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牡蠣が好きな人のためのオイスターソースを作る。

やっぱり長く続けているもの

長い間、生牡蠣を扱ってきたので、10年経った今では地元で牡蠣って言えばウチ!って言われるくらいまでなったと思う。コロナで多くの飲食業に携わる人の考え方も大きく変わったわけで、多分に漏れず私も、自分の経験とか知識とかもっと活かしたいって考え始めました。コロナ前には、知人の紹介等で中国上海とバンコク近郊の飲食店の運営相談依頼なんかもあって、度々渡航してたこともありました。渡航先の市場やシーフードレストランももちろん行って、アジアと牡蠣と食事って日本以上に密接な関係を肌感しました。そして、日本国内でする商売と外でする商売の将来性も。強味と外部環境から考えると…そう答えは、

「オイスターソース」
でした。

まずは自分の求めるオイスタソースを作る前に、オイスターソースを探求して、様々な文化や料理とオイスターソースの興味深い事実や逸話を紹介しましょう。

オイスターソースって

万能調味料です。
旨味調味料です。
国によって求められる味は違えど、共通なのは牡蠣で作る調味料ってこと。
単体で用いることは、ほぼなく、醤油や酒や砂糖などと一緒に使ったり、隠し味に使ったりする調味料ですね。


オイスターソース誕生の地

オイスターソースとえば広東料理。
もともとは広東省の小さな村で営んでいた食堂で、よくある店主が片づけ忘れで気が付いたら偶然できたという類の話。
それはさておき、その後にマカオにお店を移して本格的にオイスターソース製造を開始したそうです。
そして、広東地方だけでなく中華圏で広く使われ、最近では日本以外でも世界中で知られるようになったんです。
中華料理に新しい味覚が加わったのですね。
中華で蠣油(オイスターソース)の名がつく料理は無数にありますし、
上海に出来たショッピングモールの一番人気のレストランに行ったら、一番人気も二番人気もオイスターソースのシーフード料理でした。美味しかったなぁ~。
日本の西洋料理や和食でも隠し味として重宝されています。
もうこの時点で、私たちもこのミラクルな調味料メーカー目指すぞって感じです。

ベトナム・オイスターソース

お店のバイトのベトナム人留学生に聞きました。
家にあるよく使うソースは?
①ベトナムのソースといえば「ヌクマム」「ニュクマム」。
タイのナンプラー魚醤みたいなもの。
②甘い醤油
③チリソース
④オイスターソース
ベトナムは、中国に対してネガティブな印象を持つ人も多いし、うちのバイトちゃんもそうだけど嫌中感情が高いなと思います。
でも隣国関係だし大国だから経済上のつながりも強いし、今後のベトナム経済発展には欠かせないパートナーであることも事実なはず。
よってベトナムに住む中国人も多いだろうし、同時に食文化も影響大ですよね。そりゃあオイスターソース使うわ。

タイ・オイスターソース

私がタイでお世話になった場所は、シラチャというバンコクから車で2時間。東洋のデトロイトでトヨタ自動車や三菱、日産など日系企業が多くて親日的な国と感じていました。しかし今では、タイにおいても「中国化」。
コロナ明けいち早くウエルカムチャイニーズでのインバウンド観光収入がニュースになってましたよね。中国の一帯一路構想もあるし、タイで存在感を増す中国人と食文化、こちらも影響大大でしょうね。
メーカーも幾つかあるでしょうから作りから材料も違うものですよね。
ネットで見る限り、カオマンガイにオススメ的な感じでレシピ案内も多いので、ナンプラー入りのオイスターソースなどもあると予想します。

日本・オイスターソース

少しでも料理する人なら知っている調味料で、便利で病みつきになる。
困ったときの旨味調味料って感じです。
トップブランドはS&B社ライセンスの李錦記でしょう。
最初にこれ見た時、香港の牡蠣デカッと思ったものです。

でも日本は牡蠣養殖大国だから、いろんな生産地でも地元オイスターソースが存在しますのでオイスターソース大国です。


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