、そして究極的には遺伝子を残す行為だというのです。

「教えてやろう、よく聞け」と広告制作の会議でど〜んと言っていたのを思い出します。普段から異議を唱え、逆らっていた私に向かって言ってましたね。特に三つ目、若かったので妙に納得してしまいました。この歳で振り返るとまんざら間違っていないと感じます。

話が逸れました💦 なぜ長生きしたいのか?の話でした。長生きするにはまず身体と精神をその方向にベクトルを向けることかと最近強く思います。素直に「長生きしたいんだ」と認めることが最初の一歩ではないでしょうか?

現在は、3ヶ月に一度の予後検査と診断を続けているので数値もしっかり追いかけることができ、状況を見ながら対応策を考えつつ、ゆっくりと時間をかけて体の改造を始めることにしました。

退院後半年間のがまんの節制生活

まずは食事は1日2食、できれば週一回1日断食も良いでしょう。
やり方はこちら・・・・

  • 塩分を1日2グラム以下にコントロール、糖分だけでなく塩分も多いパンは禁止

  • 当然外食禁止6ヶ月、インスタントものも6ヶ月禁欲

  • 食べる食品/食材の順番はなるべく守る

  • ときには18時間ダイエットを実施、できれば週一回1日断食も良いでしょう。

  • 清涼飲料水は飲まない、基本、水、お茶、コーヒー砂糖ミルクなし

  • 甘いものは当初控え 半年経った頃、血糖値が安定してから少しずつ取るようにしました。

こういったことを緩めに続け、どれがより効果的かを検証してきました。きっちり毎日守るとすると重過ぎて続かないので1週間単位で調整すると良いでしょう。

その中でも食事の回数はあまり関係なく、お腹が減ってストレス抱えるくらいなら食べれば良いと3回の日もあり、2食にできたのは週に2〜3回程度でしょうか。

18時間ダイエットは時間で縛るため、朝9時以降ストレスがかかります。あと2時間で食べられる〜と飢餓感が起きるようです。ストレスの方が脳に悪いと思い直し、やめました。

慣れればそれなりに続くものでなんとかなりそうでしたが、一方生活時間が不定期になると折れる可能性は高くなりますね。しかし今はそれも考えないようにしています。不思議なもので、ある程度続けると「人間は習慣の生き物」だなとよくわかります。回数など気にかけなくても毎朝食べなくても大丈夫な日もあるのです。身体も敏感になるようです。

脂肪を頑張って落とすなら食べずにジムに直行します。

食べる順番は結構意味があり、野菜や海藻類、つまり食物繊維をなるべく最初に、肉や魚を 次に、そして炭水化物の順番は重要だと感じています。これは食後血糖値スパイクを急激に上げない事はもちろん、食物繊維が炭水化物の吸収を抑制することにつながるようです。

時々食べたくなるラーメン、インスタントもの。これも退院後半年は我慢しました。これも慣れです、インスタントものの味は毒だと感じるようになってきます。保存料や着色料は敏感に感じられるようになるものです。しかし、こうして禁欲で乗り切るとお酒も復活、今やアイスクリームやコンビニデザートも時折食べられる小さい幸せを手にすることができるようになります。一時の我慢が後で報酬となりますね。

体重に関してはそれほど気をつけていません。あくまでもバロメーターとして時々チェックする程度です。体重よりも中身、つまり何で体重が構成されているかが大事です。そのためにはモニターできること、環境が必要です。長年見たくなかった古い体重計を引っ張り出し、チェックするようにしました。

より具体的な説明を加えていきますので、もしよろしければ続きをどうぞ。

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