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極限の集中状態「FLOW」を手に入れる方法

「FLOW」とは、活動に熱中し、時間を忘れるほど没頭してしまう極限の集中状態のことを指します。
最近だと漫画「ブルーロック」で認知が深まったかと思います。

この状態に入ると、作業効率が飛躍的に上がり、最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。
一流のスポーツ選手、芸術家、CEOなど、一流の人々は誰もがこのフロー状態を経験し、圧倒的な成果を上げてきました。

そんなのごく一部のトッププレイヤーか漫画の世界の話でしょ?
私もそう思いました。
しかし、この「FLOW」状態を突き詰めていくと
どうやら自分の起こすアクションによって
アクセスすることができるようです。

しかし多くの人はこの「FLOW」状態への入り方を知りません。
その為に恩恵を受けられずにいる人が大多数を占めています。
「FLOW」に入れずに費やした時間は、無駄と言っても過言ではありません。
ならば、いかにして「FLOW」にアクセスできるようになれば良いのでしょうか。


☆この記事でわかる事

・「FLOW」は一部のプレイヤーや漫画だけの話ではない
・すべての人は「FLOW」状態に入ることができる。
・「FROW」状態の準備 4ステップ

「FLOW」にアクセスする為の第1段階

「FLOWブロッカーの排除」
「FLOW」に入るための第一歩は、「FLOWブロッカー」と呼ばれる集中力を奪う要因を取り除くことです。
最たるFLOWブロッカーがスマートフォンです。
スマホを一度でも手にすると、
その瞬間から集中力がリセットされてしまいます。
「FLOW」状態に入るのは、20分以上の時間を要します。
しかし、このスマホがあることにより集中が途切れ
「FLOW」状態に入るのはほぼ不可能になってしまうのです。
スマホに加えて、電話の着信や人からの話しかけも
同様にFLOWブロッカーとなります。
つまり、外部からの刺激をできる限りシャットアウトした環境を整える必要があります。

小説家がホテルに長期間缶詰になって執筆に没頭するのも、こうした理由からです。
「J.K.ロウリング」は、ハリー・ポッターシリーズ執筆中、
1日110万円を超すホテル代を支払い、
遮断された空間で集中力を維持していたと言われています。
このように、「FLOWブロッカー」を徹底的に排除した環境を作ることが、FLOWへの第一歩となります。


「FLOW」にアクセスする為の第2段階

「FLOWフェーズ」
次に重要なのが「FLOWフェーズ」です。
人間の集中力には朝晩で大きな違いがあり、最も高いのが午前中です。
夕方以降は次第に低下し、夜になるとほぼゼロに近くなってしまいます。
つまり、FLOWに入りやすい絶好の時間帯は朝です。

ところが、朝こそ逆にフローへの妨げになっていることが多くの人に見られます。
起床後すぐに8割以上の人がスマホをチェックしています。
これにより、貴重な集中力の高い時間を無駄にしてしまっているのです。
したがって、FLOWフェーズを意識し、
起床直後からスマホを遠ざけることが不可欠となります。
スマホ操作は、夕方以降に控えるようにしましょう。
朝の短い時間をスマホから守り、集中力を維持することが、FLOWへの第二の近道になります。

「FLOW」にアクセスする為の第3段階

「3つのトリガー」
「明確な目標」
そしてついに、実際にフローに入るためのトリガーが3つあります。
1つ目は「明確な目標」を設定することです。
作業の完了時間を分刻みで決め、きっちりとタイムリミットを設けましょう。
例えば「午前11時までにこの課題を終える」といった具合です。

「速いフィードバック」
これにより自然と次のトリガーである「速いフィードバック」を生み出せます。
時間が過ぎるごとに、目標達成が可能かどうかの確実なフィードバックを得られるようになり、さらなる集中を促します。

「少し難しい挑戦」
2つ目のトリガーは「少し難しい挑戦」です。
自分のレベルに対してあまりにも簡単過ぎる課題だと、
退屈を感じてしまい集中できません。
逆にレベルが高過ぎると、不安から集中できなくなります。
プロの研究では、現在の自分の能力プラス4%程度の難しさがベストだと言われています。
つまり、全力を出せばギリギリできそうな課題に取り組むのが理想なのです。


この3つの条件、明確な目標、速いフィードバック、少し難しい挑戦が揃えば、自然とFLOWに入りやすくなります。
ただし、FLOWに完全に入るには更なる一手間が必要です。
FLOWに入るまでには約20分の時間を要するサイクルがあり、
この間が正に正念場なのです。


「FLOW」にアクセスする為の第4段階

「20分の戦い」
作業開始から20分間は、脳内でストレスホルモンのコルチゾールが大量に分泌されます。
この影響で、作業を投げ出したくなる強い誘惑に駆られます。
しかし、この20分の壁を乗り越えられれば、快感物質のドーパミンなどが放出され始め、ようやくフロー状態へと移行できるのです。

つまり、最初の20分が正に正念場となります。
この時間を乗り越えられるかどうかがフローへの入り口を決めるのです。
この20分間の辛抱強さが試されるわけですが、
この時間が一番辛いことを理解していれば、乗り越えやすくなります。

歴史に残る偉人たちは、みなこのFLOW状態を経験し、
圧倒的な成果を上げてきました。
FLOWを活用できれば、短時間で最高の結果を残せるようになります。
一方で、FLOWに入れずに費やした時間は、
無駄以外の何物でもありません。
FLOWへの入り方を理解し実践すること、これが生産性を飛躍的に高める最短の方法なのです。

「FLOWブロッカーの排除」
「FLOWフェーズの活用」
「3つのトリガーの実践」
「20分の正念場」
の乗り越えに挑戦しましょう。努力次第で、誰でもFLOW状態にアクセスできるようになり、桁違いの能力を発揮できるはずです。


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