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映画「君が君で君だ」感想まとめ

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映画「君が君で君だ」にまつわるnoteまとめ! 〜この愛は純情か、それとも異常か〜 「尾崎豊」「ブラピ」「坂本龍馬」になりきり10年。君のことが大好きだから、君の好きな男にな… もっと読む
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#日記

学びの場は夢を見る

学びの場が夢見ること。 社会人になり、仕事をしていくうちに思ったことがある。瞬間的に弾ける一過性の仕事も素敵だけど、願わくば一生残るような仕事をしたい。 コピーライターとして広告の仕事をしてきたのも大きいと思う。打上げ花火のような華やかさを求められることが多かった。けれど、ほのかに心に灯りつづけるような仕事もしたい。そのためにはどうすればいいかをずっと考えていた。 2008年、会社に入社して配属されたのは、人事局。 研修や講演会を担当していたときのことを今でも覚えてい

君は、君でいいんだよといってくれる人が、2番目に大事

誰しも、人生のどこかのタイミングで「自分のことを、心から好きになってくれる人なんかいない」と、思ってしまう時がある(あった)。 もちろん、こういう自己肯定感みたいなものは、育った環境、親との接し方や兄弟構成、学校での友達との関係性などが大きく影響しているのだろうけど、絶対、誰しも挫折感を味わっているのではないだろうか。 ---- ここ先々週〜先週にかけて、私は「自分なんてダメだ、周りの人を不幸にしてしまうから、関わってはダメだ。」と一人になると考えてしまっていて

世界には二種類の映画が存在する。

ひとつは、答えを教えてくれる映画。もうひとつは、問いを投げかけられる映画。敬愛する先輩から教えてもらったその言葉。わーっと心の中で驚いてしまった。これまで観てきた幾つもの映画が頭に浮かんで、うんうんと強く頷いた。 すぐに思い出したのは中学生の頃。家族で観に行った映画「アルマゲドン」。もうね、ひと言「すげえ!」。とにかくすごかった。物語という名のジェットコースターに乗って、ドツドツドツと少しずつ速度を上げてピークに達したあたりで落下し、即座に急上昇、振り回されながらも恍惚のク

自分の愛は最強だって信じたい

私は元F1レーサーのミハエル・シューマッハが大好きだ。 98年最終戦鈴鹿、ミカ・ハッキネンと争っていたワールドチャンピオンがここで勝てば決まる。 予選トップ、ポールポジションで迎えたスタート。 しかし、まさかのエンスト。 再スタート最後尾になってしまった。 でも彼は諦めていなかった。 赤いマシンは最後尾から鬼気迫るオーバーテイクを積み重ねてゆく。 シルバーのマクラーレン、見えた! もう少し、もう少しで掴めそう! その瞬間、タイヤがぱちんとはち切れた。 力なくマシンを止め、し

10年後なにしてると思う?

と、10年前の自分に聞いたら…なんて答えるだろうなあ。たぶんちょっと困った顔をして「えーっと、うーん…どうでしょうねえ」とか言いながらごまかしてそう。万が一ですよ。ちゃんと答えていたとしてもきっとハズしてる。だって平成最後の夏、2018年。コピーライターになって、その後、映画のプロデューサーをしてる未来なんて当てられっこいから。ぜったい。 人生は、伏線だ。人生には伏線であふれていて、それを回収していくと面白くなる。そんなことを思いながら日々過ごしている。アメフトをずっとやっ

行き場を失った愛情は、どこへいくのだろう。映画『君が君で君だ』

好きで、好きで、大好きすぎて、 どうにかなりそう。既に付き合ってるカップル同士であれば、 のろけ話はどうぞご自由に。という感じだが、これが片思いとなれば、話は別だ。 特に、男子の片思いの場合は。 映画『君が君で君だ』の試写会に行ってきた。 まずは、あらすじを読んでほしい。 大好きな女の子の好きな男になりきり、自分の名前すら捨て去った10年間。 彼女のあとをつけて、こっそり写真を撮る。彼女と同じ時間に同じ食べものを食べる。向かい合うアパートの一室に身を潜め、決して、彼女に

「君が君で君だ」から好きなんだ。

阿部広太郎さんにお招きいただいて、「君が君で君だ」の試写会に行ってきた。ネタバレになってしまうので詳しいことは書かない。でも、ひとつだけ断言できる、絶対に見たほうがいい。 「ねぇ、いまの彼女のどこが好きなの?」 「なんで私のこと好きになったの?」 誰しもこんなことを口ばしったことがあるのではないだろうか。そして、それに対する答えはこんな感じ。 「優しいところかな。可愛いし」 「え、全部だよ。ぜーんぶ」 果たして本当にそうなのだろうか。 優しいところや可愛いところがなく