〜就活の違和感⑥〜 心で分かっていて、頭で解ろうとしている時
1,心と頭の矛盾
人間、頭と心の見解が一致している時の判断は迷いません。
でも、直感的に正しいと思っていても、その決断が自分にとって不利益になってしまう可能性を秘めている時(往々にして周りの人と違うことをする時)には、判断に迷うものです。
そんな時に、その人の深い一面が垣間見れることが多いです。
2,無意識の認知と意識的な理解
人が「解釈」するプロセスの前には、「認知」経路をたどる場合と、事実の「理解」経路をたどる場合の2種類に分かれます。
「認知」は、目の前で起こった事実に対して、これまでの経験を軸に直感的に解釈する場合。
「理解」は、目の前で起こった事実に対して、現在・将来の自分にどんなメリットやデメリットがあるかを合理的に判断しようと解釈する場合。
これが、心で分かろうとする時と、頭で分かろうとする時の違いに直結します。
3,プランド・ハップンスタンス・セオリー
この言葉は、人事業界では良く使われるので、ご存知の方も多いと思いますが、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱されたキャリアに対する考え方。
「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然をできるだけ計画的に発生させ、自分のキャリアを良いものにしていこう」という考え方。「計画的偶発性理論」と訳される。
つまり、あなたが頭で考えても、その判断が合理的に正しいかどうかなんて、2割しか合っていないということを示しています。
38年間生きてきて、私自身も本当にそうだなぁと感じています。
結局のところ、その判断が正しかったと、後々思える為に、与えられた環境の中でガムシャラに頑張ることの方がよっぽど意味があるのだと、筆者は考えています。
そう考えると、これまでの自分の経験から、直感的に物事を判断することも悪く無いように思いますよね。
万人にお勧めできるやり方ではありませんが、大したことないオツムで考え抜いて、それでも迷った時には自分の直感を信じてみると良いでしょう。
因みに写真は、お菓子を買ってもらえなくて、スネたまま眠りに落ちてしまった娘の写真。
その日、2回目のお菓子だったので、頭では買ってもらえないと分かっていても、心では分からない瞬間でした。。。
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