今日を大切に過ごす為に。
お久しぶりです。
こーたです。
以前投稿したのが、2020年6月。
当時はメルボルンでロックダウンの最中でした。
そこから状況はすっかり変わり、今は東京で仕事をしています。
新生活が始まって2ヶ月も過ぎ、相変わらずのコロナには辟易としていますが、新しいことを始めようと模索し始めました。
好きなことやりたいなって思いながら過ごしてきた29年間。
唯一やっていない事に気がつきました。
それがフィルムカメラ。
ずっとデジタル一眼で撮影をしていました。
思うまま気の向くまま、シャッターを切りまくっていました。
でもなんだか違和感を感じる事もありました。
その瞬間を大切に残したいのに、
頭の中では深く考えないで切るシャッター。
心と頭が別々のところに行っているような。
もっと、1枚を大切に撮りたいと思いました。
もっと、大切に毎日を過ごしたいと思いました。
平日は仕事に忙殺されて、いつの間にか夜。
帰って寝たらすぐに朝。
そんな毎日が2ヶ月も続くと、自分が今ここで頑張っている意味も分からなくなりそうでした。
だから1日を大切にしたいと思った。
生きている今日を大切にしたいと思った。
大切な今日を、ちゃんと残したいと思った。
だから、数に限りのあるフィルムカメラをやろうって決めた。
最初は写ルンです。を買った。
高いカメラっていらないと思って。
高いカメラだから、高いレンズだから、大切な1日を残せるわけじゃない。
1300円の使い捨てカメラだって、大切な1枚は残せる。
そう思って1週間撮ってみた。
今現像に出しているから、仕上がりは分からない。
デジタルカメラと違って、すぐに確認できないし、撮ったものを消す事もできない。
デジタルに慣れたこの体を清めてくれるような気さえしてくる。
ちゃんと撮れたか分からない。
現像して手元に届くまで、完成が分からない。
この待っている時間も愛おしくなるような。
この時間さえも、大切な1秒になるような。
早く現像できないかな?って思いながら、わくわくと、ちゃんと撮れてるかな?って不安もありながら。
撮れる枚数には限りがあるから、よく見るようになった。
街を光を人を、よく見るようになった。
そしたら、なんだか丁寧に過ごせているような気がした。
心がわくわくした。
日々のストレスが流れていくような気がした。
居場所が分からない都会生活に、居場所をみつけた気もした。
デジタル一眼レフで撮る写真も良いけれど、
毎日を大切に過ごせるフィルムカメラってのも、
とても良い。
これからは、フィルムと共に生活します。
こーた
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