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書籍「待っていても、はじまらない。」のすべて

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「待っていても、はじまらない。―潔く前に進め」にまつわるすべて。
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それでもまだ遅くない。後悔はきっと幸せの前フリなんだ。

そして、1冊の本になりました――― 不安なのは、君が本気だからだ。 受験に落ちた、就活に失敗した、失恋した、試合に出られなかった、コンペに負けた…人生は「選ばれない」ことの連続かもしれない。でも、そこから新しい一歩が始まっている。 2023年3月29日 刊行 ダイヤモンド社から出ます。 『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』 ぜひ手にとっていただけたらうれしいです。

SNSは自分の代わりに人と会えるのに、どうして鍵を掛けていたのだろう?

SNSで発信しよう。 と、著書「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」の第6章で書きました。 恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなくてTwitterに鍵を掛けていた。自意識の強さ。素直になれない。でも、開いた。僕自身が恥ずかしさを超えた話。どのようにSNSを自分なりに捉えたのか。この第6章の序文を読んでもらえたら嬉しくて、noteに公開させてください。 ※※※ 鍵を掛けていたあの頃恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかった。 コピーライターになって3

【就職・転職活動をしている方へ】面接の前に読んでおきたい自分らしさの伝え方

これだけは覚えて帰ってもらいたいぞ、という話です。 2008年に広告会社の電通に入社、配属されたのは人事局。そこで、たくさんの学生の方に会ってきました。人事局を出た後も、いくつものOB訪問を受ける中で「それはこういうことかな?」と図を書きながら今から書く話をしてきました。 僕自身が、就職活動中に先輩に教えてもらって、すっとーんと気持ちよく腹落ちした「自分自身の整理整頓術」です。少しでも参考になれたらうれしくて、noteに書きますね。 自分らしく、筋を通して?OB訪問でア

お前はこれまで仕事で何人幸せにしてきた?先輩にそう言われて #はっとした

「趣味は何ですか?」 「えーっと、うん、数年前の自分自身のツイートを見ることです」 そう答えるくらいに、過去の自分のツイートを見ている。 指をスライドして、スマホのアプリを何タップかで過去の自分のツイートを見ることができる。タイムマシンはいまだに発明される気配はないけれど、僕にとってスマホはほぼタイムマシン。かなりその役割を果たしている。 自分なんだけど、別人みたいで。変わってないようで、変わったようで。 過去は文字になってただただそこにいる。あちらは何もしてこない

noteで書きつづけたから『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』が完成した

3月4日に刊行します、と朝いちばんにTwitterとFacebookに投稿。 陽が暮れた今もたくさんの人に連絡をいただけてじーんとしています。 いやもうほんとうにありがとうございます。まだ返せていない。ちゃんと一人ひとりに返していきます。 夢があるなと思うし、つづけていくもんだなと心から今思います。 前回、本を出したのは4年前。「待っていても、はじまらない。ー潔く前に進め」(弘文堂)は、noteで全文公開もしている。おかげさまで、Twitter上で、リアルな場でも、読

湯気ある時間をありがとう。

いつがほんとうの終わりなんだろう。 精算に走り回っている今も、お祭りのさなかにいるような感覚になる。たとえば、この2000円の領収書だって、ただの紙切れじゃない。 駅前でのビラ配り、許可をとってやるためには、手続きが必要で、ビラを配りに行く、後ろ姿につながっている。 11月3日(祝・日)に「企画祭〜湯気ある時間〜」というお祭りを開催しました。あの時間のすべてを伝えることは難しいけれど、あの時間をすこしでも共有させてください。 あの日の6時間を、6分に。 撮影・編集は

おもしろそうと思ったら、もうはじまっている。#企画祭 開催に寄せて

縁のない世界だと思ってた。 アイデアとか、企画とか、デザインとか、ね。もちろんそういう仕事があることも知っていたし、テレビで流れるドラマも、映画館で観る映画も、「だれか」がつくったものだけど、その「だれか」がだれかなんて考えたこともなかった。遠い遠い世界の話だと思っていた。のに。 自分の話になっちゃったのは、出会ってしまったからだ。 Twitterに書いたんだけど、もう12年の付き合いになる友人がいる。その彼と出会わなかったら、今、コピーを書いたり、作詞をしたり、言葉の

弱さを感じるのは、大きなものに向き合っている証拠だ。

僕が主宰をする連続講座『企画でメシを食っていく』。 開催される横浜みなとみらい。そこからの帰り道はいつも振り返ってばかり。 ああ、あそこではちがう言葉を選んだ方が良かったな、とか。受けこたえとしてあっちの方がより良かったかもしれない、とか。振り返って、充実感をかみしめながらも、流れていく電車の外の景色を見つめる。 人前に立つ。座る。そして話す。 そうするからには、過剰におどおどしている訳にはいかないし、不安はぐっとこらえて飲み込んで。そう、聞いてくれてるみなさんが心配

不可思議/wonderboyが好きだ。

きょう発売の不可思議/wonderboy「不可思議奇譚」を渋谷のタワレコで買ってきた。 店員さんに「ワンダーランドですか?」と聞き返されたけど気にしない。なんども繰り返し聴きながら、歌詞を読みながら、どうしても今の気持ちを書き留めたくなってnoteに書きます。 「あべちゃんはぜったい好きだと思う」昨年の11月、友人の松居大悟からお薦めしてもらった不可思議/wonderboy。家に帰ってすぐ、検索して聴いてみた。やばかった。ポエトリー・リーディングなんて知らなかったのに。ど

ずっとコピーを書いてきた。でも、コピーを書いてもらったことがなかった。

よろこんでもらえたらうれしい。 こうして言葉にするとすごく当たり前でこまるけど。 僕はこのうれしさを味わいたくて仕事をしている。 こんなこともあった。 たくさん考えて、いくつもの気づきを繋ぎあわせて、未来への提案を言葉にした企画書を1枚ずつめくりながらプレゼンをしているとき。 相手の顔がすこしずつほぐれてきて、じーんと感動しているのが伝わってくると、うれしくて、うれしくて、生きててよかったなぁ…と、大げさでもなくそう思う。 最近、ある人に「阿部さんは僕にとって間違

「あいつ今何してる?」のあいつになりたい。

2016年の1月末のことだ。 社会人同期で同い年の芦田太郎から着信。ひさしぶりの電話なら、ちょっと空気を探ったり、雑談から入ったりしそうなものだけど前置きもない。 「お前に、お願いしたいんだよね。お願いできるかな?」 話を聞くと、芦田が企画、ディレクターをしているテレビ朝日の番組、「あいつ今何してる?」が深夜帯からゴールデンに進出したそうだ。 「お、おう。そうかそうか」 なんて冷静に話を聞いてたけど、本当は驚いてた。 すごいなって。よくぼくらは好きな番組が深夜から

自分のいちばんのお客さんは過去の自分だと思うから。

えらそうにしている大御所はさっさとどいてくれ。 気合だけは一丁前で、そんなことを思っていた。コピーライターとして働きはじめた、駆け出しの頃の話だ。 そして、その頃の自分と向き合う気持ちで学びの場をつくってる。 僕が好きでいつも聴いていて、そして、プロデュースを担当した映画「アイスと雨音」でも密に過ごした、アコギ ✕ ラップの二人組・MOROHAの「三文銭」という曲にこんなフレーズがある。 順番待ちにチャンスは来ない あぐらかく大御所はちゃっちゃと消えろ みんなに向け

僕はこれから「企画の地産地消」を全国に増やそうと思う。

タイミングはもう、今しかない気がする。 1、「地元」とは、その地を愛する心を指す。 2、「企画の地産地消」を増やす。 3、「お節介なよそもの」になろう。 2019年7月、この3つを意識して「地元でメシを食っていく」というイベントをはじめます。僕なりの伏線回収。あの日、あの時の出来事をむすんでいくように心に決めました。 ここまでのあらすじ2015年5月、企画を学ぶ連続講座「企画でメシを食っていく」を立ち上げました。横浜みなとみならいの「BUKATSUDO」で開催しています

「僕じゃ駄目かな?」からはじまるマイケル・ジャクソンの伝説に学ぶこと。

この10日間、夢中になって追いかけていた。 調べて、調べて、調べて。マイケル・ジャクソンの輪郭を少しずつ浮き彫りにしていく。知りたくなってさらに追いかける。 「魅力がない人なんていない」 だから興味の扉は開けておこう。なにかある。気になること。知りたいこと。かならずそこにはあるから、まず調べてみよう。ということを僕は、つねづね企画の講義でいつも伝えている。そう信じられるようになったのは、あらゆる領域の企画をするようになったからだと思う。 2015年から僕は「企画でメシ