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若手だった2008年ごろの会社員生活を振り返ってみる

toconomaも結成15周年ということで、この間は我々が初ライブをした「渋谷HOME」でイベントを開催しました。来てくれたコアファンのみなさんありがとう。面白かったね。けっこうリアルに当時の感情とか思い出して、なんだかタイムスリップした気分。

バンド結成当時の話はこちらの記事でゆるやかに連載しております。そろそろ続き書かなきゃ…。

さて、そんなアニバーサリーなもんですから、僕が新入社員(2007〜2008年)だったころをよく思い出してるんですね。トップ画像は当時の僕です。同期とキャンプ行った時かな?
時代は平成のど真ん中。スマホが登場する数年前です。たしかiPod touchが出た年だと思います。忘年会の景品がソレだった気がする。

色々思い返してみると「よくこんな生活してたな…」と思うことが多々あったので書き記しておきたいと思います。さすがに15年も経つと世の中変わるよな…。

ちなみに僕が新卒で入社したのはいわゆる「広告業界」です。学生の時から広告はブラック!という噂を聞いていたので、僕もそれなりの覚悟をもって就職した記憶があります。※今はかなりホワイトになりました。



①会社に寝袋を常備してた

信じられないですよね…。20代の頃は週に2〜3回は会社に泊まって働いていました。まあ単純に僕がデザインの仕事が好きだった、というのもありますが、会社に泊まるのが許されていた時代です。月の労働時間が300時間超えてたもんな…。その状況でよくバンド組めたよね。ていうか過労死しなくてよかった…。
現在は残業時間は厳しく監視されてますし、22時になると強制的に会社を追い出されます。そもそもリモートワークで誰も出社してません。

②タクシー使い放題だった

深夜まで作業するのが普通だったのでタクシーにはずいぶんお世話になりました。リーマンショック(2012年)までは景気が良かったので、かなり経費には甘かったです。今じゃ役員のハンコをもらえないとタクシーには乗れません。そもそも深夜作業がNGです。夜は寝るのがいちばん!お布団だいすき!

③どのフロアにも喫煙所があった

全フロアの隅に簡易パネルで区切られた喫煙所がありました。いまは全面禁煙が普通ですもんね。ライブハウスですら禁煙が主流だし。フロアに煙が漏れてふつうに臭かった記憶があります。電子タバコなんて無かったですし。ちなみに親父(76歳)の話によると、昭和の時代は自分の机でタバコ吸うのが普通で、灰皿も使わず床で揉み消してそのまま放置、だったそうです。昭和怖い。

④一日中YouTubeを観てるだけのおじさんがいた

たぶん偉い人だったんですけど、仕事してるの見たことない人が生存していました。当時ローンチされたばかりのyoutubeでひたすら動画を鑑賞するおじさん。あとは読書しかしてない。もう定年間近だったと思いますが、今の会社にそんなポジションはありません。なんてのどかな時代だったのでしょう。

⑤通勤時間が辛かった

僕は貯金が貯まるまで実家から出社していたので、片道1時間15分かかりました。とにかく暇でキツかったのを覚えてます。本もあらかた読んじゃったし、音楽もストリーミングが無かったので限界がありました。しょうがないからガラケーでグラディウスをやるんだけど、最終的にめちゃくちゃ上手くなってノーミスクリアしてました。あと地下鉄にケータイの電波が入ってなかったので、ネットが使えないのもきつかったですね。いやースマホ最高だよ…本当にいい時代になったな…。インフラ万歳…。

⑥パワハラがやばかった

平成の中頃といえど、まだ昭和の先輩方がたくさん活躍している時代でした。今思い返すとやべー先輩がいっぱいいましたね。僕がデザイン業務をしてると「下手くそが!おまえ立って俺の作業見とけ!」と言われて蹴りを喰らってそのまま3時間くらい立って見学させられました。周囲からの憐憫の視線が痛かった。パワハラで休職する人もいっぱいいたな…。突然連絡が取れなくなる=「飛ぶ」人もいました。まあパワハラはいまでもあるところにはあるよね。ビッ○モーターとか。セクハラで飛ばされる人も多かったなー。

ちなみにその上司は会社のお金を

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いしばなし

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インストバンドtoconomaのギター石橋がお届けするよもやま話。バンドにまつわること、デザインのこと、コラムなど。SNSでは書ききれない…

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