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マレーシア滞在記vol4. ~世界一美味しいベジバーガー!🍔~

クアラルンプールに来てから間も無く1ヶ月。
ラクサやロティ、パンミー・・・「うんまぁ〜!!」と舌鼓を打ったことは何度もあったけど、一番美味しかったものは何かと聞かれると、私はこう答えるでしょう。

Ador cafeで食べた、肉を使ってないハンバーガー


ベジタリアンになってから5年。
国内外を旅行するたびに、ベジバーガー(肉を使わないハンバーガー)を試してきました。ヴィーガンやベジタリアンが少ない日本でも、インバウンド対応なのか、環境負荷を考えてなのか、少しずつミートフリーなハンバーガーを扱う店が増えてきました。

でも、どこで食べても「わざわざこれを食べに行きたい!!」というものはなく、大豆ミートの加工品独特の味気なさをソースで誤魔化したハンバーガーや(それでもメニューにないよりは絶対良いんだけど)、個人のお店で出してるものも単品で2000円以上することもあり、相対的な魅力は下がってしまうのもばかりでした。

そんな中、クアラルンプールのベジタリアンレストランを調べてみると、東京よりもヒットが多い気がします。

ヴィーガンは少しハードル高そうですが、ベジタリアン(ペスカタリアン)なら食事に困ることはまずありません。

ベジタリアンカップ麺も普通のスーパーに置いてる(しかも美味しい)


滞在先の近所で見つけた絶品レストラン

日本でのベジバーガー体験のおかげで、期待値もそんなに高くなかった私たち。適当にGoogle mapでヒットした近所のモール内にあるレストランに行ってみることに。

それがこちら。

冷蔵庫並みにキンキンに冷えた店内

まだ早い時間でお客さんもまばらでしたが、気になっていたBeyond Meat(牛肉の分子構造をMRIにかけ分析し、牛肉の食感を再現した植物性代替肉)を使ったハンバーガーもあったので、そちらとチキン風バーガーを注文。


ででん!!

バンズに色をつけるのこっちで流行ってるっぽい

これがビヨンドミートか・・・。確かに今まで食べてきた大豆ミートのハンバーグとまっっっっっったく違う。特に肉の繊維っぽさの再現性や、旨味とスモーキーなフレーバーがソースに頼らない「ハンバーガーっぽさ」をしっかり担っているじゃありませんか。

断面を見るとマジで見分けがつかない
こっちは真っ黒バンズ(チキンサンド)

このチキンバーガーも、このチキンに相当するものが何で出来ているのか分からないので、帰国までに行ってもう一度聞いてこようと思う。

が、このレストランがすごいのは、素材の味に対する研究だけじゃなく、調理法がとても秀逸なところ。このチキンも食べるたびに軟骨を食べているのかと思わせるほどのカリッと具合で、野菜もブロッコリースプラウトとかレタスとか水菜とか葉物だけでもいろんな食感のものが入っており、全体のバランスを抜群に調和させている。。。。

もう、一口かぶりついては、「ふんぬぁ・・・(おいしい・・・)」と唸りながら噛み締めてしまうような始末。

お値段は二人で100RM(3000円ぐらい)だったので、こちらの物価からするとファーストフード2回分ぐらいの価格設定なのですが、満足度にするとファーストフードの20倍はあるのでKLでハンバーガー食べたいなと思ったらぜひ選択肢に入れてほしいお店です。

ちゃんと「ハンバーガー」として美味しい

ちなみに、夫はベジタリアンじゃなくて普通のハンバーガーが大好きな人なんですが、その夫が食べたハムサンド(表紙の写真)に至っては、食べても「本当のお肉だと思う」と言ってたぐらいでした。

意識の高い人だけが、わざわざ探して「本物のハンバーガーの代わりに食べる料理」ではなく、ベジタリアンじゃない人も進んで食べたくなるような美味しい料理であることは、代替肉の裾野を広げるためにも大切なことですよね。



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