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手紙、はじめました。

近年インターネットをはじめ技術が進歩して、メールが当たり前になりLINEとかも生活に溶け込んでいて、離れた人とのやり取りってとても簡単になったじゃないですか。

年賀状とかもほとんどやり取りしなくなったし、まあ当然と言えば当然の流れだと思うんですよね。

ただ大人になるにつれ、不便さを楽しむ良さ、みたいな物も大事かなあなんて思うことがあります。

例えば本も、電子書籍が便利なことはわかってるけど基本的に僕は紙の本が読みたい。
紙をめくっていくあの時間を含めて読書だと思ってます。

車だって、エンジンをかけるときは鍵を回したい。
ボタン1つでエンジンかかっても、今から車に乗るぞって感じがしないんですよね。

そんな僕は、今だからこそ手紙って良いなと思ったんです。

僕はミドリが作ってるMDシリーズが好きなので、MDシリーズの便箋と封筒、そしてついでにMDの万年筆も買いました。

MDの万年筆はリリース時から気になってたけど、たまたま本屋で1本だけ見かけたので衝動買いなんですけど。

万年筆を使うと、自然と丁寧に文字を書く自分に出会います。
万年筆の中ではMDは大分書きやすい印象だけど、それでも普通のボールペンのようにさらさらと書けるわけではないので、丁寧に書くようになるんでしょう。

そう考えると、万年筆もある意味不便さを楽しむ物なのかもしれないです。
便利な世の中になったからこそ、こういう楽しみも大人かなと思います。

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インスタのストーリーでこんな気取った投稿もしました。

おしゃれ(笑)


さぁそれではこのセットで初めて書いた手紙は何かというと、企業への抗議文です。
抗議文というのかわからないですが。

…大分話が穏やかじゃなくなってきましたね。

僕は普段そこまでお店や企業の対応等に腹を立てる方ではないし、腹を立てても美味しいご飯を食べれば忘れる方なんですが、先日夫婦に起きた出来事はあまりにも腹が立ったので一筆申し上げることになりました。

今の御時世、ネットの口コミ等でいくらでも気軽に文句を言うことはできます。
ただ別に世間一般に知らしめたいわけでも無いので、それは違うなと。
だからこのnoteに経緯を書く気もありませんが、とにかく腹立たしいことこの上なかった。
怒髪天を衝くとはこのことか。

つらつらと、淡々と起こった出来事を書いて、
最後は「貴社の益々の発展をお祈りしております」で締めました。

その前に書いた「貴社の方針が上記のような内容で、何も問題が無いということであれば本状は破棄していただいて構いません。二度と利用することは無いので御安心ください。」という二文に怒りが滲み出てますが、書いちゃったもんは消せないからね。
指一本で押せるバックスペースキーはついてないんでね。


実は丁寧に文字を書きながら、自分はなぜ腹が立ったのか、とかを冷静に見つめ直すことができて、手紙を書ききった時には結構スッキリしてたんですよ。
なんも解決してないし、二度と利用しないのも変わらないんですけど。

でも目の前にはビッシリ文字が書かれた便箋と、インクが減った万年筆があって。

結局丁寧に封筒に封をして投函しました。

こちらの宛名は無しの匿名で。

改めて考えると普通メールだとこちら側の情報って絶対相手に残るんですよね。
名前書かなくてもメールアドレスは相手方に通知されるわけで。

不便さを楽しみつつ、不便さには恩恵もあるんじゃないかなと思うのでした。




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