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入り口を考える

歳を取ったなと思います。わたしよりも若い人が周りに増えてきているからなのですが、それだけで片付けられないような変化もあります。

白髪が増えてきていたり、ぎっくり腰みたいな感じにもなったり、イメージと現実のギャップが大きくて体力の衰えを感じたりしています。

他にも、誰かと話す内容がライフステージ的に進んでいたり、やたらと説教臭いようなことを考えてしまったり、難しく考えているところがあったり…他にも、勉強するのって楽しいなと思ったりしていることです。

最近は、季節がらこれまでのことをよく振り返ったりしている時間が多いのですが、なぜか物理学の本を読んでみたり、行動経済学の勉強をしてみたり、あまり読まない小説を図書館で借りてしまいました。

勉強をしろと言われたりしていますが、でも今している勉強が一番面白いなと思っています。小説を借りたのは、4月1日の村上春樹さんの入学式のお祝いの言葉です。社会にも心があって、小説は心の隙間を繋いでいくものだといい、村上春樹さんの本を早速手に取ったということです。


新たな分野に顔を出してみるのには、なんらかのきっかけが存在するものだと思います。知的好奇心だったり、理由なんてないということもよくあると思いますが、そんな状態ではこれまで知りもしない行動経済学なんて出会いません。そもそも行動経済学なんて聞いたことなかったんです。

そうやって面白い勉強に最近よく出会う感じが率直な意見です。

学校の勉強が楽しかった記憶ってあまりありません。でも、おもしろい本はとても面白いし、つまらないものはつまらないです。やっぱり入り口が教科書だとつまらないと感じてしまいます。

勉強が面白くなるには入り口とかってとても大切なんだと思います。

そして、その入り口はおそらく、「おもしろそう」です。


学校の図書館ですが、学校の校風によって変わってくるんだと思います。ですが、やっぱり学校に「相応しいであろう本」が並んでるイメージです。堅苦しい図書館が多いんではないかなと思います。

中国春秋時代の入り口はキングダムでいいと思っています。

歴史が好きになるには房野史典さんの本がいいと思います。


ただ単に「本を読め」とか「勉強しろ」はいうのは簡単なのですが、そんなおもしろい入り口があったらもっと早くに勉強してたり、もっともっと勉強していたのかなとか考えてしまいます。


歳をとって、それらの大人がよく言いそうな言葉を言いがちな年齢になりました。もう少し、違う入り口を伝えられるようになりたいと思います。

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