見出し画像

電験三種⑪ ~機械分野:照明・電動機応用・電気加熱・電気化学~

こんにちは、Kotaroです。
今回は機械分野でも小問として出されやすい項目について書いていきます。

■照明   :発光原理や照明の構造、照明計算や照度計算など
■電動機応用:電動機の運動力学、所要動力、負荷の計算など
■電気加熱 :電気に関する熱計算や温度測定器の原理など
■電気化学 :電気エネルギーの計算、電池の特性や仕組みなど

いずれも他項目と関連性の無い独立した内容であり、かつ毎年必ず問題として出てくるものでもない。
意外と機械分野が難しいと言われる要因を作っているのもこいつらのせいじゃないかと思います。
ここら辺の内容って機械系や電気系を専攻していた人でもカリキュラムに無かったり、あったとしても学部で学ぶ内容としてかなり少ないので他の科目とセットになっていることが多いんですよね。
なので、真剣に勉強せずテスト前に丸暗記して終わりといったこともしばしば。
僕は学部時代に電気系の内容を触ったくらいで照明と電動機応用の内容は全く知りませんでした。
しかし、ここら辺の出題のされ方は毎年シンプルなのでマスターしておけば確実に点を抑えることができる項目でもあるので捨てずに頑張っていきましょう!

①式を暗記する

ここの計算問題は本当にシンプルです。
照明は少しだけひねった問題が出てきますが、問題に出てくる数字を式に嵌めれば解けちゃう問題がほとんどです。
出てくる式が少し多いので大変ですが、用語の暗記に比べればずっと少ないので頑張って覚えましょう。
覚え方なのですが、演習問題も少ないので、ふせんに式を書いて机の横やトイレの壁など普段から目にする場所に貼り付けておくのも有効でしょう。
オススメは机近くの壁ですね。
勉強前に一通りふせんの内容に目を通してそこから勉強を始める。
たとえ関連した問題を解かなくても自分の頭に定着しやすくなります。
学生時代にふせんを使った勉強はあまりしなかったのですが、社会人になって勉強時間を確保できなくなってくると、如何に普段の生活に勉強を取り入れることができるのか。
そういった工夫が必要になってくると実感しました。
以下にふせんの書き方例を載せておきます。

ふせんの例。式だけでなく、単位や図も入れておくと頭に定着しやすくなります。

②幾何関係を意識する

この4項目の中で一番大変な項目を強いて言えば照明だと思います。
出てくる式が一番多いのも理由ですが、光の入射や照面の計算など幾何的な問題が多く、ただ公式を暗記するだけでは解けない問題が出てきます。
物理学などで波動の内容を履修している方にとっては光の幾何的な問題は大したことないと思いますが、学んでいない方にとっては慣れるまで時間がかかると思います。
そういった場合は家にある照明器具(手持ちできると理想)を使って色んな角度から床や机を照らしてみて考えると理解が進むかなと思います。
照明は電験三種の中でも少ない実際に手に取って学習できる身近な内容だと思いますのでどうしても解けない場合は実践してみましょう!

③直前期に追い込む

他の項目と違ってここと法規はほとんど丸暗記ができるので最後に追い込んでも間に合うことが多いです。
他の項目に時間を取っておいて、最後にふせん作戦や問題を繰り返し解いて暗記するもの対策の1つとして有効だと思います。
学習計画を立てる際はぜひ最後に回すことも検討してみてください。

今回は丸暗記など脳筋なアドバイスになりましたが、資格試験なので理解できていなくても本番で解ければOKなんです。
色んな考えを持って勉強に取り組んでいきましょう!!
次回は機械分野の最後、制御とコンピュータ関連について書いていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?