「パクる」

あまりいい言葉に聞こえないかもしれません。

しかし、『学ぶ』ことは『真似る』こと
と言われるように、

マネすることを徹底すると
経験を積み重ねることができて、
結果として上達につながっていきます。

当たり前ですが、
誰かの作ったものをそっくりそのまま、
あたかも自分の物とするのはいけません。

徹底的にパクるのは、
取り組み方や方法、考え方です。

取り組み方や方法、考え方の参考として、
一時期「未来工業」をかなり勉強しました。

未来工業は、電設資材の
製造販売を手掛ける企業として、
業界内で際立った成長を遂げてきました。

創業者は山田昭男さんという方で、
一時期テレビにも良く出ていました。

• 報連相禁止

• 命令禁止

• 70歳定年

• 全員参加の海外旅行

などなど、

ヘンな”きまり”がいくつもあり、
しかも休日数日本一。

それが成長の理由なのだそうです。

残念ながら山田昭男さんはお亡くなりになっており、
現在は長男の方が4代目に就任しています。

前回こちらのnoteでもお伝えした、

経営者が必ずといっていいほど
改革したいと考える、

• 人事評価

• 生産現場改善

• 業務改善

• 品質改善

• 財務改善

のテーマのなかの、

• 生産現場改善

• 業務改善

未来工業からは
この部分を学ばせていただきました。

特に、未来工業の「提案制度」は、
そっくりそのままパクって
とても良い成果を得ることができました。

実際に、オリジナルのシートを作って実施しました。
（うちは300円からスタートしました）

最近、このシートの話をクライアントに紹介したところ、
見せてほしいということで、
事例とともにお話をしました。

ここにも「昔取った杵柄効果」が出ています。

なにか新しい取り組みを一から作ることは
簡単なことではありません。

TTPは、課題が多く、
忙しい企業にとっては、
とてもいい戦略です。

多くの事例に触れながら、
自社に取り入れられそうなところから
一つ一つ実際に試してみる。

そうすることで、会社は変わります。

山田昭男さん曰く、

これくらいの気軽な気持ちで取り組むことで、
他と違う成果を上げる
きっかけを掴むことができます。

ぜひ、気軽にTTPしてみてください！

今日ご紹介した未来工業に関する書籍は、
こちらが参考になると思います。

ちなみに、Amazonで未来工業と検索すると
未来工業製品がいろいろ出てきます。
もしかしたら、あなたのお家にも
使われているかもしれませんよ。