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【音楽鑑賞】あなたはCD派?サブスク派?音がいいのはどっち?

こんにちは。
音楽家のこうたろうです。

ちらほらニュースサイトを見ていたら「18歳息子が「画期的すぎて驚くだろうな」と教えたら…CD世代の母から予想外な答え!」という記事が面白かったのでシェアしつつ、プロ目線で音がいいのはどっちなのか?などもお伝えしていこうと思います。


サブスクの呪縛

内容は18歳の息子がCD世代の母親に、「画期的過ぎて驚くだろうなぁ」と思いながら音楽のサブスクリプションシステムについて説明したら

「お金を払い続けるのをやめたら聞けないなんて恐ろしいシステムね」

と言われたという内容でした。

なるほど。。。
このCD vs サブスク問題は音楽家の中でも賛否が分かれるもの。

音楽を発信するときにどちらを選択するかは悩みの種になるんです。

またこのCD世代の母親は「CDだと推しの押し付けができる」というもの。

確かに「これ聴いてみて」とプレゼントすることができます。

音がいいのは?

Kotaro Studioの記事より

現在音楽の発信方法で最も音がいいのはレコードになります。

なんちゃらハイレゾも、DSDも、ドルビーなんちゃらも
どんなテクノロジーもレコードの音質を超えることはありません。

なぜ?

かなり詳しい解説はKotaro Studioにて発信しているので
興味のある方はチェックしてみてください。
発売されているレコードの中には
実はCDよりも音が悪いものも存在しています。

レコードの次に来るのが
なんちゃらハイレゾやDSDなどの高音質デジタルコンテンツ。

ですが、正直筆者のような専門家もしくは
相当なオーディオマニアでなければ
これらの高音質に触れる機会はほとんどありません。

仮にDSDファイルを入手したとして
どうやって再生するかわからないですよね。
なんちゃらハイレゾも基本的にちゃんと機器を選ばないと
実は勝手に低音質に変換されて聴いてる人も結構いるんです。

となると、実質次に音がいいのがCDということになります。
(厳密にはDVDですが、ここは割愛)

CDの次がAmazonやAppleなどの配信ストア。
その次が(無料版)スポテイファイなんですね。

つまりサブスクの高音質といってもCDよりもデジタル上音質が低いことがほとんどなんです。

違いはほとんどわからない?

AmazonやAppleなどの配信ストアの音と
有料のスポティファイの音

CDと聴き比べてもほとんど違いはわかりません。

配信の場合可変ビットレート・・・
おっとまたマニアックになってしまうところでした。

今回の記事のCD世代の母親の意見はメリットだけをみると

CDのメリット

  • サブスクよりも高音質

  • 手元に残る

  • 推しを押し付けられる

  • スマホが壊れても楽しめる

サブスクのメリット

  • 膨大な数の曲が聴き放題

  • 手元にないのでミニマリズムな暮らしができる

料金面ではどちらがお得か?

メリットを書き出してみるとサブスクのメリットって
実は少なかったりしますよね。
もし、こんなメリットもあるのでは?
などあればコメント欄で教えて欲しいです。

さて、料金面ではどうでしょうか。

仮に1ヶ月1000円のサブスクだとすると、年間1万2千円ですから
5年間で6万円。

5年間って結構すぐですよね。
Amazonのプライム会員なんてもう5年くらい余裕で経ってる方いるんじゃないでしょうか。

CDの場合だと一枚平均して2000円程度でしょうか。

6万円だと30枚程度になります。

さて、サブスクで5年間聴いたとしても実はアルバム数にして30枚ほどをループしていたりしませんか?

おまけに今回の話ででてきました
5年後に解約するともう手元に何も残りません。
CDだともうしばらく音楽を購入するのやめよう。。。
と思っても30枚残るので次に購入するまで楽しむことができます。

このように考えるとCDのメリットまだまだ大きいなと感じるわけです。

いえ、決して筆者がCD派で
CDの良さをプレゼンしているわけではないんです。

実際筆者の音楽ブランドCuranz Soundsで取り扱っている商品は
サブスク配信のみ・・・

発信者側のメリット・デメリット

ちょっと裏事情をお伝えすると
音楽家側、つまり発信者側にもメリットデメリットがあります。

デメリットはズバリ在庫管理リスク。

これは商品を取り扱う人は共通ですのでデメリットにするのはどうかと思いますがやはりサブスクはそういう面で精神衛生上楽です。

CDの場合真夏は在庫管理のために
高温の部屋に置いておくわけにはいかなかったりいろいろ気を使います。

一方でメリットはやはり粗利に即効性があるということ。

サブスクは伸びていくまでに時間がかかりますが
CDの場合は販路さえしっかりもっていれば粗利を立てやすくなります。

またCD世代の母親の意見のように
推しを押し付けられるという点がすごくありがたい限りで

筆者も過去にCDとして発売していた作品は5種類ほどありますが

一人の方が友人に配るからと
10枚買ってくださったりというのは結構日常的だったりします。

まさにアイドルの握手券?と同じですよね。
あれはサブスクでは機能しないビジネス上のメリットだったりします。

音楽家として当然売り上げが伸びれば
次の作品の設備投資や企画の大規模化なども可能になり
さらに上質な音をみなさんに還元できるため嬉しいわけです。

みなさんは普段どのように音楽を聴きますか?

CD派?サブスク派?
それともレコード派?

よかったら是非コメント欄で教えてください!

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