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認知行動療法

僕は工学部出身であり、職業はエンジニアであるために医療分野については全く知識がありません。
そんな僕ですが元彼女のうつ病について調べていたときに、認知行動療法を知りました。

認知行動療法とは認知に働きかけることで、ストレスなどの心の問題を軽減する心理療法です。

認知とは、ものごとの捉え方や受け取り方のことです。人の行動や気持ちのコンディションには、認知が大きく影響しています。認知にくせがあると、何気ない出来事1つにも大きなストレスを感じるようになります。

認知行動療法では、医師やカウンセラーによるカウンセリングなどを通して、認知の偏りを少しずつ修正していくのが狙いです。患者の認知が整えられることで行動に変化が生じ、これまで不安や恐怖を感じていた場面や事柄でのストレス軽減を目指します。

出典:Terapi

彼女に提案する前に自分でどんなものか理解しようと思い、認知行動療法に関する本を購入し読んでみました。
読みやすく、イメージしやすいだろうと思い、僕は「マンガでやさしくわかる認知行動療法」を購入しました。
この本はタイトルの通りマンガ仕立てであるため、まず認知行動療法がどんなものかを理解するには非常に良い本です。
そしてこの本を読み、認知行動療法の考え方は彼女はもちろん現代社会を生きる人にとって非常に重要な考え方だと思い、早速提案してみました。
結果的に彼女は「私はこういうの嫌いなんだよね」「こんなものではなく、私が落ち込んだときにあなたが私の味方だと言ってくれることが私にとっての一番の薬であり、治療なんだよね」ということでした。
彼女の気持ちも分かるんですが、僕としては過去に彼女と向き合ってそんな簡単な話ではなかったからこそ、僕なりに一生懸命考えた提案だったので残念でした。

そうは言っても本人が望まないのであれば、僕が無理やり押し付けるわけにはいかないですよね。
でも認知行動療法の考え方は非常にいいなと思っていたので、改めて僕が本を読み直しました。
この考え方を知ったおかげで、僕は仕事や人間関係でストレスが溜まったりした時に、自分は今どんな状況かな?と客観視するクセがつくようになった気がします。
また自分自身も変わりたいと思い「相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係」を読みました。
この本には過去の自分の行動などに対してハッとさせられることも書かれており、僕自身すごく勉強になりました。

最終的に彼女との関係を続けることはできませんでしたが、良い人生経験になったと思います。
彼女のことで思い悩みすぎて僕がうつ病になったのは辛かったですが、普通に生活をしていたらなかなか知り得ないメンタル維持の考え方などを知ることができました。
でも人をなかなか好きになることがない僕が唯一好きになった人なのに、上手くいかなかったことに対して悔やむ気持ちも大きいです。

そのためnoteに僕の人生や元彼女との生活を投稿しているのは、僕にとってのちょっとした認知行動療法と思っています。

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